入門その頃のバス

バス用語辞典

バス用語辞典 や行

やこう・ばす【夜行バス】
夜行バス 深夜に始発地を出発し、翌朝に目的地に到着する長距離バスを指す。

ゆうせん・せき【優先席】
優先席 身体障碍者、高齢者、妊婦、乳幼児を連れている人が優先的に着席するための座席。1970年代から、シルバーシート、譲り合いシートなどの名前で、設定されていた。
2000年代に入り、バリアフリー法により、乗降口に近い位置に3席以上(中型バスは2席以上、小型バスは1席以上)の設置が義務づけられた。通常席とは、色彩の区別をつけることが必要。もっとも、座席全体の色彩もバリアフリー法による配慮が必要なため、青系色で通常席とは明度などで差をつける場合が多い。
ゆうらん・ばす【遊覧バス】
遊覧バス 観光地を遊覧するバスのことで、定期観光バスとは同義語。
1928年に亀の井自動車が運行を開始した「地獄めぐり遊覧バス」がその発祥と言われる。現在でも、遊覧バスという名称で運行する定期観光バスもあるほか、名古屋遊覧バス、長崎遊覧バスなど、社名に遊覧バスが入る会社もある。
(画像は、亀の井バスが復刻販売したCDで、遊覧バスのガイドの案内を録音したもの)
→定期観光バス
ゆか・だん・あげ【床段上げ】
標準床の貸切バスなどで、視界を良くするためや床下に冷房エンジンやタイヤハウスなどを収めるため、客席部分の床面を上げたもの。

ようじ・せんよう・しゃ【幼児専用車】
幼児専用車 道路運送車両法により、専ら幼児の運送の用に供する自動車として定められた自動車。幼稚園バスなどのマイクロバスがこれに当たる。
通常のマイクロバスと異なり、幼児用の補助席が設置できない、立ち席の設定ができない、非常口を設ける必要があるなど、決められた条件があるため、車両メーカーでは幼児バスとしての専用の仕様を用意している場合が多い。
ようしゃ【傭車】
貸切バス事業などで、自社が受注した仕事を他の事業者に依頼すること。
よこ・おき・えんじん【横置きエンジン】
車両の進行方向に対し、エンジンのクランク軸が直角になるようなエンジンの置き方。バスの場合、エンジンルームの客席への張り出しを少なくできるため、客室定員が多く確保できるメリットがある。その一方で、トランスミッションから駆動軸へ動力伝達する際に方向転換が必要になる。
よねんしょうしつ・しき・えんじん【予燃焼室式エンジン】
主燃焼室(シリンダー)のほかに多数の小孔で結ばれた小部屋(予燃焼室)を持つ燃焼室形式。燃料はまずこの予燃焼室内へ噴射され、そこで生じた高温高圧のガスが残りの燃料を主燃焼室の空気中に吹き出し、完全燃焼させる。
噴射装置が簡単で噴射圧力が低くて済むメリットがある一方、燃焼消費量が多く、燃焼室の構造が複雑になるデメリットがある。
よび・しゃ【予備車】
予備となる車両。道路運送法によると、一般乗合事業においては、1営業所毎に最低5両の常用車及び1両の予備車を配置することが定められている。
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