「入門その頃のバス」トリセツ(2)
取扱説明書には、お使いになる方や他の人への危害と財産への損害を未然に防ぎ、安全に正しくお使いいただくために、重要な内容を記載しています。次の内容をよく理解してからお読みになると、効率的にページを参照することができます。ページの見方
メニューページ
各ページには、「入門その頃のバス」のメニューページから入ります。
章立てはChapter1〜11の11章となっています。それぞれ取扱っている車種や分類方法などが異なりますが、数字の色が青色の章はボディからのアプローチ、緑の章はシャーシからのアプローチ、黄色の章はその双方が含まれたアプローチになっています。
各ページ
ボディとシャーシの区別
各ページに入ると、タイトル部分に先ほどの青と緑色を使ったアイコンがあります。ここで、そのページが、ボディからのアプローチなのか、シャーシからのアプローチなのか、あるいは両方を含んだアプローチなのかを確認できます。
掲載している系列の概要
シャーシからアプローチした各ページで解説している車両の系列について、その系譜を表にしてあります。
同じライン上にある系列は、サイズや用途などを踏襲した後継車であると思ってください。ここで示したいすゞの路線バスで言うと、1950〜63年の間に製造されたBCが1963年にBUにモデルチェンジしたという流れになります。
各系列の中の型式の分類
解説する各系列ごとに、分類表を掲載しています。
製造年とエンジン型式・出力を横軸方向に、軸距離(ホイールベース)を縦軸にとり、該当する型式を記載しています。
ここで示したいすゞBUでは、軸距5000mmはBU10で、1967年からD920Hという直噴エンジンを採用したBU10Dが加わったことが分かります。
文字修飾は、紫=直噴エンジン、朱色=ガソリンエンジン、青=ターボ付、緑=中ドア専用シャーシ、下線付=フレーム付シャーシなどの区別に用いています。
もっと詳しく知るには
長期間にわたって製造された系列の場合、モデルチェンジによる変化の多さや、その間に増加したバリエーション展開などで、記載内容がかなり多くなるケースも出てきます。
このような場合、詳細については「いすゞBUの詳細」というような孫ページを設けて、そこで細かく記載するようにしています。
系列ごとのページでは大きな流れを理解していただき、詳細ページで細かいバリエーションを理解していただくという趣旨になります。
この詳細ページは、すべての系列で用意しているわけではありません。
掲載している車両
1980年代を中心にした車両を取り上げています
「入門その頃のバス」で取り上げているバスは、当サイトで言う“その頃”つまり1980年代に活躍したバスです。
もっとも、それらのベースは既に戦後1950年代には登場しており、そこから記載しないと全容が掴めないという側面もあります。そこで、相当数の系列において、1950年代から取り上げています。
また、1980年代にすべてのメーカーが角張ったバスにモデルチェンジを行っており、それをベースに1990年代も製造が続けられています。そこで、1990年代に至るまでの後継モデルについても、マイナーチェンジの範囲であるなら、可能な限り取り上げています。
このような車両は取り扱っておりません
1990年以降にフルモデルチェンジした車両
サイト対象外となる1990年以降にフルモデルチェンジした車両については、基本的に取り上げないことにします。一例として、下記のような車両が挙げられます。
日野セレガ
白浜駅(2018.7.31)
三菱ニューエアロバス
島鉄本社(2018.10.15)
三菱ニューエアロスター
滝上(2018.7.22)
いすゞガーラ
一関営業所(2018.10.28)
いすゞエルガ
甲府駅(2018.12.10)
富士重工21型
新潟駅(2016.9.9)
リフト付、ノンステ、ワンステなどバリアフリー車両
1990年代中旬から、車いす用リフトを取り付けた車両が登場します。引き続き、床を低くして乗降口のステップの数を減らしたワンステップバス、ノンステップバスが登場します。
これらには、既存車種を改良したものと、新規に登場したモデルとがありますが、いずれにせよ、1980年代との関連性が薄く、2000年に施行された交通バリアフリー法とのつながりが深いことから、ここでは対象外とします。
小型ワンステ・ノンステ
栗駒町(2012.9.16)
中型ロング車
熊本交通C(2018.11.28)
大型ワンステ・ノンステ
白浜駅(2018.7.31)