入門その頃のバス

「入門その頃のバス」トリセツ(3)

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よくある質問

古いバスの写真から、メーカーや種類などを導き出すには、どのようにすればいいですか。
箱形バスなら車体メーカーから、ボンネットバスならボンネットの形状を見てシャーシメーカーから、最初にアプローチするのが近道です。
箱形バスの車体メーカーが分かったら、その車体メーカーがどのシャーシメーカーに架装していたかを調べます。そして、シャーシメーカーを特定するには、前面のライトベゼルの形状、後部のエンジン通気孔の形状などの特徴から特定するのが分かりやすいと思います。
乗用車はボンネット型が主流なのに、バスやトラックのボンネット型が生産されなくなったのはなぜですか。
ボンネット型の場合、ボンネット部分に人や物を乗せられないので、そこがデッドスペースになります。バスやトラックは、いかに多くの人(物)を乗せるかが重要なので、エンジンを客室(運転席、荷台)の下に置いて、デッドスペースを作らないようにしているのです。
どうして昔のバスは、車体メーカーとシャーシメーカーが異なるのですか。
もともと自動車というのは、今のように小型車と大型車とか、貨物用と旅客用とか、それぞれが別のサイズとか性能ではありませんでした。ほぼ似たようなシャーシに、目的によって荷物を載せるのか人を乗せるのか、また人を何人くらい乗せるのかを後天的に決めていました。
従って、自動車メーカーはエンジンや駆動部分を作り、ユーザーに近い販社が目的別の上物を作って販売していたわけです。特にバスの場合は、ユーザー(バス事業者)による要求内容に違いが大きく、それに細かく対応できる車体メーカーが必要だったのです。
車体メーカーがたくさんあった時代には、どのように車体メーカーを選んでいたのですか。
これは当時のバス事業者に聞かないと分からない話ですが、一般論としては、現在のシャーシメーカー選択と同じことです。
つまり、
① 妥当な価格だったから。
② 品質が良かったから。
③ メンテナンス上、同じメーカーで揃える方がメリットがあるから。
④ アフターサービスなど購入後のフォローが行き届いているから。
⑤ 要望する仕様に対応してもらえるから。
⑥ 長いお付き合いがあったり、資本的な関係があるから。
などが考えられます。
バスはどうして地域によって乗り方が違うのですか。
もともとは1ヵ所のドアから乗って、車掌にお金を払い、同じドアから降りればいいだけでした。
昭和40年代に運転士が運転と運賃収受との両方を行うワンマンバスになり、乗り口と降り口を分ける必要が生じ、利用者の乗降区間だけを注視していられない運転士に運賃を支払うことになりました。
その結果、運賃を支払うタイミングで運転士に近い前ドアを利用する方法が一般的になりました。
どこで乗降しても運賃が変わらない「均一運賃」の場合は、乗るときに運賃を支払ったほうが楽で、かつ乗降時間も短縮できるので、前ドアから乗り、後ろドアから降りることになります。
一方、距離が長くて安い運賃から高い運賃まで混在している「多区間運賃」の場合は、降りる場所が最終的に確定する降車場所で運賃を支払う方が合理的なので、前ドアから降りることになります。
また、高速バスなどの長距離バスでは、予約制であったり高額運賃であったりするため、乗車券購入(または事前決済)が前提となることもあり、乗車時に乗車券を示す場合が多いのです。
路線バスはどうしてあんなにノロノロ走るのですか。
法定速度、制限速度を守っているからです。
また、発進時、停車時の加減速が緩やかなのは、立っている乗客の転倒を防ぐためです。一般の道路を走る乗物で、立席が認められているのは路線バスだけです。急加減速があると乗客が転倒し怪我をしますが、これは運転者の責任になります。交通事故扱いですので、点数に影響しますし、場合によっては免許停止になる場合もあります。転倒した乗客に対し医師から全治11日以上の診断書が発行されると、バス事業者は重大事故として国土交通省に届け出る必要があり、それが行政処分の対象になります。
一般車がどのような走り方をするかは皆さんの自由ですが、路線バスを煽ったり、急停車させるような行為をしたり、安定した走りを阻害するような運転は避けるべきだと思います。
どうして子供は自動車のことをブーブと言うのですか。
大人がそう教えたからです。
自動車は、エンジン音もクラクションも「ブーブ」という音ではありません。なのに、大人が思い込みで「ブーブ」と教えるので、子供も先入観で自動車は「ブーブ」というのだと思い込んでしまうのです。
どうして犬のことをワンちゃんと言うのですか。
犬はワンと鳴くからです。
牛のことを「モーモーさん」と呼ぶ子供を知っています。ヤギのことを「メーメーヤギさん」と呼ぶ子供も知っています。
また、太っている人を見ると必ず「どすこい」と呼ぼうとする大人もいますので、大丈夫です。
来年受験を控えています。でも、ネットを見たり、友達とLINEをしたりするのが楽しくて、勉強に身が入りません。
当たり前です。気にすることはありません。そんな状態で勉強しても身になりません。勉強が楽しいと思えたときに勉強しましょう。
好きな女の人がいますが、周囲の人は「彼女は顔は綺麗だけど性格は悪い」と言います。
顔が綺麗なだけで十分です。生物が優れた子孫を残すためには、優れた遺伝子を持つ相手を選ぶことが必要です。クジャクが綺麗な羽を広げるのも、サルが赤い尻を見せるのも、見た目で雌の気を引くためです。生物は見た目に惹かれるので、見た目が優れていることで、結果的に種の保存につながるのです。
私はお笑い芸人で、以前はテレビで芸を披露したこともあります。しかし、最近はほとんどお呼びがかかりません。私より面白くない芸人でも、雛壇芸人やワイドショーのコメンテーターとして、ろくなリアクションも出来ないまま、テレビに出続けている人もいます。その違いは何なんでしょう。
それは単なるタイミングの問題です。
1980年代には「俺たちひょうきん族」、1990年代には「ボキャブラ天国」、2000年代には「エンタの神様」など若手の発掘に寄与する番組がありました。テレビに出られさえすれば、面白くなくても流行だけで売れる可能性があります。面白い顔をしたり、下品なことを言うだけで、小学生やそれと同等の感性の視聴者は大喜びするのです。
売れることと、ネタが面白い事との相関関係は、必ずしもない場合があります。
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80s岩手県のバス“その頃”