1960年代のスケッチブック

近畿地方(東部)

昭和のバスファン・太宰様の塗装再現図の掲載は、近畿地方東部へ。

和歌山県

熊野交通
日野 RB10(金沢産業)
熊野交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

紀勢本線に接続して那智山や瀞峡方面の観光輸送を担当する熊野交通。側面のシンボルマークは、熊野神社信仰にちなんだ3本脚の八咫烏(やたからす)。

明光バス
日野 RB10P(金沢産業)
明光バス

作画:昭和のバスファン・太宰様

ステンレスボディの表現に苦労したという1枚。和歌山県のバスは、訪問による実車観察ができず、メーカー等からの聴聞で描いたということですが、その再現力は見事です。

有田鉄道
三菱 MAR470(三菱重工業)
有田鉄道

作画:昭和のバスファン・太宰様

鉄道事業も営む有田鉄道のバスは、地元の名産品である有田みかんのイラストと「みかん」の大きな文字を入れ込みます。

三菱 MAR470(西日本車体)
有田鉄道

作画:昭和のバスファン・太宰様

有田鉄道の観光バスのカラーは、宮崎県の東九州自動車とそっくりです。

相互タクシー
三菱 MAR470(三菱重工業)
相互タクシー

作画:昭和のバスファン・太宰様

タクシー会社が営む観光バス。側面には「紀伊半島観光バス」、後面には「相互観光」の文字が入ります。
カラーデザインは、日本交通にも似た3本ラインで、三菱ボディを発祥とするデザイン。この会社の車両は三菱ボディが中心でした。

奈良県

奈良交通
日野 BD34P(金沢産業)
奈良交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

如何にも古都といったデザイン。鹿が走っているような図案と思った。(太宰様談)

日野 RC10P(帝国自工)
奈良交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

観光バスのデザインは、シンプルになりました。太宰様は、鹿が走っている姿がないことに、寂しさを感じたそうです。

滋賀県

近江鉄道
三菱 MAR471(呉羽自工)
近江鉄道

作画:昭和のバスファン・太宰様

当時から西武の創設者が近江八幡出身であるも当該会社は独自塗装。その後完全に西武グループ入りで西武と同じ塗装になっている。旧塗装は爽やかである。(太宰様談)

日産デ 4R103(富士重工)
近江鉄道

作画:昭和のバスファン・太宰様

特急カラー。近江鉄道が名神高速バス参入のために用意した車両が採用したスピード感あふれるデザイン。
車両自体も、前面はR11型の流線型で、後面がR13型のヒサシ型という折衷形で、側窓が上部開閉式であるなど、特別仕様。

滋賀交通
三菱 MAR470(三菱重工業)
滋賀交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

赤と水色という強烈な組み合わせが印象的である。少々重苦しさを感じた。(太宰様談)

湖南交通
三菱 MR470(三菱重工業)
湖南交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

帝産オート系で、側面のグレーハウンドが特徴。太宰様によると、肌色が実際より濃くなってしまったそうです。

琵琶湖汽船自動車
三菱 MR470(三菱重工業)
琵琶湖汽船

作画:昭和のバスファン・太宰様

京阪バス資本なので、デザインはほぼ同じですが、前面の白帯内の赤線が、京阪バスが2本なのに対し、琵琶湖汽船は1本とシンプル。この違いは、太宰様の指摘で初めて知りました。

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80s岩手県のバス“その頃”