1960年代のスケッチブック

甲信越地方

昭和のバスファン・太宰様の塗装再現図の掲載は、甲信越地方へ。

山梨県

山梨交通
いすゞ BU10P(川崎航空機)
山梨交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

山梨交通は渋めのカラー。バス全般に言えたことですが、特に中部山岳エリアのバスは、彩度の低いカラーが多かった印象があります。

富士急行
日野 RB10P(帝国自工)
富士急行

作画:昭和のバスファン・太宰様

グリーンベルトと呼ばれる富士山をイメージしたカラーリングは、今も使われる伝統あるデザインです。

日野 RC10P(帝国自工)
富士急行

作画:昭和のバスファン・太宰様

1964年の東京オリンピックを機に、外国人観光客の長距離ツアー利用を目論んで特注した外国人専用の「ワールドバス」。白とグレーのツートンカラーは、地味すぎる印象ですが、車両が派手なのでちょうどいいのか、外国人の好みを狙ったのか、1970年代まで上級貸切車に使われたデザインです。

長野県

長野電鉄
日野 BD14P(金沢産業)
長野電鉄

作画:昭和のバスファン・太宰様

中長距離バス、貸切バスのデザインはブルーリボンカラーのアレンジで、上下で色合いが異なりました。。

日野 RB10(帝国自工)
長野電鉄

作画:昭和のバスファン・太宰様

新塗装は、1966年のワンマンカー導入とともに採用されました。屋根上にもデザインがあります。

川中島自動車
日野 RB10P(川崎航空機)
川中島バス

作画:昭和のバスファン・太宰様

太宰様にとっては好きな塗装で、色合い再現に苦労したものの、納得感はなかったそうです。実物は朱と薄緑が微妙にくすんでいるとのこと。

松本電気鉄道
三菱 MAR470(呉羽自工)
松本電鉄

作画:昭和のバスファン・太宰様

塗装屋泣かせの縞塗装。描かれているのは、細線の本数が少ない時期のもの。これより前、もっと細線が少ない時代もありました。

諏訪自動車
三菱 MAR471(呉羽自工)
諏訪バス

作画:昭和のバスファン・太宰様

諏訪バスが松本電鉄傘下に入り、同じカラーデザインになったもの。細帯の本数はこれが完成形です。
屋根肩の英語社名は、松本電鉄と異なりCO., LTDまで入ります。もっとも、大文字なのに1文字目以降小さな字にする流儀は同じ。

伊那自動車
日野 RB10P(帝国自工)
伊那バス

作画:昭和のバスファン・太宰様

ある面、斬新なアートを連想するカラーデザインですが、日野のバスのカタログに載っていたカラーでもあります。

おんたけ交通
日産デ 4R103(富士重工)
おんたけ交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

濃淡草色のベースカラーや朱色の社名表記などが洒落たデザインだとは太宰様談。観光バスのカラーのようです。

上田丸子電鉄
日野 RB10P(帝国自工)
上田丸子電鉄

作画:昭和のバスファン・太宰様

東急グループで、バスのカラーも東急の貸切カラーと同じ。

千曲自動車
三菱 MAR490(呉羽自工)
千曲バス

作画:昭和のバスファン・太宰様

太宰様によると、「デザインは岩手県の花巻バスに近似するが色合いは真逆の青緑系」とのこと。
長年、両事業者のカラーデザインを見ていましたが、色合いが全く違うので、同じベースデザインであることには全く気付きませんでした。

新潟県

新潟交通
いすゞ BU10(富士重工)
新潟交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

戦前からの伝統ある銀バスカラー。

いすゞ BR20(北村製作所)
新潟交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

越後交通
いすゞ BR20(富士重工)
越後交通

作画:昭和のバスファン・太宰様

東急資本のため、東急バスと同じ銀色に赤と水色のラインが入っています。
東急のT.K.Kに対し、こちらはE.K.K.。

頸城鉄道
日野 RB10P(富士重工)
頸城鉄道

作画:昭和のバスファン・太宰様

東急バスの貸切カラーとよく似ていますが、こちらは東急資本ではなく、塗り分けの細部も異なります。
貸切バスには花の名前の愛称が書かれ、側面中央部には花の紋章も入ります。
この時期から富士重工ボディを好んで入れていたことが分かります。

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80s岩手県のバス“その頃”