無駄に大きくて低音の出る楽器(ファゴット)を長く吹いていたため、 反動で小さくて持ち運びの簡単な楽器が好きな私。 また、なかなかお手軽そうで小さくて可愛い楽器を発見。
ポケットサックス。 果たしてポケットに入るのかどうかは疑問だが、 サックスという名前から想像したイメージと比べるとかなり小さい。 実物を見たことはないので責任は持てないが、 ソプラノリコーダーと同程度のサイズと思っていいだろう。
しかし、その大きさのわりには音が低い。 音のサンプルなどの詳細は下記リンクを参照していただきたいが、 これは多分、閉管楽器だからだろう。 オーボエとクラリネットはほぼ同じ大きさだが、 クラリネットの方が約1オクターブ下の音まで出るのと同じ原理だ。 指使いを見てみても、倍音を使って12度上の音を出すという閉管楽器独特な特徴が見られる。
ちなみに普通のサックスも閉管楽器であるが、 倍音を使っても12度上の音ではなく8度(1オクターブ)上の音しか出ないのは、 管が円錐形になっているためらしい。 クラリネットは管が円筒形になっており、 閉管楽器の特徴がそのまま現れる。 ポケットサックスはその点で見るとサックスよりもクラリネットに近いのではないだろうか?
と、よくわからないことを考えつつ、 9000円というお手ごろ価格につられて毎度衝動買いをしてしまいそうな私であった。
某所から入手しました。ポケットサックス。 尺八を入手してまもなくだったので、両方の練習で大忙しです。
プラスチック製で、小さく軽く、これまた気軽にどこででも吹きたくなるような感じ。 構造も簡単そうで、マウスピースもなく、 楽器本体にリードを固定するようです。 ちなみにこの小ささなのに使うのはテナーサックス用のリード。 なんとも不思議な感じです。
音を出すだけなら尺八よりかなり簡単だったので、 調子にのってサウンドサンプルを公開します。
ポケットサックスの写真公開。 パッと見、ちょっと高級っぽいけど実際に持ってみるとやっぱりプラスチック。
2枚目の写真ではソプラノリコーダーと大きさ比較。 ほぼ同じ大きさですね。 で、音程は1オクターブ下。 小さい楽器らしいキンキンした音ではないので、 家で練習するにはジャマにならないのでいいですね。