アーネストの祝誕生絵として描きました♪ アーネストを描くのは二度目なので、自分なりに性格とか考えてることなんかを わりと妄想しやすくなっていて、描くのも塗るのもコツを掴んできているのですが、 高杉は鉛筆ラフでしか描いたことがなかったので、ポーズとか表情とか納得するまで 5回くらい描き直しました; 高杉難しいーーー☆ とくに表情! 常に死を覚悟している狂気の人の優しい表情って、どこか寂しい というか翳りがあると思うんですけど、アーネストの誕生絵ですし高杉→アーネスト萌としては、 そこはやはり「嬉しい」とか「愛しい」とかいう感情も込めたいわけで…w もの凄く迷いながら、まだ何か足りない気もするのですが、初高杉→アーネスト絵として精一杯、 心を込めて描きました。これからも妄想を膨らませて描きたい二人ですv 遙5は「異世界の幕末」ということもあって、背景もわりと見慣れた風景が描けるので、 建築様式や器物の時代考証は大まかに踏まえていればだいたい描けるのがいいですね。 反面、遙1〜4の時代のようなファンタジー世界ではなく、ファンタジーでも現実感や生活感が 伴う世界なので、誤魔化しがきかないのが絵描き泣かせ☆ 建物や器物は大量生産の現代と違って、まだ職人さん達が手作(造)りしている時代 なので、質感が出るよう多少の歪みは良しとして、花瓶や丸窓はテンプレを使わずに 下絵からフリーハンドで描きました。 ちなみに、高杉家の家紋が丸に四つ割菱なので、何気に花台の飾り細工を割り菱模様に してみたりv 紫陽花の花の形も丸に四つ割菱に似てるしvv 花器ももちろん長州の萩焼! 形は江戸時代末期のものを参考にしました。 紫陽花は「移り気」という花言葉からあまりラブい花とはされていませんが、調べてみたら 「ひたむきな愛」とか「家族の結びつき」という花言葉もあったので、そちらの解釈で描いてみました。 アーネストが読んでいる書物は、「雨月物語」です。(←英国人=ホラー好きという偏見w) や、ホラーとかミステリってのは、その国の国民性(その国の歴史や風土に起因する、国民共通に みられる気質)とか独特の思考とか情念が、異国人には解りやすく書いてあるものだと思うので、 JAPANオタクのアーネストなら宝物にして喜んで読むかな〜と思うんですよww 縮小すると潰れてしまうけど、本の表題も開いているページにもフォントを入れてます。 開いているページは雨月物語の中でも有名な「菊花の約(ちぎり)」という章。 タイトルの「紫陽花の約」もここから頂きました。( 「走れメロス」の元になった短編かも?) 内容をざっと要約すると…義兄弟の契りを交わした二人がいまして、その一方(志をもった武士)が これから二人一緒に暮らしていくために、一度故郷へ帰ってけじめをつけて戻って来ると言い出す わけですが、もう一方が、いつ頃帰って来るのか具体的な日にちを約束してくれとイチャイチャ 問答をしているBLっぽいh…ゲフンゲフン☆ や、最後は悲劇というか、武士は故郷で永久投獄されて約束の日に帰れない状況に追い込まれ、 約束を果たすため已む無く自害し、魂になって帰って来るというやっぱり限りなくBLっp…以下略。 と、まあそんなカンジのお話で、アーネストが読んでいるページはイチャイチャしているあたりですw 高杉も私事で何日も出掛けたりすることがあるので、「紫陽花が咲く頃には帰る」と、さりげなく アーネストの誕生日に帰ることを約束して、その通りに帰って来た場面を描いてみましたvv |
▽ こちらはアーネストの表情部分の拡大画像です。 きっと、ものすごくロマンチックな夢を見ているはずw ▽ こちらは高杉。 高杉のイメージカラーは「金色」、アーネストと密会してた料亭も金色の部屋… こいつ金色のものには目がないぞきっと! ということで、夜闇の中、月明かりに輝く金色の髪に触れようとしている魔王高杉v 作画段階では「月明かりに輝く金色の髪」がどうやったら表現できるのかと思考錯誤しました; でも、試行錯誤して「よし!」と思ったとおりに仕上がった時がとても嬉しいですねv |