国際化というとすぐに出てくるのは英語。そして、そこに出てくるのはたいていアメリカ人。
『日本で生活するのに不安。それは看板などに英語の表示がないから。』
国際化というと必ずといっていいほど出てくる話題です。
いったい、それのどこが国際化なんでしょうか?
こういう議論の根底には、ボーダレス、グローバル化、グローバルスタンダードという発想があります。そして、つまるところ結論付けるのは『日本人は多様化が苦手。』というものです。こういう話題を出している人間こそ、多様化が苦手な人種ではないでしょうか?
いったい、何を考えているのでしょうか?
何も考えていないんですね。
日本へくる圧倒的多数の外国人は中国・韓国を中心とした東アジア地域の外国人たちです。
そして、国際化する日本で問題を抱えているのも、この地域の人々に関してです。
アメリカ人なんぞ全体の何%いるというのでしょうか?
現実から目を背け、こういった少数派の話を上げてそれがすべてのように議論する…。本当に日本人は多様化が苦手なんだと感じます。英会話学校から金をもらっているとしか思えないこの手の『国際化』の議論には憤りを感じざるを得ません。
青い目をした金髪外国人、否、外人!口からは巻き舌音ビシビシの英語を話す…。明治維新以来の西高東低の発想から抜け出せていない人たちが口にする国際化を議論するよりももっともっと重大なことが私たちの周りではおきているのです。
そこでこのサイトでは、このような偏った国際化を考えるのではなく、現実の日本社会で起こっている国際化について考えて行きたいと思います。
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