目的地
(地域) |
鍋割山 (丹沢の山)
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参加者数 |
8 名 |
男性:2 名 |
女性:6 名 |
テーマ |
静かな山歩き |
グループ名 |
山の会 |
日時・天気 |
10.06.07(日) 曇 |
リーダー名 |
I ・ Y |
標高
(m) |
1,273.0 |
計画と行動の概要
集合:小田急線渋沢駅改札口 AM08:15
行動:渋沢駅(バス)→大倉→県民の森→二俣→後沢乗越→鍋割山→二俣分岐→二俣→県民の森→大倉(バス)→渋沢駅
下山時刻 16:50
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実施結果 |
移動時間 |
5.0 |
歩数 |
28,000歩 |
歩行時間 |
7.0 |
距離 |
16.0km |
時間合計 |
12.0 |
費用
(交通費) |
1,400円 |
特記事項
本日は、登山口から山頂の鍋割山荘まで各人毎に1.5〜2.5リッターの水を運び、訓練を兼ねた初のボランティア山行実施。
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表題 |
初のボランティア山行で鍋焼きうどん |
山行日記 |
不景気とはいえ、我が国も最近生活に余裕ができたのか、それとも精神的にゆとりが生まれたせいか、阪神大震災や長野オリンピック等の例を見るまでもなく、世は正にボランティアブームである。
実は本日、登山口で沢沿いの道端に、ペットボトルが沢山並べられ、その中に水がいっぱい入っていた。何故だろう?と近寄って見ると、誰かが「これは鍋割山に水が無いから登山者の中で心ある人は、ボランティアとしてザックに入れて、山荘まで運んで欲しいという事なのよ」「ボランティアね、それなら訓練を兼ねて一つずつ運ぼうじゃないの」と協議一致、各々1.5g〜2g入りのボトルをザックに入れ、ボランティア精神の発揮となった。
ボランティアなど始めての経験という人もいて、これが人の為になり、しかも喜ばれるとあっては、ささやかな肉体労働の提供とはいえ、何となく気分のいいものである。
鍋割山荘まで何とか無事に運び終え、ザックからペットボトルを出した時は、ほのぼのとした満足感で、その昔小さな親切運動に参画した当時を思い出した。登山者の心理をついたこのアイデァは立派なものである。
ところで、鍋割山はブナの原生林が見られ、天気が良ければ富士の展望も良い筈なのに、あいにく今日は一日中曇っていて視界も悪いため、富士山を拝む事は出来なかった。
しかし、鍋割山荘で昼食として全員で食べた鍋焼きうどん(¥800)は、ボリュウムといい味付けといい、何と美味しかったことか、しかも下界並の値段とあって大いに満足した。登山道沿いには白、青、ピンク等のバラエティに富んだ”やまぼうし”の花が満開で、花愛好者にとってはこの上ない山のプレゼントであった。
丹沢の山は数回登ったが、他の山と比較して気がついたことが二つある。その一つは、神奈川県という地域の特性上かも知れないが、若者と外人さんの登山者を多く見かけることである。二つ目は山道に階段が多い事である。これは老年山地になりつつあり、山が崩れやすい土質と化している現象かも知れない。我々は専門家ではないので詳しい事はわからないが、直感として、そう思った。
それにしても今日は寒かった。この時期に頂上で10℃は珍しい。何はともあれ、梅雨のまっただ中とはいえ、何とか雨に見舞われず幸いだった。
ボランティアと”やまぼうし”そして鍋焼きうどんが今日の成果である。
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