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山歩きカードNO35−1 生藤山 しょうとうさん
目的地
(地域)
 生藤山 (中央沿線の山) 参加者数 3 名 男性:2 名 女性:1 名
テーマ  新緑を嗅ぎながらの山歩き グループ名  山の会
日時・天気  12.04.29(土)  リーダー名  T ・ A  標高
(m)
990.0
計画と行動の概要

集合:JR中央線上野原駅 AM 09:20

行動:上野原駅(バス)→石楯尾神社→甘草水→生藤山→茅丸→連行峰→醍醐丸和田峠→陣馬山→上沢井バス停→藤野駅  バス代\410

 
下山時刻17:10
生藤山バッジ
         
実施結果
移動時間 4.0 歩数 25,000
歩行時間 7.0 距離   13.0km
時間合計 11.0 費用
(交通費)
2,030
特記事項
今日は計画した定例山行のリーダー(N・Sさん)以下3名の者が急きょ長野の飯縄山へ行くことになり、グループが二つに分かれ、自由山行になってしまった。
表題  思いがけない名山
山行日記
 今日はリーダー以下3名の者が、突然長野の山へ行くことになり、グループが二つに分かれる自由山行になってしまった。定例山行なら問題あるが、自由山行とあればこれもやむ無しか。
 生藤山は通常上野原駅から定期のバス便となるが、今日は特別に富士急の臨時バスが駅前に待機しており、我々を歓迎してくれた。

 今日はみどりの日(昭和天皇の誕生日)、何故か11月3日の文化の日(明治天皇の誕生日)と同じで晴天の確率が高いようだ。ゴールデンウイークの初日とあって、列車の乗客をみる限りでは、観光客の出足も好調のようだ。

 快晴のもとに石楯尾神社から、まぶしい木々の芽吹きを嗅ぎながら登り始めると、間もなく人家がなくなり細い道を登って行く、それほど急な登りもなく更にしばらく登って行くと、気分の良い尾根歩きである。桜並木が続き、丁度山桜が見頃で右側には生藤山の山頂から陣馬山への尾根が望まれる。やがてベンチのある小さな平地に出ると、左後方にたっぷりと雪をかぶった富士山がドーンとかまえていた。カメラを出したハイカーのシャッター音があちこちに心地よい。

 右側の「奥100m先に甘草水」と標示があったものの、飲料不可とあっては行っても意味がないので、ここは無視して三国山(甲斐、武蔵、相模の境)を経て生藤山頂上へ直行した。
 頂上は狭いながらも展望を得るため周囲の樹木を伐採してあり、ハイカーにとっては有り難いが、自然保護派にとっては少し問題があるかも知れない。そのようなささやきが頂上のハイカーから聞こえるようだ。

 下りは天気も気分も良かったので、予定を変更して陣馬山まで足を延ばすことにした。
 頂上から少し下った所で昼食後、茅丸、連行峰、醍醐丸(八王子市の最高峰887m)を歩く途中で、道端の花にひかれて道草をくいながら和田峠へ下ると、マイカー族で峠の茶屋は賑わっていた。ここから物資輸送のキャタビラ車用道路が整備されており、道幅も広く最終ピークの陣馬山まで歩きやすかった。

 陣馬山の茶屋で甘酒を飲みながら、本日のルートを一望してのささやかな打ち上げ、それは途中のルートを振り返りながら、ミツバツツジ、ヒトリシズカ、イカリソウ、十二単、そして時期外れのカタクリなど、途中の要所で歓迎してくれた花と、それなりに楽しかった山への感謝だった。
 本日のルートはあまり期待していなかっただけに、思いがけない豊富な花と、展望の良い尾根歩き、まぶしい新緑を嗅ぎながら、晴天下の7時間、たっぷりとリフレッ シュできた、素晴らしい春の山歩きだった。



甘草水からの富士山

ミツバツツジ

山歩きカードNO35−2 生藤山 しょうとうさん
目的地
(地域)
 生藤山 (中央沿線の山)
参加者数 4 名 男性:2 名 女性:2 名
テーマ  桜を楽しむハイキング グループ名  山の会
日時・天気  13.04.14(土)  リーダー名  H ・ A  標高
(m)
990.0
計画と行動の概要

集合:JR中央線上野原駅 AM 09:20

行動:上野原駅(バス)→石楯尾神社→甘草水→生藤山→茅丸→連行峰→分岐→和田(タクシー)→藤野駅
 
         下山時刻14:20 

       
実施結果
移動時間 4.0 歩数 20,000
歩行時間 6.0 距離   11.0km
時間合計 10.0 費用
(交通費)
2,700
特記事項
今年は桜の開花が2週間早いため、今が満開。例年はゴールデンウイークの頃が満開なのに、時期選定がよかったのだ。
表題  プラスアルファーの山歩き
山行日記
 臨時山行企画第2回目の生藤山。前回は昨年の4月29日、例年この山はゴールデンウイークの頃、甘草水の桜並木が満開になる。 今年は例年よりも2週間早く、今が満開と聞いて何と運のいい山行だろう、と日頃の精進に感謝したいような気持ちになった。

 桜が満開の時期とあって、行楽客も多いため、バス会社は今が稼ぎどきとばかり、臨時便を増発し、上野原駅前には腕章を付けた係員が待ちかまえていた。案内されるままにバスへ乗り込み出発すると、運転手さんがガイド役に早変わり、ヘッドマイクロフォンで山行案内がはじまった。今年は開花が早いことと、今が満開であること、そして極めつけは「最近、この近くにある坪山が注目されています。東京方面からの問い合わせが多いため、当社では現地に出向き、調査をし、山道を開拓しました。ところが数日前、あるハイカーが道に迷って夕刻ぎりぎりに下山し、一歩間違えば遭難するところでした。そんなことから、2〜3日前に道標を5本設置しました。この坪山は珍しいヒカゲツツジやイワカガミなどの群生地です。ゴールデンウイークの頃が見頃です。皆さんどうかこの機会に是非お越し下さい。」というような内容。

 念のためエリアマップで確認したら、話題の坪山は、生藤山の西方約15km、権現山の北北西約5kmに位置し、標高1103mの山である。しかしエリアマップ上の坪山は山道が記載されていない未知の山である。このバス会社が開拓したとなれば、それは画期的なことである。連休間に是非挑戦してみたい一座である。

 このバス会社は現場案内人をはじめ、事務員も運転手も商売熱心で、ビジネスチャンスを最大限に生かして、行楽客にアピールしている。この不景気の時期、いかにして生き残るか、その姿をみて、こんな心構えが今後を左右するキーワードになるような気がした。

 山行前日にバスの時間を電話で問い合わせた時も、昨日見てきた生藤山の開花状況を逐一教えて頂いたのだが、現地に着いて改めて会社ぐるみの企業努力に、現代を生き抜く術を教えられ希望が湧きだすような、プラスアルファーの山行だった。
 藤野駅周辺には、これといった店もないために本日の打ち上げはなし。駅前の仮設販売所で蕗(ふき)などをお土産に買い求め、めいめいの家路についた。