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山歩きカードNO34 川苔山(川乗山) かわのりやま
目的地
(地域)
 川苔山(川乗山) (奥多摩の山) 参加者数 4名 男性:2名 女性:2名
テーマ  紅葉鑑賞 グループ名  山の会
日時・天気  08.10.27(日) 快晴 リーダー名  N ・ S  標高
(m)
1,364.0
計画と行動の概要

集合:JR青梅線古里駅改札口 AM9:00

行動:古里駅→川井分岐点→赤杭山→曲ガ谷峰→川苔山→大根ノ山ノ神→鳩の巣駅 

        下山時刻 15:50
実施結果
移動時間 4.0 歩数 25,700
歩行時間 7.0 距離   12.0km
時間合計 11.0 費用
(交通費)
1,270
特記事項
川苔山は低山とはいえ、あなどれない山で、いたる所に滑落しそうな箇所が散見された。 
表題 カメに徹する山歩き
山行日記
 奥多摩の1,500m以下の山で最も人気の高いのは、大岳山(1,267m)と川苔山である。
 川苔山は低山ではあるが、途中滑落しそうな場所が何カ所もあり、なめてかかるととんでもない目にあってしまう。

 エリアマップでは川乗山とあるが、本当は川苔山である。この山はその懐に食い込む川苔谷からつけられたものである。川苔とは川海苔で昔は渓流の石に生じた苔、即ち川苔を特産としたからである。
 現在では、うち続く伐採や林道工事などで、この珍味は全滅したのではないか思わるが、10数年前までは日原の宿屋など、食前に供していたそうだ。

 コース上では、赤杭(アカグナ)山周辺で杉や檜の倒木が数百本、それも根こそぎに倒れ、台風の爪あとを生々しく物語っていた。
 登る途中、2〜3のパーティと抜きつ抜かれつ、まるで昔話で聞いたウサギとカメの話のようだ、とささやきながら黙々と歩き続けた。私達のパーティがカメで他のパーティがウサギにあたり、アッと云う間に抜かれるが、彼らは休憩時間が長いため、先に頂上を征服したのは、遅くとも休憩時間の短い私達のパーティであった。

 頂上付近では、まれに見る素晴らしい紅葉を満喫できて感激だった。頂上はチビッ子を含め、老若入り乱れたハイカー達で、足の踏み場もない程の混雑ぶり、お陰で360度の眺望もままならず、押し分けかき分けやっとの思いで記念撮影をし、少し下った処で昼食後、下山を開始した。

 下山途中、今年3月に登った本仁田山を横目に見ながら無事下山。
 鳩の巣では久方振りの「一心亭」で、懐かしい鯉こくと手打ちそばを食べながらの反省会。今回は、紅葉シーズンと重なり、客が大勢で、会話はいやが上にもオクターブがあがり、迫力ある本日の山行締めくくりとなった。

★低山必ずしも楽ではない
  最近気がついたことがある、「低山だからといって楽して登れるとは限らない」ということだ。「問題は登り始めから頂上までの標高差にある」ことを感じ始めた。「そんなことは当たり前じゃないか?」といってしまえばそれまでだが? 又駅から登り、駅へ下りるコースは、バスやタクシーに乗る分標高差があり、歩行時間は増えるということだ。この関係を考慮して、どういう山行を選ぶかは、人それぞれだと思う。