目的地
(地域) |
大野山 (丹沢の山)
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参加者数 |
6 名 |
男性:3 名 |
女性:3 名 |
テーマ |
木漏れ日の低山ハイキング |
グループ名 |
山友会 |
日時・天気 |
13.11.18(日) 晴 |
リーダー名 |
T ・K |
標高
(m) |
723.0 |
計画と行動の概要
集合:御殿場線谷峨駅改札口 AM10:10
行動:谷峨駅→登山口→大野山→登山口→山北駅
下山時刻 15:10
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実施結果 |
移動時間 |
5.0 |
歩数 |
23,700歩 |
歩行時間 |
5.0 |
距離 |
12.0km |
時間合計 |
10.0 |
費用
(交通費) |
2,350円 |
特記事項
予想も出来なかった名低山。 |
表題 |
心休まるユズの香漂う里山歩き |
山行日記 |
この山は予想に反して良い山であった。どうして良い山といえるのか?ここは低山の割には頂上付近が低木となり、8合目あたりから急に開け、まるで高山の連なるアルプスにでも登ったような錯覚にひたる。しかも周囲は丹沢の山並みが一望できて眼下には丹沢湖、頂上は牧場に囲まれて、まるで別世界に行ったような独立的な雰囲気がある。下山路の古宿付近はユズの産地で、3個百円の無人販売所で各人1〜2袋を買い求め安上がりの土産とした。
「この山はいい山だ。」と期待して登った場合と、全く期待せずに登った山の場合、その期待に反したときのショックは大きい。今回の場合は、全くといっては山を選定したリーダーに失礼かもしれないが、その全く期待せずに登った山である。しかし、登ってみて驚いた。この大野山は意外といい山である。頂上300m手前まで車でいけるのにはちょっとがっかりしたが、8合目あたりからは高い樹木がないので、頂上が青空に広がり非常に明るいという感じで、地形は高山タイプの山である。眺望もよく、丹沢山塊を一望のもとに北側の真下には丹沢湖を見下ろすこともできて、ハイキングコースとしてはもってこいの場所ではないだろうか。
久々に参加したE・Kさんと、ここ2〜3回続けて参加したA・Fさんなどが加わり、けっこうにぎやかな行列をなし、楽しい山歩きができて心強かった。ルートが駅から駅というのも魅力だし、頂上が広々として、牧場に囲まれたのどかな風景は、何だか別の世界がそこにあるような気になり、心が安まる思いがする。
山道は神奈川県というだけあってか、道の両側は良く整備されており歩きやすいものの、道標に記されている頂上までの所要時間がちぐはぐで、例えば「頂上まであと1時間30分」の道標をみたあとに、10分ほど歩いた先では逆に「頂上まであと1時間40分」「おやおや増えているよ?」と、とまどってしまう。
登る途中の六合目あたりだろうか、山道の左側(山側)に真っ赤に色づいたガマズミの実が房なりになっていた。女性軍はこれにいどみ収穫にかかった。男性群は飲み食いは好きだけど、実を採るのはあまり興味がないらしく、さっさと頂上目指して先に登って行った。。頂上で合流したあと「収穫はどうだった?」と聞いたら、「ほら・・」と見せてもらった結果、何とポリ袋一杯の収穫だった。「何にするの?」と聞いたら、「ガマズミ酒を作るのよ。」という。どんなお酒ができるのだろう?出来上がりが楽しみだ。
下る途中、猟銃を背にした猟師さんと出会い「何を狙っているんですか?」と聞いたら「鹿だよ」と答えてくれた。よく考えてみたら5〜6年前に丹沢縦走をしたとき、鹿が木の皮を食べた為にやたらと幹が剥がれて木が弱り、いかにも枯れそうな多くの樹林帯を見たことが印象深かったことをフト思い出した。丹沢山塊は鹿の多い山である。
よけいな心配とは思ったけど「犬は連れていないんですか?」すると「犬は下のほうだよ。」どうやら、犬は麓から頂上に向かって鹿を追い上げ、頂上付近で猟師さんが待ちかまえて獲物を狙うらしい。
登山口周辺の古宿地区は柚が多く、3個百円の無人販売所で全員が1袋〜2袋を買い求め、安上がりのお土産とした。。
下山後、山北駅前のラーメン屋で電車の待ち時間を利用して、ビールで乾杯のあと軽くラーメンを食べたら、これが美味しくて意外な感じがした。(店の人には失礼かも?)
晩秋に登った“大野山”ここは心休まる柚の里山であり、丹沢の隠れた名低山といえよう。
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