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山歩きカードNO21−1 大岳山(1回目) おおたけさん
目的地
(地域)
 大岳山・鋸山  (奥多摩の山) 参加者数 5 名 男性:2名 女性:3 名
テーマ  長距離縦走 グループ名  山友会
日時・天気  08.04.07(日) 曇時々晴 リーダー名  N・S  標高
(m)
1,267.0
計画と行動の概要

集合:JR奥多摩駅改札口AM8:30    

行動:奥多摩駅→愛宕山→鋸山→大岳山→大岳山荘→富士見台→つづら岩→馬頭刈山→軍道(バス停)バス→武蔵五日市駅
下山時刻 17:15
大岳山バッジ

         
実施結果
移動時間 4.0 歩数 35,100
歩行時間 9.0 距離   17.0km
時間合計 13.0 費用
(交通費)
1,480
特記事項
 このコースは本格的な登山コースである。本日は、視界も良く、目標の山、過ぎ去る山を一望にして、人生の縮図を見るような気持ちだった。
表 題 現代風的登山学とは
山行日記   大学へ合格し、親元へ知らせる電報ではないが、「桜咲く」4月を迎え、いよいよ期待と希望、反面不安も漂う幕開けである。
本会も発足以来、早や半年、山行日誌も13回目となった。省みると、アンケートから始めた、思考錯誤の山行運営もやや低調ではあるが、順調に継続している。

 そこで、本会における現在の状況を踏まえ、山歩きについて、現代風登山学ともいうべき、興味ある一つの考え方に振れてみたい。
  野口悠紀雄著「超勉強法」から山行にも関係ある一部を引用する。
  一般的に、基礎は大切である。しかし、基礎は退屈なものである「基礎をしっかり」という方法の最大の問題は、つまらないことだ、興味がわかない。登山の場合、低山の徘徊は退屈なものである。疲れるだけで高山植物も見れないし、すがすがしい空気も楽しめず、視界も狭い。 
 基礎は8割マスターすれば、先(高いレベル)へ進むべきだ。時間を無駄に過ごし、一生涯先へ進めないことにもなる。高い山に登れば視界も広くなる。(以上引用終わり) 一方、スキーを例にとると、基礎から学ぶ場合、普通はプルークボーゲン→パラレルクリスチャニァ→ウェデルンと進む。しかし、逆にウェデルンを先にマスターすればパラレルとポーゲンも簡単にできることを証明している指導者もいる。 

 さて、本日のコース大岳山は、その特徴ある山容から、奥多摩のシンボルとして、人気が高い、また霊山としても古くから開かれ、遠く東京湾を航行する船の航路の目標とされたことも伝えられている。
 スタートは駅前の道を、左へ進み信号を渡って、昭和橋で多摩川を渡った少し先に愛宕山への登り口がある、植林の中を登っていくと、恐い程急な石段になる、鋸山と大岳山そして馬頭刈山を縦走し、私達の足で歩くこと8時間半、健脚向のコースである。

 途中、40歳前後の二人連れの男性と、抜きつ抜かれつのシーソーゲームを繰返し、「まるで人生航路を地で行くようなもんだ」と云われ、成る程、そのような気もする。
 最終下山の軍道バス停に到着し、3分後にバスが来て、五日市へ直行となり、ラッキーな下山だった。本日は、天気予報に反し、曇り時々晴れ、視界も良く、たっぷり歩き充実した山行だった。五日市駅近くでは、休業の店が多く、唯一軒の居酒屋で、外人を含む他のハイカーと、ガヤガヤわいわいの楽しい反省会後、意気揚々と帰路につき、極めて満足な山行であったと思う 

最寄りの温泉:もえぎの湯ホームページへ

途中の登山路

通過点の観音様

頂上付近でジャンポ猿の腰掛け発見

山歩きカードNO21−2  大岳山(2回目) おおたけさん
目的地
(地域)
 大岳山  (奥多摩の山)
参加者数 7 名 男性:3名 女性:4 名
テーマ  4年前の長距離ルートに再挑戦 グループ名  山友会
日時・天気  12.04.02(日) 曇 リーダー名  T ・K  標高
(m)
1,267.0
計画と行動の概要

集合:JR奥多摩駅改札口 AM08:30 

行動:奥多摩駅→愛宕山→天狗像→鋸山→大岳山→大岳山荘→富士見台→鶴脚山→馬頭刈山→林道→軍道バス停(タクシー)→五日市駅    

    下山時刻17:50
実施結果
移動時間 7.0 歩数 35,000
歩行時間 4.0 距離   17.0km
時間合計 11.0 費用
(交通費)
1,480
特記事項
この山はこれで2回目。N・Sさんが大岳山の頂上付近で、巨大なサルの腰掛けを採取し、大喜び。サルの腰掛けはガンの予防になるとか、その節はよろしく・・・
表 題 山歩きのモデル訓練場 大岳山縦走
山行日記  北海道の有珠山が23年振りに噴火し、小渕首相が緊急入院するなど、波乱含みの年度明けに、おちおち花見どころではないような気がする。大事に至らなければよいがと、ひたすら祈るのみである。
 奥多摩ルートの最長距離と思われる大岳山縦走は4年振りである。会長が集合にひと電車遅れたため、出発は約20分遅れとなったが、穏やかな天気であった事と全員の我慢強い山歩きにより、何とか明るいうちに下山できて本当に良かった。

 歩いても歩いても目的地に下山できない、このイライラは4年前と全く同じ、「こんな長丁場の山によく2度も登ったもんだね?」 という声も聞かれる反面、「いやいや、自分たちの力を試したかったんだよ」 という声もあり、いろいろな考えが交錯する。このルートは見どころがない、とはいえ、梯子あり、鎖場あり、尾根歩き主体のアップダウンありで、しかも名前のついた山だけでも7座のピークを縦走するなど、変化に富み、山歩きのモデル訓練場を思わせるルートである。途中にはマンサクとアブラチャンが黄色い花で、今が盛りと咲き誇り、早春のムードを引き立てていた。

 やっと大岳山頂上へ到着寸前に、山道から右側前方の少し奥に巨大なサルの腰掛け(直径約40cm)を発見、Sさんがこれを見逃さず、ザックに納め持ち帰った。これは飾りにもなるが、ガンの薬にもなるらしく、貴重な収穫だったかも知れない。メンバーの誰かがガンになったら、おすそ分けして頂きたいものだ。
 大岳山頂では曇っていたとはいえ、西の方向にうっすらと富士山の姿が見え、また近傍の山並みも一望できて、まずまずの満足度。

 記念撮影時、どこかの中年男性が、地図とコンパスの使い方を伝授していた。「10人の内9人はこの方法を知らないんだよ」 と、いいながらの方法は、我々が秩父自然大学で教わった内容である。彼の説明では「文章で表現するとやたらに難しいが、このようにやると簡単なものだ」 との教え方には説得力があった。

 下山に至るルートで、まず大岳山荘の展望場から、次の目標まで最も長いと感じたのは、富士見台から馬頭刈山までのルートである。いくつものピークを越え、これほど次の目標が待ち遠しいと思ったのは珍しい。ほうほうのていで軍道バス停まで、何とか明るいうちに滑り込みセーフ。
 タクシーで五日市駅に着いて驚いた。久しぶりに来た五日市駅周辺は、すっかり整備され近代化していた。そのため、楽しみにしていた打ち上げも、懐かしの店が立ち退いて見あたらず、やむなく構内のコンビニにて、紙コップの生ビールでささやかな乾杯をし、9時間の山歩きを無事に終了した。