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カード NO128   本社ヶ丸 ほんじゃがまる 一連NO 63 
目的地
(地域)
 本社ヶ丸  (中央沿線)  
参加者数 6 名 男性 2 名 女性 4 名
テーマ  富士の展望を楽しむ山歩き グループ名  山の会
日時・天気  12.03.12(日)   リーダー名  T・K  標高
(m)
1,631
 計画の概要

集合JR大月駅改札口 AM08:00
行動
大月駅(タクシー)→変電所→林道分岐→ 清八峠入口→
    清八峠 →本社ケ丸→角研山→宝越え→林道→笹子駅
                           下山時刻 15:40
           
実施結果
移動時間  4.0 歩数 24,000
歩行時間 7.0 距離   12.0km
時間合計 11.0 費用
(交通費)
4,230
特記事項
 雪のため、変電所より手前でタクシーから下車。雪深く歩行困
難のため、清八峠にて下山。 笹子鉱泉入浴料:\500 老夫婦で
経営 湯湯治客専門で一泊\3000 ただし、自炊。
  途中下山の貴重な教訓
 
「山登りと人生は登りよりも下りが難しい。一歩間違えばそれで終わりだよ。」これは、笹子鉱泉で、ふと出逢った元気な老人からの力強いメッセージである。

 雪のため予定を変更して、気楽に入った笹子鉱泉の浴場で、裸でふれあったその高齢者は見たところ、年の頃は70歳を少し過ぎたくらいの感じ、「失礼ですが、おいくつですか?」 「私の息子があんた達より年上だよ。」 「息子さんはおいくつですか?」 「息子は72歳だよ。それから勘定すれば分かるだろう。息子が72歳、孫が50歳、曾孫が29歳、玄孫が5歳。」 いやー驚いた。「視力は左右1.0と0.8、眼鏡はかけたことがなく、耳も正常、病気はしたことがなく、今でもボランティアで自分より年下の老人を面倒見ているんだよ」元気な高齢者が多いとはいえ、全く脱帽である。

 渋谷区に在住しているという、その高齢者は確か、”吉沢さん”といった。その吉沢さんが、上記のメッセージに続いて、曰わく。
 @ 中高年の男性は定年5年前から、食生活と運動は特に気をつけて、健康に留意する事。
 A 定年になったら、車のハンドルとは縁を切って歩くこと。
 B インスタント食品は極力避けること。
 C 酒は焼酎が一番よい、高い日本酒や缶ビールは避けた方がよい。(防腐剤) 
 D 野菜は虫がついたようなものがよい。大根、ニンジン、ゴボウ、ほうれん草など、色の濃い   野菜を多くとること。
 何とこだわりの人生ではないか。このインタビューが事実なら、おそらくマスコミの話題になることは必至である。

 偶然とはいえ、老後の貴重な生きざまを学んだような気がする。
 さて、本題の山歩きは、昨夜から久々に降り出した雪のため、タクシーも予定より手前で止まり、歩く羽目になった。麓で約20Cm、頂上付近で30cm、そのため歩きにくく、清八峠まで2時間40分の予定に対して、約4時間を要した。このままでは夕刻まで下山できないと判断して、Uターンの下山をし、笹子鉱泉に直行した次第。

 下山途中、太陽が少し顔をだし、右側に本社ケ丸の勇姿が見えだすとチャレンジ精神がムラムラと湧いてくる。ガイドブックによると、中級者向けの厳しい山だが、機会があれば是非再挑戦したい山である。