目的地
(地域) |
妙義山 (上州の山) |
参加者数 |
5 名 |
男性:3名 |
女性:2名 |
テーマ |
奇岩奇峰の岩峰をたどる |
グループ名 |
山の会 |
日時・天気 |
09.05.18(日) 晴 |
リーダー名 |
T ・ A |
標高
(m) |
1,104.0 |
計画と行動の概要
集合:上信電鉄下仁田駅改札口 AM8:30
行動:下仁田駅(タクシー)→登山口→第四石門→大砲岩→第二見晴→第一見晴→辻→大の字→妙義神社→妙義温泉(タクー)→JR松井田駅
下山時刻 15:00
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実施結果 |
移動時間 |
7.0 |
歩数 |
23,000歩 |
歩行時間 |
4.0 |
距離 |
10.0km |
時間合計 |
11.0 |
費用
(交通費) |
8,150円 |
特記事項
山友会発足時における、T・A氏とM女史との隠れたロマンスを始めて耳にし、意外な情報にびっくりした。 |
表題 |
岩登りで元気と勇気の訓練 |
山行日記 |
この山は全体が岩で出来ており、コースは鎖場の連続で、場所によってはサーカスもどきの綱渡りが必要である。従って初心者を軽易に連れてくるのは避けた方が無難であろう。ここまで来るには交通費もかなりかかるので、参加者が少ないのは当然かも知れない。天気も良く風もないので助かった。岩の上で突風にやられたら一巻の終わりになる。慎重さが求められる山である。
妙義山は、赤城山、榛名山と並ぶ上州三山の一つとして全山岩と深い谷で構成され、奇岩巨岩が楽しめる珍しい山である。妙義山はその昔、直径8Kmにわたる爆発で現在の岩峰が出来たといわれている。その為奇怪な岩峰や色々な石門が作られている。
この山は急峻な岩峰・岩壁が多いのでキツネやサルなど野生動物の絶好の棲家となりときには登山者に対して餌あさりに出没することもあるという。残念ながらその動物には巡り合わなかった。
登山コースは一般化されてはいるものの、急坂・鎖場の連続で、岩に這いつくばって登ったり、降りたり、横に歩いたりの繰り返し、全身のトレーニングには最適であったのではなかろうか?
四石門から登った大砲山頂上からの絶景は、幸いにして、晴天で視界も良く、スリルと満足感に浸った瞬間である。
特にこの山を歩いて云えることは、かなり危険なコースであるにもかかわらず、何故(ナニユエ)人はこんな危険な山に挑戦するのか? その理由はともかくとして、こんなコースへ挑戦するには、登山技術と体力の他に、元気と勇気が必要である。技術と体力については普段から努力を重ね訓練をしている為、それなりのレベルに達し、この程度の山でも問題なく踏破できると思われる。しかし、こんな処にこんな金をかけて登るのに最も必要な要素は、元気と勇気ではなかろうか? 有名なフォークソング歌手”さだまさし”の言葉を借りれば、元気とは、ただ健康ということではなく、生まれてから元々備えている気力のことであり、このようなコースへチャレンジする精神こそ、元気と勇気が必要である事を、鎖を握って岩を歩きながら痛感したものである。
でも全員この元気と勇気を持って、日頃の技術と体力を活かし、慎重にしかも互いに励ましあいながら最後まで歩いた為、無事下山する事ができて、快い満足感で一杯だった。
下山後、妙義神社入り口の土産物屋の女将さんの紹介で、隣の「ひし屋旅館」の温泉に入り、ひと汗流した後、紹介主の土産物屋で飲んだビールの何とおいしいことか。
今回は会長から、秩父自然山友会発足当時の隠れた秘話を、エピソード混じりに生々しく語られ、興味深々として拝聴し、お陰で時間のたつのも忘れる程で、アッという間のひと時だった。今日は久々に参加されたYさんも頑張りを発揮して、快調な復帰を裏
付けた。 |
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