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山 名 |
ふりがな |
標高(m) |
別 名 |
地 域 |
山名の由来・山名ルーツ |
1 |
四阿屋山 |
あずまやさん |
772 |
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両神村 |
山容が四阿に似ているための山名。 |
2 |
伊豆ヶ岳 |
いずかたけ |
851 |
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名栗村〜飯能市 |
地元では、快晴の日、山頂に登ると遠く伊豆まで見えるからという「伊豆ヶ岳説」。柚の木が多くあったからという「柚ヶ岳説」。また昔、麓の湯の沢で温泉が湧き出ており、その前の山だからという「湯津ヶ岳説」などがある。ちなみに伊豆ヶ岳は「山と渓谷」1993年1月号で「みんなが選ぶ新・百名山」に、武甲山、二子山と並び選ばれている。 |
3 |
大霧山 |
おおぎりやま |
767 |
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皆野町〜東秩父村 |
常に頂上に雲や霧がかかっていることから名がつく。 |
4 |
越上山 |
おがみやま |
567 |
拝み山 ケツ山 |
飯能〜越生町 |
オガミは拝みの意。越辺川上流にもあたるので越上山。 |
5 |
御岳山 |
おんたけさん |
1081 |
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両神村〜大滝村 |
御(オン)は接頭語。岳(タケ)は崖が多いことを意味する。 |
6 |
笠取山 |
かさとりやま |
1941 |
袴腰山 |
大滝村〜塩山市 |
カサトリとはグミ科の落葉低木であるアキグミのこと。このグミが生い茂っている山ということ。 |
7 |
鐘撞堂山 |
かねつきどうやま |
330 |
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寄居町〜花園村 |
昔、城の見張りが設けられ、事が起こったとき、武士達に連絡するために鐘撞堂が置かれたことに因む山名。 |
8 |
熊倉山 |
くまくらやま |
1427 |
くまくらさん |
荒川村〜大滝村 |
熊=川隈のこと、川の曲流部から聳立する岩場の多い山ということ。 |
9 |
顔振峠 |
こうふりとうげ |
500 |
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越生町〜飯能市 |
源義経主従が顔を振りながら景色の美しさを眺めて登ったとも、あるいは秩父路のはじまりにあたるので付けられたともいわれている。 |
10 |
城峰山 |
じょうみねさん |
1038 |
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吉田町〜皆野町〜神泉村 |
平将門の城が築かれていた山。 |
11 |
陣見山 |
じんみやま |
531 |
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長瀞町〜児玉町〜美里村 |
上杉・武田の戦乱期に、この山で武田方が物見をしたので名付けられた。 |
12 |
蕎麦粒山 |
そばつぶやま |
1473 |
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秩父市〜東京都奥多摩町 |
ソバ(岨・峙)とは地形語で、崖が切り立ったところをいう。ちょうど蕎麦の味を立てたような山容をしているという山名。 |
13 |
武川岳 |
たけかわたけ |
1052 |
むかわだけ |
横瀬町〜名栗村 |
武甲山の武と生川(うぶかわ)の川をとって山名とした。 |
14 |
天覧山 |
てんらんざん |
195 |
愛宕山
羅漢山 |
飯能市 |
明治天皇が明治16年にこの地で大演習を天覧なさったことから付いた名。 |
15 |
堂平山 |
どうたいらやま |
876 |
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東秩父村〜小川町 |
ドーム型の山で、その一部に平らなところがあることによる名。仏寺があったことによるという説もある。 |
16 |
多峰主山 |
とうのすやま |
271 |
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飯能市〜日高市 |
山頂あるいは山の平坦地などに砂地の多い山。周囲の山々中で中心の山という説もある。 |
17 |
破風山 |
はっぷうさん |
627 |
破不山 |
吉田町 |
切妻の屋根の破風に似ているので付けられた名。 |
18 |
日和田山 |
ひわださん |
305 |
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日高市 |
河川の曲流部などの広く丸みのある平地にある山。日当たりのよい山という説もある。 |
19 |
二子山 |
ふたごやま |
883 |
物見平 |
横瀬町 |
山頂部が二つの峰に分かれているところから付けられた山名。多くトロイデ(鐘状型、釣鐘を伏せたような)形をしている。 |
20 |
不動山 |
ふどうやま |
549 |
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児玉町〜長瀞町 |
仏教の五大明王の一神、一切の悪魔を降伏(ごうぶく)するという不動明王を山頂に祀ってあることによる山名。 |
21 |
武甲山 |
ぶこうざん |
1295 |
秩父岳 |
横瀬町〜秩父市 |
日本武尊が東征したとき、遠征した山の形が甲に似ていた。秩父の向こう側にあるのでムコウサンといったという説もある。 |
22 |
棒ノ折山 |
ぼうのおれやま |
976 |
棒ノ嶺 |
名栗村〜東京都奥多摩町 |
山頂のあたりはドーム状の広いカヤトで、坊主の尾根と呼ばれ、それが坊ノ尾根となり、棒ノ折となった。山南部のゴンジリ沢に金精様を祀る石棒があり、畠山重忠が杖にしていたが、この山で折れたことによる説もある。 |
23 |
宝登山 |
ほとさん |
497 |
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長瀞町〜皆野町 |
日本武尊がこの山に登って、下山途中野火にやられたが、山犬が現れて火を消したので火止山と名付けられことによる。 |
24 |
丸山 |
まるやま |
960 |
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横瀬町 |
高低に関係なく、こんもりとした穹窿(ドーム)形の山ということ。
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25 |
三峰山 |
みつみねさん |
1101 |
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大滝村 |
山頂部から三方の長く延びる稜線が三つに分かれていることによる山名。また山峰が三つの峰に分かれ、そこから稜線が延びているときにもいう。 |
26 |
簑山 |
みのやま |
583 |
美ノ山 |
秩父市〜皆野町 |
昔、秩父国造知々夫彦命は、雨が続いて農作物が被害を受けたので、簑山に登って止雨の祈願祭を行い、農民たちを助けたという。このとき知々夫彦命が簑を近くの松にかけことに因む山名。日本武尊が東征したとき、簑を置いて休んだことによるとも。 |
27 |
妙法ヶ岳 |
みょうほうがたけ |
1332 |
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大滝村 |
妙法は日蓮の妙法蓮華経に関係あり。 |
28 |
物見山 |
ものみやま |
375 |
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日高市〜毛呂山町 |
見晴らしのよいところに付けられる山名 |
29 |
蕨山 |
わらびやま |
1033 |
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名栗村 |
焚物が不足し、藁(ワラ)で煮炊きや暖をとったことによる。 |
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