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四国の山 第2日目 篠山 

4月27日晴れ
7時〜宿名物の卵かけご飯を食べて、8時過ぎ出発。
あとで反省するに、本日は2山登頂:全行程12時間半。朝5時頃には出発する必要があったのだが、卵かけご飯が食べたくて・・・。

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写真左:森本まる どぶろく「桂」 の宿   写真中:土鍋で炊いた飯 卵かけご飯  写真右:やどのかみさんと一緒に

まずは県道21号を下り黒潮鉄道:平田駅に出る。傍のコンビニで食糧調達して出発。 56号線を西に進み、松田川に渡る鯉のぼり(めざし釣るしとも言う)を眺め、宿毛(すくも)市内をぐるっと回って山中に。

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写真左右(提供Oさん):松田川(二級河川36km)に渡るめざし釣るし

新緑の眺めを楽しみつつ、やがてカーナビは山中への指示。うねうね道を篠川(=松田川の支流)に沿って更に奥に。途中「篠山小学校」の脇を通る。
この学校は日本一長い校名:「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校」。
篠川の右岸は愛媛県(=伊予宇和島藩?)、左岸は高知県(=土佐藩)。左岸右岸にそれぞれ人家がある。川を隔てるだけで県毎に作られた学校に通っていた子供達のことを考えると、まとめたくなるのは地元住人の思いなのだろう。

結構快適ながらだんだんと道幅は狭まり山を登り、やがて中腹のトンネルの分岐。更に登り、着いた駐車場は結構な混雑。地元ボランティアの案内で余裕で駐車。9:25
ここから次の三本杭まで、MapFanWEBの事前調査では2:30〜2:50要だったが、駐車中にカーナビでチェックするとなんと1:05。ということは1.5Hrも余裕。ゆっくり篠山めぐりができる!!!!。
ボランティアの方々に三本杭までのルートも確認し、カーナビ通りの大回りルートが早いと確認できたし。
で、ゆっくり支度を整え、ゆっくり登る。ナンバーリングした木を撮りつつ、水場で水源を探しつつ。

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写真左(提供KTさん):篠山 駐車場     写真中(提供Oさん):案内看板     写真右:道中の水場

急登の杉林では先行を撮りつつ楽勝ムードで。お寺跡地で休んでいた篠山小の子供達から篠山案内のパンフレットをいただく。校外学習(先に記した小学校)の一貫だそうである9:54−55。

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写真左:先行2人を撮りつつ      写真中(提供Oさん):お寺案内看板   写真右(提供KTさん):鹿除けフェンス有り

ここから鹿除けのファエンスを抜けて登りになる。

少し登ると社あとの石組みがあり、すぐに稜線に着く10:05。
左手方向に3分進むと「いらずの森」というアケボノツツジが群生している場所があるらしい。皆と別れ立ち寄り。足元には泥よけ用?にコモが敷いてあり、ズボンが汚れずに済む。そこそこ咲いてはいるのだが、なんかパンチに欠ける(理由は山頂で判明)し、鹿除けフェンス(人除け?)がうざったい。その先に三本杭らしき山が見える。
皆より4−5分遅れて山頂を目指す。石段を登り、神社脇を抜けて皆の待つ山頂に着く。10:15
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写真左:9:59先行を撮りつつ      写真中(提供KTさん):10:05狛犬    写真右:10:12鳥居&山頂神社

ここからの眺めは良く、伊豫の国と土佐の国の境の石碑が目立つ。山頂なのに池(というより直径1m弱の水たまり)あり。
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写真左(提供Nさん):山頂の石碑  写真中(提供Oさん):北土佐の国、南伊豫の国 写真右:2等三角点
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写真左・右(提供Nさん):少し北方に下がった見晴らしから三本杭(画面中央最奥のなだらかな山)方向をバックに   

アケボノもいい感じ・・・・・なのだが、いまいちぱっとしない。
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写真左(提供Nさん):4/27の高知新聞  中(提供Oさん):同左の撮影位置近く  写真右(提供Nさん):花の拡大+人影

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写真左(提供KTさん)・中(提供Nさん):山頂から1段下の見晴らし場から山頂方向。
                        「Oさんを撮るNさん」を撮るKTさんの図
写真右:ツツジ:下段に霜の影響有り・無しの図。写真で拡大すると花びらの先端が枯れているのが判る。

隣で撮っている方が、「4−5日前に石鎚山で霜を観測、その影響でしょう」・・・・と。ぱっとしない理由が明確に。
2013/7/7朝の「さわやか自然百景」で石鎚山の北東方「瓶が森」の放映。4月下旬に笹や小枝に樹氷が付着。太陽が上がるとすぐに融けてしまったという映像を見て、隣の方の説に再び納得。

10:25下山。時間ができたので、石段を下り、ピストンではなく山頂北側の水平道を回って旧山道に入り、旧寺院へのトラバース道を進むコースを選択。
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左(提供Oさん):10:37トラバース道入口  写真中:10:43トラバース道      写真右:10:44道の崩壊場所1ヶ所

このルートもアケボノ満開。皆しばし撮影に興じる。しばらく進み大杉の林に着。すぐにお寺跡に戻り着き、ここからは単純な下り。山頂から47分、駐車場に帰り着く。
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写真左(提供KTさん):10:47アケボノ満開 写真中(提供Nさん):アケボノ満開  写真右:10:54大杉の林
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写真左:10:56寺院跡           写真中:10:58単純な下り        写真右:11:12駐車場全景


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写真(提供KTさん):篠山コースタイム実績  ピンク色はいらずの森までのルート 


11:20三本杭までの所要時間をもう一度カーナビで確認。再び1:05と出る。・・・・・これが当初計画変更の主要素となるが、この時点では気づかず。(思いかえせばMapFanWEBで調べた篠山〜三本杭の所要時間は大回りルートで2:55必要であった。)

11:30途中のトンネルまで下り、カーナビがトンネルを抜けるルートを示さないので再設定するも所用時間は変わらず。トンネルを抜けて、快適な道を県道21号線にでる。
ここから宇和島まで昨日のルートを戻り、カーナビの案内に沿って薬師谷に入るべく右折しようとすると、Nさんから警告。「ナビ案内のままだと途中で行き止まり!!」。車を止め、ナビ上で確認すると、確かに途中で道が消えている。しかも目的地の方向を示す矢印と直線距離が表示されるだけで、本来の到着予定時刻は出てこなくなっていた。

スマホのルート検索&タブレットのルート検索で確認すると、須賀川ダム経由登山口までのルート;1:30なりがしっかり出てくる。
時に12:30。今からだと登山口着14:00、山中往復3:00としても今宵の宿は19:00着。

やむなく、本日の登頂は諦め、観光に切り替え。途中の鬼北町:道の駅「広見森の三角ぼうし」:13:25−45。昨夜の宿では1450円のどぶろくが少々高い。
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写真左:広見森の三角ぼうし案内看板 写真中:安いタケノコ180円から 写真右:どぶろく販売。高知産を愛媛県でも。

ここから宿の江川崎に向かい、観光再開。まずは岩間(江川崎下流)の沈下橋。14:28−15:22
駐車場が見つからず、沈下橋を乗車したまま通過。ちょっとした高台の広場に駐車。50分ほどのんびり。カヌー下りを眺め、石飛投げで右肩を痛めつつ・・・。
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写真左(提供Oさん):看板        写真中:沈下橋を俯瞰           写真右(提供Oさん):今渡ってますの図

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写真左:岩間(江川崎の下手)の沈下橋 右岸下流から                        写真右:観光案内標識

近くに、沈下橋を俯瞰する広場があり、その下では大粒のノビルをGET。15:23−35
そこで仲間が集めた観光案内によると、江川崎の上流にも沈下橋が有るらしいとのことで上流に向かう。

で、江川崎から5分ほど上流の長尾の沈下橋へ15:55−16:12。トンビが飛びながら川の獲物をGET。当初魚かなと思ったが何とも判断できない写真を撮る。
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写真左(提供Nさん):長尾沈下橋 右岸下流側から 写真中:右岸から俯瞰   写真右(提供Oさん):今渡ってますの図

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写真左:長尾の沈下橋 左岸上流から     写真中:左岸下流から       写真右:鳶の図。拡大図には木片?

更に上流には中半家沈下橋があり、比較的のどかな橋16:19−30。下流にJRの鉄橋と住民用の抜水橋。沈下橋はブロックで車の通行はできないように。

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写真左:中半家沈下橋 右岸上流から     写真中:右岸上流から   右(提供Oさん):橋上から下流のJR橋と抜水橋

KTさんは大の字に。ここには、四万十川の名の基になった風景がよく見える。
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写真左(提供Nさん):大の字の図  中(提供Nさん):四万十川の名の基の一つ「甌穴」  写真右:角度と露出の妙

その上流の半家沈下橋は、国道ルートから外れるが、水量豊富で迫力有り。向かいの神社を訪れ往復。16:40−50

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写真左(提供Nさん):半家沈下橋下流右岸から 中(提供Oさん):右岸から橋を渡る 右:向かいの神社(左岸)
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写真左(提供Oさん):牛鬼祭の行われる神社  写真中:左岸下流から急流を見る 写真右:左岸上流から

こうした沈下橋は、洪水時には水面下になることもあり、その痕跡がそれぞれの橋に。おそらく流木のぶつかった跡か?。
長尾の沈下橋では、比較的新しめの土留め(車の脱輪防止用:幅5cm高さ4−5cm)がみごとに吹っ飛んでいる。
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写真:沈下橋の縁にある車止めに見える洪水の痕跡。 赤矢印は水の流れてくる方向(上流から下流)。


車に帰り、ふとパンフレットを見ると川渡り鯉のぼりの案内が。皆に「見たい」といって更に上流に向かってもらう。
途中狭い町中をぬけ、17:05頃着いた所は川を渡る「鯉のぼり川渡し発祥の地(1974〜)」。当初は約50匹だったが、今では約500匹にも。
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写真上:右岸から左岸への鯉のぼり川渡しの連なり
写真左(提供Oさん):右岸の始まり。   写真中(提供Oさん):発祥の地     写真右:左岸側の終わり

もっとも、相模川高田橋:1988年からの後発であるものの今では5本のワイヤーを渡し、約1,200匹が泳ぐ(HP上の値)。

ひとしきり見物したのち宿に向かう。途中の道「駅とわの」で、乾燥トマトと「中村名物:筏ようかん」を明日の行動食に。この道の駅特産?の四万十川新聞バックに入れてくれる。バッグの作り方指導員研修もこの道の駅で有料で実施中。
  →http://shimanto-shinbun-bag.jp/

江川崎から再び下流に移り、左岸に渡り、少し行った道脇に今宵の宿。どうも居酒屋(仕出し屋)のついでに宿(2部屋)のよう。割烹旅館の名に恥じぬ・・・・タケノコの根元の固い部分をすりつぶして「しんじょのあんかけ」にしたのは救いかも。
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写真左:今宵の夕食    中:飲み屋(食堂?)としてのお品書き 右:割烹旅館全景 駐車場の上はビヤガーデン?

ここでもビール2本と夕食で26000円/4人(朝食抜き)

                                      


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