5月4日朝 早めに食事したいが7時半からと遅めとなる。 左から903m孫三瓶山、961m子三瓶山、小さな山に見える886mのピーク(赤雁山)、その右に室ノ内に下れる855mの鞍部があり、その右上が男三瓶。 反時計回りのルートを主張してまず女三瓶953mに登る。約10分ちょっとの10:50に放送塔の並ぶ山頂に着く。 結構人がいる。男三瓶1125.9mまでは結構な登り。と言っても最低鞍部が855mだから200mと少しかな。わずか約3分の滞在で男三瓶に向かう。 写真右:男三瓶方向 下る途中の道ばたで翁(おきな)草に出合う。絶滅危惧種なんだとか。園芸店ではよく見るが。 写真右:少し遅れたOさん。 ちょっと早めに進む。後続との距離が空き始めたので「少し待とうか」、と声をかけると、「先を急ごう」と言うことで目一杯進む。最後の急登の途中にわすれな草が咲いているが、息切れしていてカメラぶれしてしまう。急登を抜けると山頂手前の開けた場所に着き、山頂が見える。11:23。道ばたの崖には火山らしい積層構造がよく見える。 直ぐ先に山頂避難小屋がある。中は12畳ほど。休んでいる人もいて、結構綺麗である。 ↑ 写真左提供 KTさん そこから一足で男三瓶山頂に11:27着。ここも18cm角。しかも一等三角点百名山。 ↑ 写真左提供 KTさん 写真右提供 Nさん 風が強いし、もやが掛かっていて全く遠くが見えない。大山は無理としてもせめて海ぐらいは・・・・やっぱりだめ。とりあえず後続が来るまで飯を食う。5−6分後到着。天候は下り坂のはずが雲が現れず。結構のんびり。 11:48出発、歩きやすい道を子三瓶に向かう。火口の向こうには放送塔のある女三瓶が見える。 ↑ 写真提供Oさん スミレが色々咲いている。砂っぽい道なので環境的には厳しい場所なのだろうけど。 葉っぱがまだ出ていないからアケボノスミレ。 よくわからないがタチツボスミレ? 鞍部までの下りが思った以上に急。250mぐらい下る。写真左:上を見ると後続者が空に浮かんで見えるほど。 写真右:正面を向くと眼下には886mのピーク(赤雁山)とそれに連なる水平道、子三瓶(右)、孫三瓶(左)の稜線が見える。 これでもかこれでもかと写真を取る余裕もなく下りに下り、ようやく水平道に。崖崩れの上にイタドリ発見。4−5本へし折る。鞍部の峠855m着12:22。先行のKTさんも、同じようにイタドリを食べていたのだそう。 ↑ 写真左提供 Oさん 写真右提供 KTさん 雨天時にはここから室ノ内経由55分で女三瓶の鞍部に戻る予定であったが、天候は安定。そのまま子三瓶に向かう。 登る途中、赤雁山の当たりから男三瓶を振り返ると、所々人影が見える。よくまあ、あんな所を降りてきたものだ。 ↑ 写真提供KTさん 子三瓶山への登り ↑ 赤雁山の水平道を3者3様に歩く:写真左提供 Nさん いや4者4様に歩く:写真右提供 KTさん 100mちょっとの登りで12:49子三瓶の山頂に着く。またまた飯の時間。蝶が舞っている。停まったのを追いかける。どうもキアゲハのようである。13:14ようやく重い腰を上げ出発。 ↑ 写真左提供 KTさん 孫三瓶まで、さっさと150m下り、さっさと100m登り返す。13:33着でまた休み。 写真左:これから向かう孫三瓶山 写真右:孫三瓶への鞍部を俯瞰。十字路が見える ↑ 写真左提供 Nさん 写真右提供 KTさん クリックすると1120*360に拡大 子三瓶の下り ↑ ↑ 孫三瓶の登り 写真左提供 KTさん 孫三瓶山頂から、子三瓶(写真左:登ってくる2人ずれがかろうじて写る)を見る。 写真右:男三瓶(提供 KTさん)を見る。 そこから緩い下りを進む。みつばつつじが咲いていたが、もう盛りを過ぎていてちょっと残念。大平山に近づいた稜線の足元には小さいがインパクトのある赤紫が見える(名前は??)。 着いた大平山からは、朝から歩いた稜線が一望に見える。眺めの良いとこ。リフトまで5分と掛からない。 男三瓶と子三瓶の鞍部&室ノ内と、案内レリーフ ↓ クリックすると1086*336に拡大 雨が降れば通ったであろう室ノ内。もやってて良く見えない。 ここで皆と別れ、リフト代はもったいないが歩いて下ることにする。ところどころ雨水で削られた崖がみえる。火山だけ有ってその断面はバウムクーヘン風。高さ2.5mぐらい削られたところもあった。登山道を外れ、砂しかない沢底を歩いてみる。登山道を歩く人がいぶかしげに見下げる。 沢から上にあがるとリフトに乗った仲間が降りてくるのが見えた。遅れること4分後の14:43リフト終点に着き、三瓶山の山旅を終える。 歩程:4時間25分 一休みして今日の宿に出発。カーナビ任せで進む。予約できなかった国民宿舎さんべ荘の脇を抜け、山菜摘みが楽しめそうな草原を通り、快適な道をひたすら。途中の太田市では迷う道があったが、ほぼまっすぐ今夜の宿「波根の朝日旅館」に着く。 写真左提供:Oさん 昔は海水浴の浜が良かったとのことだが、砂浜が流されてしまい、無粋な波よけがならんでいる。その浜に今では韓国語・ロシア語の空容器が多数うち寄せている。遠目に立神岩が船のように見える眺めが唯一か。写真右提供:KTさん 波よけの上で休むうみねこ。日の入りが楽しめそうだった。 写真右提供:KTさん 町の顔:波根(はね)駅、駅前には八重咲きの桜が今を盛りと咲いていたが、列車の本数は・・・。 箱も1つか2つ。 ↑ クリックすると1250*336に拡大 食事の時間が読めず、部屋にて待機したため日の入りはNG。食事も値段なみ。「へかやき」という魚のすき焼きがあったが、たのまずに正解だった?たのんだほうが正解?? 翌日、いつもより早めに8時前に出発。鳥取までのロングドライブ。快適道有り、渋滞有り、無料の高速道を求めてふらふら。 宍道湖のキンクロハジロ、出雲空港からは人工の鳥も飛ぶ。 大山の近くを進むのだがもやってて全く見えない。途中1度コンビニ休憩しただけで12:10過ぎ鳥取駅近くの営業所着。駅中で土産物を手に入れ、駅ソバをたぐり、13:22の智頭急行に乗る。 20分前に並んだが、人が一杯でたちんぼう。駅で買ったアイスクリームをかじりながら車窓を眺める。 見慣れた智頭町の町並み、そこから智頭急行線に乗り入れてすこし因美線と平行に進む風景、鳥取ー岡山県境の長いトンネル、大原駅の隣・宮本武蔵駅は気づく前に通り過ぎ、佐用では高架で姫新線を渡り、約1時間後には山陽本線の上郡(かみごおり)につく。姫路には1時間22分後の14:54着。これが日本海と瀬戸内海の所要時間。 ここから新幹線で新大阪に向かう。空いていると思ったが結構込んでいる。新大阪で約1時間待ち。新大阪発は新横浜に停まらない列車が多く、確実を狙ってひたすら待つ。 おみやげにたこ焼きを買い、16:40乗り込んだ車内で祝宴。持ち込んだビールと弁当で旅を終えた。 HOME−−> 4/30扇ノ山へ −−> 5/1那岐山へ−−> 5/2道後山へ−−> 5/3比婆・吾妻山へ−−> 5/4三瓶山へ−−> 山行一覧に戻る |