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三瓶山サンベサン

5月4日朝 早めに食事したいが7時半からと遅めとなる。
昨日まで行く予定であったおろちループ(右回りに1と3分の4回転し標高695mから615mまで下る国道314号線)はパス。
平行する木次線も三井野原駅(標高715m)から北東に進み、南向きからぐるっとUターンして北に、西に北に進み
スイッチバックして南東南に進んで出雲坂根駅(標高565m)に下る所が眺められるのだったが。

カーナビ設定での最短コースは一昨日の道を戻るコース。8:10発。前日に話題になった船通山の麓を通るがここもパス。
峠を越える頃になると結構細い道を進む。開けた平地にあるコンビニで食料調達。コンビニは中国地方は「ポプラ」が多い。
途中、車の走行距離が44444kmとなった。少し進んでガソリン補給。すると、残量表示が6メモリまで上がった。
借りた時5メモリだったので満タンではなかった???。
レンタカー会社に連絡し、後日500円分*4返却してもらう。

 
ナビ上は北に南に上下する道が選択されていて、結構な距離がある。まあ道は広いのでスピードは出る。ナビにはない道が
できていたりして助手席のナビ泣かせ。それでも10時05分には三瓶山の東の原リフト前に着く。約2時間かかった。
写真左に女三瓶山に放送塔が林立。


10:18、直ぐにリフト乗り場に向かう。一応午後からの雨を予想して往復を買い、5分ほど乗り、山頂駅に着く。
10:37女三瓶山との鞍部830mに出ると室ノ内に向かう道を確認する。雨の時はここに戻ってくる予定。
                                    ↓ クリックすると1100*405に拡大
画像
左から903m孫三瓶山、961m子三瓶山、小さな山に見える886mのピーク(赤雁山)、その右に室ノ内に下れる855mの
鞍部があり、その右上が男三瓶。

反時計回りのルートを主張してまず女三瓶953mに登る。約10分ちょっとの10:50に放送塔の並ぶ山頂に着く。結構人がいる。
男三瓶1125.9mまでは結構な登り。と言っても最低鞍部が855mだから200mと少しかな。
わずか約3分の滞在で男三瓶に向かう。  
                                 写真右:男三瓶方向


下る途中の道ばたで翁(おきな)草に出合う。絶滅危惧種なんだとか。園芸店ではよく見るが。 写真右:少し遅れたOさん。


ちょっと早めに進む。後続との距離が空き始めたので「少し待とうか」、と声をかけると、「先を急ごう」と言うことで
目一杯進む。最後の急登の途中にわすれな草が咲いているが、息切れしていてカメラぶれしてしまう。急登を抜けると
山頂手前の開けた場所に着き、山頂が見える。11:23。道ばたの崖には火山らしい積層構造がよく見える。


直ぐ先に山頂避難小屋がある。中は12畳ほど。休んでいる人もいて、結構綺麗である。

   ↑ 写真左提供 KTさん

そこから一足で男三瓶山頂に11:27着。ここも18cm角。しかも一等三角点百名山。

   ↑ 写真左提供 KTさん                      写真右提供 Nさん

風が強いし、もやが掛かっていて全く遠くが見えない。大山は無理としてもせめて海ぐらいは・・・・やっぱりだめ。
とりあえず後続が来るまで飯を食う。5−6分後到着。天候は下り坂のはずが雲が現れず。結構のんびり。

11:48出発、歩きやすい道を子三瓶に向かう。火口の向こうには放送塔のある女三瓶が見える。

   ↑ 写真提供Oさん

スミレが色々咲いている。砂っぽい道なので環境的には厳しい場所なのだろうけど。
葉っぱがまだ出ていないからアケボノスミレ。  よくわからないがタチツボスミレ?




鞍部までの下りが思った以上に急。250mぐらい下る。写真左:上を見ると後続者が空に浮かんで見えるほど。

写真右:正面を向くと眼下には886mのピーク(赤雁山)とそれに連なる水平道、子三瓶(右)、孫三瓶(左)
の稜線が見える。

これでもかこれでもかと写真を取る余裕もなく下りに下り、ようやく水平道に。崖崩れの上にイタドリ発見。4−5本
へし折る。鞍部の峠855m着12:22。先行のKTさんも、同じようにイタドリ食中のこと。

   ↑ 写真左提供 Oさん                             写真右提供 KTさん

雨天時にはここから室ノ内経由55分で女三瓶の鞍部に戻る予定であったが、天候は安定。そのまま子三瓶に向かう。
登る途中、赤雁山の当たりから男三瓶を振り返ると、所々人影が見える。よくまあ、あんな所を降りてきたものだ。

   ↑ 写真提供KTさん

子三瓶山への登り

 ↑ 赤雁山の水平道を3者3様に歩く:写真左提供 Nさん  いや4者4様に歩く:写真右提供 KTさん


100mちょっとの登りで12:49子三瓶の山頂に着く。またまた飯の時間。蝶が舞っている。
停まったのを追いかける。どうもキアゲハのようである。13:14ようやく重い腰を上げ出発。 

   ↑ 写真左提供 KTさん


孫三瓶まで、さっさと150m下り、さっさと100m登り返す。13:33着でまた休み。

写真左:これから向かう孫三瓶山         写真右:孫三瓶への鞍部を俯瞰。十字路が見える

   ↑ 写真左提供 Nさん 写真右提供 KTさん   クリックすると1120*360に拡大


          子三瓶の下り ↑     


                 ↑ 孫三瓶の登り 写真左提供  KTさん


孫三瓶山頂から、子三瓶(写真左:登ってくる2人ずれが隅っこに写る)を見る。 写真右:男三瓶(提供KTさん)を見る。


そこから緩い下りを進む。みつばつつじが咲いていたが、もう盛りを過ぎていてちょっと残念。大平山に近づいた稜線の
足元には小さいがインパクトのある赤紫が見える(名前は??)。



着いた大平山からは、朝から歩いた稜線が一望に見える。眺めの良いとこ。リフトまで5分と掛からない。

男三瓶と子三瓶の鞍部&室ノ内と、案内レリーフ   ↓ クリックすると1086*336に拡大

雨が降れば通ったであろう室ノ内。もやってて良く見えない。
ここで皆と別れ、リフト代はもったいないが歩いて下ることにする。ところどころ雨水で削られた崖がみえる。
火山だけ有ってその断面はバウムクーヘン風。高さ2.5mぐらい削られたところもあった。
登山道を外れ、砂しかない沢底を歩いてみる。登山道を歩く人がいぶかしげに見下げる。


沢から上にあがるとリフトに乗った仲間が降りてくるのが見えた。
遅れること4分後の14:43リフト終点に着き、三瓶山の山旅を終える。  歩程:4時間25分

一休みして今日の宿に出発。カーナビ任せで進む。
予約できなかった国民宿舎さんべ荘の脇を抜け、山菜摘みが楽しめそうな草原を通り、快適な道をひたすら。
途中の太田市では迷う道があったが、ほぼまっすぐ今夜の宿「波根の朝日旅館」に着く。

写真左提供:Oさん


昔は海水浴の浜が良かったとのことだが、砂浜が流されてしまい、無粋な波よけがならんでいる。
その浜に今では韓国語・ロシア語の空容器が多数うち寄せている。
遠目に立神岩が船のように見える眺めが唯一か。写真右提供:KTさん


波よけの上で休むうみねこ。日の入りが楽しめそうだった。          写真右提供:KTさん



町の顔:波根(はね)駅、駅前には八重咲きの桜が今を盛りと咲いていたが、列車の本数は・・・。 箱も1つか2つ。

↑ クリックすると1250*336に拡大


食事の時間が読めず、部屋にて待機したため日の入りはNG。食事も値段なみ。「へかやき」という魚のすき焼きがあったが
、たのまずに正解だった?たのんだほうが正解??

  写真左:夕餉               写真左:朝餉 


翌日、いつもより早めに8時前に出発。鳥取までのロングドライブ。快適道有り、渋滞有り、無料の高速道を求めてふらふら。
宍道湖のキンクロハジロ、出雲空港からは人工の鳥も飛ぶ。
大山の近くを進むのだがもやってて全く見えない。途中1度コンビニ休憩しただけで12:10過ぎ鳥取駅近くの営業所着。
駅中で土産物を手に入れ、駅ソバをたぐり、13:22の智頭急行に乗る。

20分前に並んだが、人が一杯でたちんぼう。駅で買ったアイスクリームをかじりながら車窓を眺める。
見慣れた智頭町の町並み、そこから智頭急行線に乗り入れてすこし因美線と平行に進む風景、鳥取ー岡山県境の長いトンネル、
大原駅の隣・宮本武蔵駅は気づく前に通り過ぎ、佐用では高架で姫新線を渡り、約1時間後には山陽本線の上郡(かみごおり)につく。
姫路には1時間22分後の14:54着。これが日本海と瀬戸内海の所要時間。

ここから新幹線で新大阪に向かう。空いていると思ったが結構込んでいる。新大阪で約1時間待ち。
新大阪発は新横浜に停まらない列車が多く、確実を狙ってひたすら待つ。

おみやげにたこ焼きを買い、16:40乗り込んだ車内で祝宴。持ち込んだビールと弁当で旅を終えた。

 
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