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那岐山


5月1日 
夜半からの雨が上がらず、結構降り続いている。今日の山はどうなるのかなと思っていた智頭町の宿で一波乱。
Oさんの目が真っ赤。眼に何か入ったのかと思ったが、聞けば昨日笹が眼に入ったのだとか。宿で近くの眼科を聞くが、どうも良く判らず。N氏が宿のパソコンを借りて、隣の県の津山市の眼科の一覧をGet。
それにしてもさすが工事関係者歓迎の河内屋旅館!経営者は相当のご老体だが、IDSNとはいえ立派にネット環境になっている。 
 
8時30分雨降る中、眼科に向かう。鳥取−岡山の県境を越え、360度ぐるっと回る道を過ぎ、左手に那岐山登山口を見つつ、ひたすら津山市に向かう。途中でめぼしい眼科に電話して予約。近づくにつれ辺り一帯は医院の団地。カーナビは細かな路地への案内をしてくれるが、乗っている人間が探せない。一度ぐるっと回って同じ場所に着く。ここで道案内を乞うと、さっき右折した道を左折するのだとか。Oさんを眼科に預け、コーヒーを飲むべしで町中に繰り出す。

ついた津山城跡の麓の店に駐車したとたん、「終わったよ」の電話が入る。なにも飲めずに迎えに行く。なんでも、角膜に傷がついていたのだが、医者曰く、「角膜は丈夫だから2−3日で直る」とか。
皆、一安心で本来の目的:那岐山登りにギアチェンジ。まずは飲み損ねたコーヒーをマクドで。味は・・・やっぱマクド。

那岐山に戻る途中のコンビニで食料を仕入れ、11:42ようやく登山口の駐車場に着く。 写真左:Oさん提供

霧の中、半重装備に身を固める。合羽の上とスパッツと麦藁帽子で。  

一人ですぐ近くにある蛇淵の滝見物。あまり見栄えのする滝ではないのだが。そう言うと、だれも見に行こうとしない。

写真左:KTさん提供

さて、皆準備完了で11:55出発。5分ほどで林道を外れ、登山道に。          写真右:Oさん提供


直ぐにCコースとBコースの分岐につく。Cコース2.4km、Bコース2.9kmの標識があり、迷わずCコースに入る。

写真右:ここら辺りから霧が濃くなり、30m先を行く仲間が見え無くなる。 
 
歩くこと10分、再び林道に出る。そこにある標識には「那岐山まで2.5km」 あれ?? 10分歩いて0.1km戻ったということ?


気を取り直し、樹林の中をゆっくりと進む。5分後に休憩場所。森の役割についてお勉強の看板が6枚並ぶ。


すぐに小さな水場があったが、味は今一。ひたすら視界30mを登ること25分の12:43、標高1000mの大神岩につく。

この岩の頂からは眼下の津山盆地が一望に見渡せるのだとか。でも見えるのは白一色。振り返れば仲間は見える。

とりあえず腹ごしらえし、気を取り直して出発。雨が無いのが救いだったが、稜線が近づくにつれ風が強くなってくる。着いた稜線では相当な風。風速25m?                 写真右:KTさん提供


急ぎ鳥取県側の休憩舎に避難する。東側の壁が無く本当に休憩所。南側の壁の影に避難し、一息つく13:25。

               写真全て:Oさん提供

晴れていれば・・・・。と思うように山頂からの写真が貼ってある。強風に負けないよう身支度を整え、13:30出発。 
三角点は強風と視界30mのガスの中。写真1枚きりでそそくさと最高点に向かう。鞍部にある避難小屋で再び一息。蓄電池式の電灯があった。少し風がないだので出発。13:44山頂に着く。

           写真左:那岐山三角点1240m         写真右:那岐山最高点 KTさん提供

最高点は、300名山の案内本には1250mとあったが、1240mの石碑(昭和57年7月に建立)がある。写真左:

あれおかしいな?と裏に回ると、「1240mを1255mに変更」の謂われが彫り込まれていた。写真右:


視界がきかず、わずか4分ほどで下山にかかる。約10分でBコースへの分岐に着く。

看板の向きを整えるKTさん。ごくろうさま。

なんと言うことのない下りであったが、鹿除けの柵をくぐった頃から道があやふや。ブルドーザーのつけた道が登山道を寸断しているのと、桜を植林したらしく木がきりきざまれて禿げ山風。視界も30mでは行き先不安。 
あちこちうろうろしながらようやく標識を見つける。やっと1.4km。残り1.8kmか。あれ?足すと3.2kmの勘定。

写真右の黄色いザックの当たりに水場があった。
はっきりしてきた道を進むが、今度は樹林帯で薄暗くなる。眼下に沢が見えるが、滝の連続であっという間に登山道と高度差ができてしまう。結構な急坂を下っているのだが滝には勝てない。30分間ひたすら下り、ようやく沢を渡る。

小橋のカエデがなんともいい。

写真左:水平道を歩くこと2分でB、Cコース分岐に帰り着く。 写真右:フラッシュを焚くと、お疲れさまが浮かび上がる。


ともあれ、15:10駐車場に帰り着く。行動時間3時間15分。
 
今日の歩数 14000歩


身体が冷えて来たので車に乗り込み、今夜の宿に向かう。朝通った国道53号線を西に進む。横目には那岐山は昼と同じで中腹まで雲の中。町中の空はやや明るくなってきたようだ。
津山市北部にある総合スポーツセンタ併設の宿 弥生荘につく。  



乾燥場は?と聞くと、洗濯機と洗剤と乾燥機を提供してくれる。風呂の前に、ここ2日分の汚れ物を洗う。翌朝には、再び着用。合羽も干して、早めに取り込み、部屋の中で十分乾燥させる。

夜の食事                                 朝の餌。

 


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