HOME−−>  5/1那岐山へ −−>  5/2道後山へ−−>  5/3比婆・吾妻山へ
     −−>  5/4三瓶山へ−−>  山行一覧に戻る

扇ノ山:(オウギノセン)


4月30日

早朝の便に乗るべく5時に出発。鳥取空港に飛ぶ。連休前半の最後なのか、片側3列席を独り占め。
眼下には飛行機の羽が大きく見える。その脇から、奥秩父、八ヶ岳、南ア北部、中央アルプス、
その向こうに御岳、白山が次々に見えてくる。
写真左:八ヶ岳を南東上空から見ると、赤岳と阿弥陀岳が同じに見える。
写真右:南アの白根3山も豪快に。小太郎山尾根は昨晩秋に行ったので懐かしい気分。


Oさんは少し離れた席、翼とは無縁の様。南ア北部が一望。 以後日付付写真は、提供:Oさん
写真左:仙丈の白い頂を右に、飯田盆地北部やその向こうに北アも。
写真右:甲斐駒、仙丈、白根3山、農鳥、広河内まで楽に見える。


中アの木曽前岳と麦草山は分類上木曽駒が岳の付属となっている。見る角度のせいかもしれないが、
機内からの眺めは独立峰でも良いのでは・・・なんて思ったりして。写真提供:Oさん
写真右は4列に重なる山々。順に、
最奥が麦草、手前が前岳−木曽駒、第2列目:三の沢−宝剣、第3列目:熊沢−檜尾、第4列目:南駒−空木かな?


その5−6分後、今度は白山が。写真右 提供:Oさん


日本海が見えるようになると、赤潮らしき赤い帯が延々続いている。20万分の1地図と見比べ3−5km長はありそう。
しかし段々とかすみが強くなり、遠くが見えにくくなったころ鳥取空港に着く。

空港内のレンタカーで出発。鳥取砂丘見物を提案するも、天候下り坂を理由に敢えなく却下。まっすぐ扇ノ山に向かう。
途中一個所道を間違え、早めに右折。結果的に正解だった。
河合谷牧場の広い敷地を通り抜け、向こうの山腹には白い桜が数多く見える。道ばたの灌木が根元から曲がっている。
雪が多いのかなと思う。着いた水の広場 標高1000m。ここまで約1時間半のドライブ。
わき水を汲みに来た女性によると、昨年は牧場入口(標高約700m地点)の下まで雪があり、ここまで入れなかった。
今年は雪解けが早い。いつもは途中のわき水を汲むのだが、その道は今年は通行止め。
で、しかたなくここまで上がってきたのだとか。

下記写真左の案内文の「鳥取県」の下あたりに、水汲み場あり。ポリタンクのある所
ピンクのザックは筆者。 写真提供:KTさん、Oさん ↓クリックで拡大
画像

しかし、滝から流れるのは伏流水とした看板だが、滝(上記写真左中央&写真右下段)の上部によじ登ってみると、
直径20cmぐらいのパイプがあり(写真右上段)、ここから水が出てきている。ときどきゴボゴボと泡混じりで。
これって湧き水??近くの(湧きだし口?)からパイプで引いてきたのかも?
右上の写真:2本の黄色いバンドが巻かれた黒っぽいパイプが水中に。

ともあれ、身支度を整え、林道を2−300m進む。
ここから左手の登山道に入る。初めはやや急坂だったが数10mで平坦に。タムシバの白が良い。 写真左:提供Nさん

ということは山腹の桜ではなくてタムシバだったことになる。そう思えば今は5月だものな。 

途中で積雪期に目印となる「赤い荷造り用ひも」を取り除いている人を追い越す。
標識の位置からして、この辺りの積雪は1m以上なのかも。
しばらくゆっくり登り下り。扇ノ山の手前で60m下って100m登る。途中に残雪がある。5−6分ほど楽しむ。

                                        写真右:提供Oさん

山頂手前には見晴台。鳥取市が見えるはずなのだがもやってて見えない。 


着いた頂には立派な避難小屋。2階には土足で入れないのであきらめたが、見晴らしは良さそう。
氷ノ山側が開けていてよく見える。蝶を追いかける大きな網を持った集団が3名ほどたむろ。 


山頂は2等点。氷ノ山が樹間に見える。                    写真右:Nさん提供。


一人山頂を離れ散策。雪で曲がったであろうN字型のブナが何とも。山頂には約40分ほど滞在。もと来た道を引き返す。


山頂の関門=倒木 をくぐる。

気温が上がり、融けた雪で道がぬかるむ。
まるで、♪雪が融けて♪川となって♪足元は♪滑りやすく〜、♪びちゃびちゃ道で♪ドロが跳ねて♪一張羅を汚すよ ほい。

途中のブナの天然林を通り抜ける頃、ほぼ同じ高さでいくつもの木が曲がっているのに一同気づく。
雪によるものと皆んなして納得。


登山道途中から林道に出る。ここがうわさの高原野菜畑のはずだが、作付け前でなにも無し。結構ただっぴろい。
少し下った小池では10〜15cmはありそうな蛙がばしゃばしゃ。この大きさだと食用蛙なのだろうが鳴き声が全く違う。
左写真提供:Oさん


何なのだろう。どうもヒキガエル(日本ヒキガエル)のよう。 傍らのミヤマカタバミの花がを撮りつつ駐車場に着いた。
往復3時間 山頂での休憩40分を含む。


ここから今日の宿:智頭(ちず)町までカーナビをセット。カーナビに従って道を進む。狭い林道を抜け、
雨滝集落からは広めの道を快調に。捨石集落はダム工事でさらに快適。1年前の五木集落を思い起こす。ダム位置も良く判る。

さすが、カーナビ。20万分の1地図にもない道をしっかりナビ。で、途中懐かしい看板を見る。
さて着いた智頭町、宿が判らない。駅前に出て道を尋ねる。もと来た道を引っ返して左折のはずが無い。
もう一度同じ所を通る。そこでまた確認。すると、細い路地があり、そこを右に進み、ようやく着。
15:10過ぎ。約1時間半のドライブ。

                                          写真右:Oさん提供


智頭町:何でも鳥取藩の殿様が参勤交代の際に泊まる一泊目の本陣がある町。交通の要であり、結構にぎわっていた
との看板があり、観光客もちらほら。古い町並みがその目玉。宿で一息ついて、18時からの風呂と食事の前に町中散策。
町の観光案内図。KTさん提供。クリックすると原寸に拡大し、細かく読めますよ



智頭町出身の映画監督:西川克己の寄贈品を展示した「西川克己映画記念館(ウィキペディアにも載っている)」をのぞき込む。
出入り自由。庭側にある窓もカギもかかっておらず開閉自由。で、開いて中の展示物を撮る。

映画に興味のない筆者は、山口百恵の伊豆の踊り子ぐらいしかわからないが・・・。

町中は杉玉があちこちに有り、その杉玉を作っている店も営業中。丸い形だけでなくフクロウ型も。

町興しで飾った杉玉。「フクロウ型の杉玉を作れるのはただ一人。」とあるblogに書かれていたっけ。

みんなの撮った智頭町の町並み、一挙公開・・・・の図  まずはKTさん提供


ついでNさん提供


つぎにOさん提供


最後は筆者。


漫画「夏子の酒」に登場した諏訪酒造(Oさん提供の写真参照)に立ち入り試飲。で、酒を買わずにミネラルウオーターを買う。さらに駅前まで出る。そこからの帰りに麦わら帽子を買う。夕方には降るはずの雨、なかなか降らず。明日の天気が気に掛かる・・・・。

    写真左:夕食                 写真右:朝食   

今日の歩数 11000歩



  HOME−−>  5/1那岐山へ −−>  5/2道後山へ−−>  5/3比婆・吾妻山へ
     −−>  5/4三瓶山へ−−>  山行一覧に戻る