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龍王岳 浄土山

03年9月13日 早朝、台風が近づく中、天気予報で良さそうな所を選ぶ。
 
山梨、中央アルプスは雨になりそう。 で、北の方が良さそうとの判断で、高尾発6:15発に乗る。

予定より早めに高尾に着く。一箱15名ぐらい。3連休というのに空いている。13分着の電車からも10名ぐらい
乗ってくるがそれでも十分に1ボックス1人。
大月を過ぎ、笹子トンネルを通過するが、運転席右側の小窓から前方を暫し見る。ほとんどまっすぐなトンネル
ゆえ、2/3を過ぎると出口が見え始める。抜けるのに約5分弱。
 
列車は松本行きだが、岡谷で快速に乗り換え。 中央線の朝1番7:00発の特急よりも6分早く着く。 この特
急は今日は臨時で白馬まで延長だが、大町発のバスには普通列車でも間に合ってしまう。
 
松本を過ぎて、山には雲の帽子と小雨。 北上するにつれ雲が少なくなり、期待がもてそう。

 蓮華、鳴沢岳は晴、爺岳はガスの中。

一山抜けて、黒四ダムからは南方の赤牛方向が厚い雲。立山はガスの帽子、ケーブルカーの終点 黒部
平からは山頂を除き、よく見える。



蓮華、烏帽子方向には雲間から太陽の光が射し込んでいる。大晦日の紅白歌合戦で「中島みゆき」が黒
四トンネルから中継された影響とかで大変なにぎわい。 ケーブルカーのダム側で20分待った甲斐があっ
て、ロープウェイの順番が早くなった。ケーブルも、ロープウェイもフル回転。
 
黒部平で15分待ちであったが室堂には予定時刻13:10に着くことができた。トロリーバスをおり、階段を
上に上に。着いたところは地上。正面に雲を被った立山が。一の越より少し上側は全く見えない。

ともあれ今夜の宿探し。当たって砕けろで通り道脇の「室堂山荘」へ。要予約だが、空き有り。相部屋だが。

ナップサックを持って浄土山経由龍王岳を目指す。すぐに浄土山直登の道に出くわす。使わない手は無い
と歩を進める。しかしコンクリで石を固めた道の歩きにくいことこの上ない。歩くこと15分、コンクリ道は無く
なったが、ガス内に突入。視界30m〜50mが続く。途中からは岩の急登。 



歩くこと45分、傾斜が緩くなった先に浄土山の標識が現れた。人一人が休んでいる。視界20mで周りは
ほとんど判らない。右手側に進むと、石組みの跡がある。神社でもあったのだろうか。材木の残骸がある
のみ。

もとに戻り、今度は「立山研究所」と書かれた左に進む。稜線上を歩むうち岩ヒバリの出迎えを受ける。ほ
っとする。



その研究所の小屋が薄気味悪く真っ白闇?に浮かび上がる。このまま龍王に行っても何も見えないのだ
がそれらしき方向に歩を進める。

結構風が強い。ちょっと下がった鞍部に登山道をはずれた踏み跡が見えている。辿るうち急に登り初め、
確信しつつも不安を抱えつつ進むこと10分、立派な看板の山頂に飛び出した。でも看板しかなくほかに
は何もない。



腹ごしらえして下山、鬼が岳方向に進むが風が強く、視界も全く効かずで諦め。宿に帰ることにしたが、稜
線は歩きやすいが結構長い下り。途中から導水用のホースが平行に走り初め、道は間違いなしと一安心。

着いた一の越は、やっぱり視界20m。浄土山からここまで誰にも合わなかった。一休みして先を急ぐ。ここ
からコンクリ道。急ぐ身には非常に歩きにくい。傾斜が緩くなった頃、ついに雨。諦めて合羽を羽織る。下界
がガス間に見えたり消されたり。結構強い雨の中をようやく室堂山荘に着いた。 

宿は、10畳ぐらいの湯船のある風呂付き。やたら塩素臭かったがしっかり暖まった。乾燥室も朝の暖房で合
羽もカラカラ。快適快適。


翌々日の9月15日、龍王岳に再度登頂しようとしたが、ガスが舞い、晴れそうにない。約2時間後の8時、東
一の越から振り向くもまだガスの中。諦めて下山にかかった。→一の越下山 参照

 東一の越からの龍王岳

−−−−>9.14朝  奥大日岳  に進む
−−−−>9.14昼  剣御前   に進む
−−−−>9.14PM  別山    に進む
−−−−>9.15   一の越下山 に進む
−−−−>9.13   竜王岳    に戻る




コースタイム:2003.09.13
     室堂13:15-室堂山荘13:24〜40−浄土山14:27〜35−
     
龍王岳14:59〜15:05−一の越15:40〜45−室堂山荘16:15
     


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