Gerunds & Present Participles

🔃 ing(動名詞・現在分詞)

坪井英語塾 英文法講座 第12回

🔃 このページで学ぶこと

動詞に ing がつくと「動名詞」と「現在分詞」になります。現在進行形との関係も含めて整理します。

  • 動名詞:動詞が名詞の働きをする
  • 現在分詞:形容詞の働きをする
  • 現在進行形は現在分詞の一用法
📋 目次 第1回 英文の作り方 🔃 第12回 ing(動名詞・現在分詞)

ing ~ 動名詞・現在分詞について ~

現在進行形とほかのingとの関係がわからない人がいると思います。このページでは、動詞にingがつくとどうなるかをご説明します。

なお、YouTubeにingの使い方についての動画をアップロードしています(15分程度)。
→ YouTube動画を見る

🗺️ ingの全体像 ― 2つに分かれる

動詞にingをつけると、動名詞現在分詞のどちらかになります。

動詞 + ing
動名詞名詞の働き
動詞 + ing
現在分詞形容詞の働き
⚠️ よくある誤解
ing = 現在進行形 ではありません。現在進行形は、現在分詞の使い方の一つにすぎません

以下の例文で確認しましょう。

(A)Playing is good.
(B)I like playing.
(C)My hobby is playing.
(D)This is a playing dog.
(E)She is playing.
(F)She looks playing.

"play"は「遊ぶ」という一般動詞です。その一般動詞にingがつくと、名詞と同じ働きをする動名詞、形容詞と同じ働きをする現在分詞に変化します。


動名詞 ― 動詞が「名詞」の働きをする

動名詞 「~すること」と訳す。名詞と同じく、文中では主語・目的語・補語になる。

動名詞は名詞と同じ働きをします。名詞は主語、目的語、補語になるのでしたね。(品詞①で復習

たとえば、bookを例にしてみると…

A book is good. 本は良いです。(「本は」→ 主語
I like a book. 私は本を好きです。(「本を」→ 目的語
My hobby is a book. 私の趣味は本です。(「本」がないと意味が通らない → 補語

動名詞もこの名詞と同じく、主語、目的語、補語になります。bookをplayingに置き換えたのが、上の例文(A)(B)(C)です。

(A)Playing is good.遊ぶことはいいことです。
(「遊ぶことは」→ 主語
(B)I like playing.私は遊ぶことを好きです。
(「遊ぶことを」→ 目的語
(C)My hobby is playing.私の趣味は遊ぶことです。
(「遊ぶこと」がないと意味が通らない → 補語

📦 動名詞の要点

動詞 + ing(動名詞)
主語Playing is good.
/
目的語I like playing.
/
補語My hobby is playing.

日本語にもありますね。たとえば「ちょっと"ジョギング"してくるね!」。この"ジョギング"は「jog:軽く走る」という動詞が動名詞の「jogging」になったものです。


現在分詞 ― 動詞が「形容詞」の働きをする

現在分詞 「~している」と訳す。形容詞と同じく、文中では名詞を修飾し、補語になる。

現在分詞とは、形容詞と同じ働きをします。形容詞は名詞を修飾し、補語になりました。(品詞①で復習

たとえば、cuteを例にしてみると…

This is a cute dog. これはかわいい犬です。(「犬」がどんな犬か → 名詞を修飾
She is cute. 彼女はかわいいです。(「かわいい」がないと意味が通らない → 補語

現在分詞も、この形容詞と同じく、名詞を修飾し、補語になります。cuteをplayingに置き換えたのが、上の例文(D)(E)(F)です。

(D)This is a playing dog.これは遊んでいる犬です。
(「犬」がどんな犬か → 名詞を修飾
(E)She is playing.彼女は遊んでいます。
(「遊んでいる」がないと意味が通らない → 補語
⇒ これが「現在進行形」!
(F)She looks playing.彼女は遊んでいるように見える。
(→ 補語

🟢 現在分詞の要点

動詞 + ing(現在分詞)
名詞を修飾a playing dog
/
補語She is playing.

補語でbe動詞と一緒に使ったものが「現在進行形」


現在分詞が名詞を修飾する場合の注意

⚠️ ing が名詞の前に来る場合と後ろに来る場合がある
・1語だけで修飾 → 名詞のに置く:a playing dog
・他の語句を伴う → 名詞の後ろに置く:the dog playing in the park

✅ 前に置く(1語だけ)

a playing dog
遊んでいる犬

✅ 後ろに置く(語句を伴う)

the dog playing in the park
公園で遊んでいる犬

1語だけの場合には名詞の前、2語以上の場合は後ろ、と考えるとわかりやすいです。


「現在進行形」の正体

ing = 「現在進行形:be動詞+~ing」 と考えるのはやめましょう。現在進行形とは、現在分詞を補語として使用しているbe動詞の文章というだけです。現在分詞の使い方の一つにしかすぎません。

🔑 進行形の正体

She is playing.
be動詞の文で
現在分詞が補語

She is cute. の cute を playing に置き換えただけ。仕組みは同じ。

補語を使用するのはbe動詞だけではありません。

She looks cute.(彼女はかわいく見える。)
このcuteをplayingに置き換えたら?
She looks playing.(彼女は遊んでいるように見える。)
同じですね。

さらに、知覚動詞を使用した第5文型でも、現在分詞が使用できます。

I saw her playing in the park.(私は彼女が公園で遊んでいるのを見た。)
この文もplayingという現在分詞が形容詞として、第5文型(SVOC)の補語(C)の働きをしているだけです。

ing = 現在進行形と考える人は、ingがあるとどうしてもbe動詞を入れたくなってしまいます。
× I saw she is playing in the park.
× I want the dog is playing in the park.
○ I saw her playing in the park.
○ I want the dog playing in the park.

ingの付け方のルール

ルール説明
1原則:語尾にそのままingをつけるplay → playing
study → studying
2短母音+子音字 → 子音字を重ねてingrun → running
stop → stopping
3語尾のeを「イ」「イー」と読む → そのままing
読まない → eを取ってing
see → seeing
like → liking
4語尾がie → yに変えてinglie → lying
die → dying
5母音+rでアクセントあり → rを重ねてingoccur → occurring
prefer → preferring
三単現のsの付け方とは異なるルールです。混同しないように注意しましょう。(三単現のS →

現在分詞には、このページで説明した形容詞の働きに加えて、副詞節と同じ働きをする分詞構文という使い方があります。その説明は機会がありましたら後日させていただきます。とりあえず、ここまでのingの働きをしっかり覚えてください。

📝 ここまでの内容をクイズで確認してみましょう。

正誤判定ゲーム Part 3(「ing(動名詞・現在分詞)」の問題あり)

🎮 英文法ゲーム一覧で他の練習もできます。

📌 このページのまとめ ― 5つの要点

  • ingは名詞の働きをする動名詞と、形容詞の働きをする現在分詞がある
  • 動名詞は「~すること」と訳し、名詞と同じく主語・目的語・補語になる
  • 現在分詞は「~している」と訳し、形容詞と同じく名詞を修飾し補語になる
  • 現在分詞が名詞を修飾する場合:1語なら前(a playing dog)、2語以上なら後ろ(the dog playing in the park)
  • 現在進行形(be動詞+ing)は、現在分詞が補語になっているだけ。ingの使い方の一つにすぎない
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