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両神山のバッジ |
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アカヤシオ |
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コース | 日向大谷口(ひなたおおやぐち) → 会所 → 清滝小屋 → 両神神社 → 両神山(往復) |
ポイント(見どころ) | 山のガイド |
山岳信仰の名残を残す登山道からアカヤシオ咲く頂上へ。 山頂近くは、岩峰がそそり立つ険しい景観ながら、陽春の5月中旬〜下旬に淡いピンク色の花を咲かせるアカヤシオが美しいことで知られている。 地元民の話によると、最近アカヤシオの花は、きれいに咲く年とそうでない年があり、毎年きれいな花が咲くとは限らないそうだ。 以前は、南東麓の白井差(しらいさす)からの登山道がよく利用されていたが、近年、廃道となった。現在は日向大谷口からのコースが一般的となっている。 |
・標 高・・・・・・・1723m ・標高差・・・・・・・1063m ・登山レベル・・・・中級者向け ・コースタイム・・・6時間30分 ・コース距離・・・・10.2km ・地図・・・・・・・・・1/25000図 両神山/長又 |
両神山頂上 |
両神神社からの両神山 |
アカヤシオ |
両神山標識 |
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山行日記-1 | 埼玉唯一の百名山とアカヤシオ 山行日:1996年5月18日(日) 晴 メンバー6名 |
秩父多摩国立公園の一角に日本百名山に数えられる、埼玉県で唯一つの両神山は、登ってみて、はじめてうなづける、本格的な山らしい山である。 両神山の山名については、八日見山の転化とする説がある。その昔、日本武尊が東征の途上、八日間にわたってこの山が見えていたために、先ず八日見山の名がつき、後代それが両神山に変わったという。またそのほかには、イザナミ・イザナギの二神をまつるが故の両神山、また龍神をまつる山、即ち龍神山から転化したなどという説もあってどれが正しいかは定かでない。 本日は、白井差(シライサス)から登山開始。最初の1時間程度は、渓流に沿って霧に浮かぶ幻想的な新緑の樹林を縫うように、歩くと、途中から岩場に変わり、頂上まで数十箇所の鎖場を通過し、登頂は12時丁度(約3時間)、頂上は岩山で極めて狭く、20名位で満杯となる、その為交替にてやっとの思いで記念撮影後、直ちに下山。途中は昼食もそこそこに、日向大谷にむけ一直線に下山開始となる。 この山は登りも下りも急坂で、きびしいの一語に尽き、普通なら一泊コース、それを日帰りにしての計画変更は、会員の希望でもあり、思えばメンバーのレベルも随分上がったものだ。 西武秩父駅前での反省会は、盛り上がり過ぎて、帰宅が10時過ぎになった。調子に乗りすぎても良くない。今後は、少し節度を正し、早めの帰宅に心掛けたいとものだ。 ▲ヤシオツツジとニリンソウ お目当てのヤシオツツジは、頂上付近で花数こそ少ないものの、ピンク色のきれいな花が咲いていた。枯れ葉が落ちないまま次の花が咲いており、ドライフラワーに生花を付けた様にも見えた。「最近は酸性雨の影響で、花数が少なくなった」と地元民の弁。 反面、ニリンソウは山全体に群生しており、今が盛りの満開状態で、十分に楽しむことができた。 |
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山行日記-2 | 何度登っても素晴らしい両神山 1999年4月29日(木) 曇のち快晴 メンバー5名 |
白井差から登るルートは、ガイドブックとは逆コースである。普通は日向大谷口から登って清滝小屋に一泊後、翌朝に頂上を目指すのが一般的のようだ。日帰りの場合、今回のルートが最も望ましい。 両神山は3年前の5月に定例山行で6名が踏破し、今回はその時参加出来なかった一部の人のために計画した山行である。メンバー構成は、初めての人2名、2回目の人2名、3回目の人1名、この構成でわかるように、両神山は何度登っても登り甲斐のある、素晴らしい山だと思う。特に登山の良し悪しは天気に左右され、その満足度も変わってくる。3年前もそうであったが、今回も快晴に恵まれて、新鮮な若葉の樹林帯を練り歩くと、イチリンソウの群生や、ところどころにピンク色のミツバツツジが美しく咲いて、私たちを歓迎してくれた。 お目当てのヤシオツツジはまだ蕾、見頃は5月中旬頃であろうか。両神山といえば、一位ガタワからのぞき岩に至る途中の鎖場で、2年程前に清滝小屋のご主人が登山者を案内中、岩場で滑落死した場所があった。「ここがその場所だよ」と会長の説明に、思わず合掌。頂上到着が12時丁度、3年前の記録と全く同じで、ゆっくり登山は健在である。 日向大谷までの長い下りで疲れ、両神山荘前の自動車道に出ると、日向大谷バス停に至る途中の道端に、日本タンポポが沢山咲いていた。花に詳しい I・Y さんの話によれば、日本タンポポがこれだけ咲いているのは珍しいとの事。今は西洋タンポポに侵食され気味で、日本タンポポは消滅の危機にあるらしい。そこで日本タンポポと西洋タンポポの違いも教えて頂いた。たまたま、翌日のNHKテレビ放送で、ある中学校の生徒がタンポポの生態観察をした結果、98%が西洋タンポポであったと紹介していた。 日本タンポポを考える臨時講座、本日の貴重な成果である。 両神山はこの時期にブッポウソウ(渡り鳥)がくると聞いたが、残念ながらその声は聞けなかった。鳴き声は「ブッポウソウ」とか。 昼間はだめなのかな? |
アクセス |
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公共交通 : 往復:西武鉄道西武秩父駅 ・両神村営バスー30分\460 小鹿野町役場 乗換 両神村営バス50分\410 日向大谷口。 ・タクシーなら 西武秩父駅〜日向大谷口約\9000 マイカー : 関越道花園ICから国道140号・県道37号ほか経由で約49k。日向大谷口に登山者無料の駐車場あり。 約20台可。 満車の場合は有料駐車場もある。 両神村営バス 0494-79-1122 秩父観光タクシー 0494-22-5611 登山・観光情報 : 両神村・両神観光協会 0494-79-1100 2004年7月作成 2005年8月更新 |