釣行日記は、6月分から月ごとにページを変えました。(07/07変更)
初回 5月29日(木) 狩野川 上流域
嵯峨沢橋下流、嵯峨沢館前
天気;晴れ
水温;18→21℃
水色;澄み
釣果:26匹
Max.;18cm
Min. ;11cm
Ave. ;15cm前後
平均してまだチビ
嵯峨沢館前左岸より嵯峨沢橋を望む。
橋との間に釣り人は一人だけ。
右岸も写真下手に2人いるだけ。
朝5時過ぎに狩野川大橋を渡る時に川を見ると、釣り人は僅かに一人。狩野川銀座と云われる大仁橋から修善寺橋のあたりには一人もいない。川を眺め眺め中流域まで来て、宮田橋の飯田オトリの前にようやく一人竿を出していた。
上流域に入り、矢熊橋の上から川を眺めていたら、アルバトロス(オトリ屋&食堂)の主人が手持ち無沙汰に一人川を眺めていた。解禁5日目で、昨日から晴天続きなのに、なぜか釣り人が少ないというより居ない。6時を過ぎているのに、上流部では有名な釣り場の嵯峨沢橋から下流を眺めても一人も居ない。こりゃどうしたことだ!アユが居ないのか?と心配になって川を覘いてみたら、けっこう群れアユが見えて一安心。
嵯峨沢橋下手右岸のオトリ屋へ行ったら、カギが掛かったままで誰もいない。また心配になってきた。ワゴン車の人が、オトリ屋が開くのを車中で待っている。
しかたがないので、川の様子を見に行くと、嵯峨沢館(老舗の温泉宿)の下手で右に川が曲がるあたりに、オトリ運搬用のタンクでオトリを運んできた人が一人だけ釣りの準備をしていた。釣れるかどうか堤防の上からしばらく見物していたが、なかなか掛からない。堤防の上を行ったり来たりして川の様子を見たが、さすがに上流部では有名な釣り場だけあって、大石がごろごろした瀬が続き、アユ釣にはもってこいの川相である。いつもなら、7時前には両岸に竿がズラーっと並ぶのに、今日はまだ一人だけ。
7時を過ぎた頃、オトリ屋の方を眺めると、ようやく店が開いた様子なので戻ると、オトリ屋のオヤジさんが、昨夜の会合で酒をしこたま飲み寝坊したと謝っている。
オトリを買い、釣友と二人で嵯峨沢館のはずれ辺りを左岸へ渡る。もう7時をまわっているのに、見える範囲で釣り人は右岸に2人、左岸に我々2人の4人だけ。
狩野川へ来るようになって30年近くなるけれど、今日ほどユッタリ、ノーンビリと鮎釣りが出来るのは初めてだ。
川面には朝から日が差して、水温は18度あるのに、30分ほどはピクリともこない。8時を過ぎてから、なんとかオトリに出来るくらいのチビアユがポツリポツリと掛かり出した。
この年になっても、最初の1匹が掛かった時には胸がドキドキする。オトリを換えて「サー次を連れてきてちょうだいヨー」と送り出すが、すぐには連れてきてくれない。
9時を回った頃になり、嵯峨沢橋の際のハシゴから3人ほど川に下りて来て、そのうちの一人が歩いてきて「釣れ具合はどうか」と聞くので、「チビがポツポツ」と答えたら、「旭水園」の所でしばらくやったが釣れないのでこちらへ来たと云い、釣友の居る下手の方へ行って釣り始めた。
まともなオトリサイズのが釣れたので、瀬の中心へ入れてみたが全くアタリが無い。
釣れるのは、波の泡が消えて流れが緩くなったあたりとか、大石の裏のたるみのような所とか、流れの筋が分かれて緩くなった所とかで、瀬の流心ではピクリともしない。
昼頃には、水温は21度まで上がったが、野アユの元気が出ないのかアタリも引きも弱い。釣れる所がいつもとは違い、例年の釣れそうな所を狙ってもほとんど釣れない。
昼飯を釣友と摂っている時、辺りを眺めると我々2人の他には1人だけで、他の人は引き上げてしまったようだ。こんな事は狩野川で初めての経験だ。昼過ぎに嵯峨沢橋の上流側から4人下って来たが、その人たちも2時半過ぎには居なくなり、左岸数百メートルを二人だけで釣るという狩野川では稀なる鮎釣りをした。
参考;当日の仕掛け
水中糸=0.2号フロロカーボン4m
鼻管まわり=1号、鼻管=ワンタッチ6.5mm、編み付け移動式
掛け鈎=カツイチV11、がまかつ・あーだ7号、3本錨、ハリス1.2号
(この日はV11のほうが良かった)
<昔の人なので、これでも“すごく繊細な仕掛け”だと思っているのです!>
**おわび**
デジカメを持って鮎釣りに出かけたのは初めてなので、釣ったアユを写すのを忘れてしまいました。次回からは(釣れたらの話ですが)忘れずに写すようにします。