囲いと守りとエトセトラ
はじめに……(ご挨拶)

囲いに関する基礎知識
1、なぜ囲いが必要か
2、良い囲いとは?
3、囲いの形の違い
4、囲いは駒の集まり
5、駒の弱点は囲いの弱点
6、状況によって囲いを選ぶ

受けの基本
Lv1、飛車先を受けよう

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良い囲いとは?

さて、では実際に囲いを組んでみようと思っても
これだけ数が多いと、一体、何が良い囲いなのか
わからなくなってしまいます
また、囲いの途中で攻められそうになってしまった時に
どのような駒組みで迎え撃てばいいのでしょう

良い囲いとは、一体どの様な囲いなのでしょうか?

良い囲いの条件の一つに
「金銀の連結が良い物」
というのが挙げられます

まずは、下の図を見てください

1図
 
 
2図
 
3図
  
4図
  
5図
 

どうでしょうか?

1〜5図は金銀が近くにいるものの
赤い文字になっている金銀は
それぞれ浮き駒になってしまっている為
金銀の連結が強いとは言えません
これでは、飛車や角に遠くから狙われてしまいます

では、次の図はどうでしょう

6図
 
 
7図
 
8図
 
9図
  
10図
 
 

どうでしょう、今度は、金銀どちらも浮き駒になっていないため
連結が良い状態になっています
これならば、飛車等に遠くから睨まれても、とりあえずは安心です

つまり、良い囲いとは、6図〜10図の様に
金銀の連結が良い状態が囲いに含まれるものと言えるでしょう
(特に6図は好形です)

以下は、比較的実用度が高いとされる囲いに含まれている部分の一例です
青文字の部分が、良い連結となっています

四枚矢倉

 
  
  
   
美濃囲い

    
 
  
  
ミレニアム囲い

  
    
  
穴熊

     
  
  
「中飛車戦法」の実戦より

    
   
    
     

相手の攻めから自玉を守る為には、駒の連結が必要不可欠ですし
逆に言えば、相手の囲いの連結の欠点を見つけられる事は攻めに繋がります

自陣、相手陣共に、金銀の連結に気をつける事が
棋力、そして勝率UPに繋がっていく事でしょう