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music
今年買ったCD。古いのも混ざってます。

100TH WINDOW/MASSIVE ATTACK
マッシブの新作です。前作MEZZANINEよりも更にダークな印象になってました。どこまで沈んでいくのだろう。このアルバム、実は最初のうちはあまり理解できなかった。でも暫く聴いているうちにはまってしまいましたね、やっぱり。音のスケールが他のアーティストからすると全然でかい。相変わらずのかっこよさです。
mellowdramatic/a forest mighty black
フューチャージャズで有名なCOMPOSTレーベルの第一弾アーティストだったそうです。なにげに。8曲目のFRESH IN MY MINDはラジオでたまにかかったりしているので耳にしたことのある人も結構多いはずです。アルバム全体としてはややエレクトロよりのフューチャージャズと言う感じでとても気持ちいいです。
genetic world/telepopmusik
フランス出身のエレクトロアーティスト。結構ポップで飽きません。エレクトロではあるのだけど、実はヒップホップ色の強い曲が多いです。アルバムとしてはちょっと散らかってる感じも否めません。
JACKIE CANE/HOOVERPHONIC
HOOVERPHONICの新作でメジャー3作目。2作目のTHE MAGNIFICENT TREEにJACKIE CANEという曲があり、そのキャラクターのイメージを膨らませて映画のサントラっぽく仕上げたのがこのアルバム。女性ボーカルの声が以前にも増してトゲトゲしており、挑戦的な印象。かと思えばスローなナンバーでは情感たっぷりな歌声になっていて全体的に声の使い方がうまくなったようです。トラックもホーンセクションを多用して、ちょっとレトロで派手な展開のものが多いです。
Stargazing/Alpha.
MASSIVE ATTACKのエンジニアだったという男性二人によるユニットの3作目。この人たちの曲は始めて聴いたのですが、もの凄く美しいすね。かなりかなりはまってしまい、買ってから2、3ヶ月の間中、毎日欠かさず寝る前に聞いていました。これだけはまったのはもう何年ぶりだろうという勢い。基本的にはトリップホップよりのエレクトロという感じの音で、その上にウィスパー系の男女ボーカルが曲ごとに代わる代わる登場するというスタイル。初めて聴くときにはそれ程印象に残るタイプではないけど、聴いていくうちにどっぷり中毒になってしまいます。メロディーも良く聴いて見ればかなり独特で、どの曲も異常に美しい。こんな音楽に出会えて本当によかったと思う。
RED SNAPPER/RED SNAPPER
解散してしまったRED SNAPPERのラストアルバム。といっても新曲は半分くらいであとはアウトテイクやライブ音源。とはいえ何れも恐ろしいくらいの完成度。早く再結成してほしいなあ。最後まで日本でのブレイクは無かったけどほんとにもの凄いセンスを持ったバンドでした。
Melody A.M./Royksopp
ノルウェーのエレクトロバンド、ロイクソップ。「午前のメロディー」のアルバムタイトルにふさわしく、朝起きてすぐに聴いても清々しく、気持ちのいいアルバムです。全体的に切なげでポップな感触。かなり気に入りました。ExtraでついていたPOOR LINOのPVもとってもいい感じ。
EVOLVE/ani difranco
アーニーの新作。相変わらず切れ味鋭いギターです。曲もそれぞれ渋くもかっこいいものばかり。歌もいけてます。最高。
SUMMER SUN/YO LA TENGO
ヨラテンの新作。SUMMER SUNという割にはあんまり溌剌としたものではなく、ゆる〜いストレンジポップです。相変わらず。前作に比べると更にレイドバックした印象で凄く気持ちいい。大好きなバンドです。
the world through my eyes/jennie medin
誰?と最初は思いました。聞いてびっくり、あのクラウドベリージャムのボーカルじゃないですか。その初のソロアルバムだったのです。CBJも凄く好きだったけどこのソロ作も無茶苦茶いい。前半のアップテンポな曲も後半のメロウな美曲たちも素晴らしいです。久しぶりに彼女の歌が聴けてかなり嬉しい。ほんと素晴らしいシンガーだと思います。
finary we are no one/mum
最近エレクトロ・音響系大好きです。ということでこれもその手のアーティスト。ムームと読みます。凄く繊細で粒立ちのいい電子音に女性ボーカルのウィスパーが乗ってかなり気持ちいいです。旧譜も聴いて見たい。
Little Plastic Castle/ani difranco
アーニーの旧譜。up up up up up upの前の作品になります。今はどちらかというといなたくて渋い雰囲気だけど、この頃はまだ若くて跳ねてる感じ。曲もアップテンポな曲が多い。もう何年も前の作品だけど、既に異常に歯切れのいいギター音を鳴らしてます。かっこいい。
no angel/Dido
結構前に流行りましたね。Thank youがEMINEMにサンプルされて。その曲ももちろんいいけど他の曲も結構佳曲ばかりでお得です。でも私はこの手の曲ではもっとゆるく曖昧な物が好きなのでいまいち浸りきれないのも事実。
Elevator Music/Tru:by Trio
以前から気になっていたフューチャージャズバンド。u:はuの上にウムラウトがついた文字の代用です。前半のアップテンポな展開むっちゃくちゃかっこいいです。モンドグロッソとか好きな人なら絶対にはまると思います。但し後半はサンバ調の曲が多く、私的にはちょっとツボが外れちゃったかな、と。
The Impossible Thrill/Alpha.
旧譜買っちゃいましたAlpha.。やっぱすごいわ。ちょっと聴きでは殆ど全容をつかめないくらい緻密で計算し尽くされた音世界。独特のメロディーラインに力強くも果敢無げな男女のボーカル。インスト曲も最高にセンスいい。Alpha.最高!
On Your Side/magnet
ノルウェーの男性ソロのデビューアルバム。カントリーとエレクトロとロックが融合した独特のスタイルで、声はトムヨークと比較されるような繊細なハイトーン。日本でブレイク、ということにはならなかったけど、このアルバム実はかなりいいです。私ははまりましたね。最近のヘビーローテです。素晴らしい。
Hail to the Thief/Radiohead
世界的メジャーバンドとなったレディオヘッドの新作。通算で6作目です。このアルバムももの凄い世界観を持ってきましたね。今までのものに比べるとグルーブ感がかなり増してます。でもやっぱり私はOK Computerが一番好きだな。
permanentry high/popium
ひたすら明るくさわやかなポップバンド。あほっぽいといってしまえばそれまでですが、なかなかクオリティーの高い音を鳴らしてます。そしてこのポピウムもノルウェー出身。今年はノルウェーの良質バンドが流行り、というか、盛んに日本に紹介されていますね。
out of the fierce parade/THE VELVET TEEN
今年一番の掘り出し物。アメリカ出身とは思えない繊細な歌声とメロディーセンス、スケールの大きな世界観、聴けば聴くほどどっぷりはまってしまいます。久しぶりに芯のある素晴らしい新人ロックバンドに出会えて嬉しい限りです。
NIGHT ON MY SIDE/GEMMA HAYES
magnetとのデュエット曲での歌声がいい感じだったのでソロ作を買ってみました。でも思っていたよりは普通、かな。上質のボーカリストには違いないんだけど、magnetとのデュエット曲のような独特な雰囲気をあまり前面に出してなかったのがもったいないと思いました。あと、もうちょっといい曲に恵まれるといいのかな、とも思います。
ver.1.0/B.E.D
屋敷豪太のニュープロジェクト。デビューアルバムとはいえ、手練の屋敷豪太によるサウンドコンストラクションは実に安定していて心地良い。曲調もしっとりと落ち着いた感じのものが主体で私好み。それだけではなく、ボーカルのクローエの声もバックトラックに妙に馴染んでいてとてもいい感じ。異様に完成度の高いアルバムです。
Quixotic/Martina Topley-Bird
変わった名前です。この人を知ってる人は殆どいないと思いますが、かのTRICKYの初期のアルバムでボーカルをとっていた人と聞けばはっと思い出す人もいるはず。私はこの人のボーカルがもの凄く好きで、TRICKYのアルバムからその名前が消えてしまってがっくりし、ソロ作を出すという情報をつかんでひたすらに歓喜したものです。そして待ちに待ったソロデビュー。相変わらず毒のある美しい声がたまりません。他の誰にも全く似ていない、本当に独特の歌声です。曲はTRICKYの頃を彷彿とさせるものも少しはありますが、大方はかなりマニアックなつくりの複雑な曲だらけで、なんか凄い事になってます。はっきり言って一聴しただけではちっとも理解できません。でも聴いているうちにその素晴らしさが徐々に見えてくるようになり、終いには中毒になってしまう。さすがにこの内容では日本じゃ売れないだろうなぁと思います。実際日本盤、出てません。。。その一方、本国イギリスではMercury Music Awardでalbum of the yearを取ってたりします。この賞は売上や下馬評には全く関係なく本当に質の高いものを毎年選出するので私も注目している賞なのですが、これ程マニアックな作品をあっさり選出するあたり、さすがというかやりすぎ?というか、ただただ「参りました」という感じです。日本にもこういう誇り高き賞があるといいんだけど。。
vulnerable/TRICKY
奇しくもかつての戦友とも言うべきMartina Topley-Birdのソロ作と同時期に出たTRICKYの新作。こちらはちゃんと日本盤出てます。既にトップアーティストとして認知されているTRICKYですが、なぜかこの新作については音楽業界から無視されてしまっている気がします。チャートに上がって来ないどころか視聴機にも入ってないし、そもそも発売したという情報も殆ど入って来なかった。確かに前作に比べると有名アーティストとのコラボも目新しい話題性も無いし、全体的なインパクトも若干なりを潜めた感はあるけど、結構いいですよ、このアルバム。特に、私のような1stから聴き続けているようなファンには嬉しい内容になっていると思います。
SILICONE/BANG BANG
フランスのトリップホップアーティストBANG BANGの2nd。前作に比べると四つ打ちビートに乗ったダンサブルチューンが多め。最初聞いたときにはちょっといまいちな気がしたけど、何度か聞いているうちにBANG BANGらしい知的な音空間が見えてきて、やはり気に入ってしまった。
THREE STREET WORLDS/TWO BANKS OF FOUR
2BO4と略すようです。濃密な世界観を持った音が特徴的なフューチャージャズユニットの2nd。数多のフューチャージャスのアーティストの中でもこの人たちの作り出す音は異常に完成度が高く、インストなのに聴いた事が無い曲でも彼らの曲だということが容易にわかるくらい独特。このアルバムは前作に比べると更にジャズ色が強くディープになった感じ。やはり完成度が高い。あと、聴いてみて驚いたのが、最後に収録された曲。なんとSUPERGRASSのMOVINGのカバー。この曲、私も好きなのですが、このグラマラスなロックチューンとフューチャージャズが繋がるとは思っても見なかった。しかもそこは2BO4。絶妙にまとまった佳曲に仕上がってます。
obrigado saudade/mice parade
ディラングループの中心メンバー、アダム ピアース率いるマイス パレードの新作。このアルバムで彼らの曲を始めて知ったのですが、エッジの効いたアコギのカッティングが全編に渡って心地良く響いているのが印象的です。音もやや実験的なものが多く、それでいて耳に馴染む感じなのもとてもよい。なんかいろいろな音が妙にクリアに響いているというか、硬質な透明感があって清々しい。近年のコーネリアスによるリミックスワークが好きな人にはもってこいなんじゃないでしょうか。旧譜も漁ろうかな。
Much More Than Much Love/Finley Quaye
レゲエやダブにロックやヒップホップが混ざったクロスオーバーな作風のフィンリー クウェイの新作。相変わらずいい声してますね。この声を聴くだけでも買う価値のあるアルバムだと思います。曲も、前作のfeeling blueのような飛び抜けたものが無い代わりに捨て曲もない、佳曲揃いで、アルバムとしては今作の方が上かな、と。前作よりもポップに聴きやすくなったのもポイントです。
SINGLES/suede
suede初のシングル集。こうやって名曲をいやと言うほど並べられるバンドもそうはいまい。圧巻です。もう一つ圧巻なのがブレットの声の変貌。さすがに衰えたなぁ、と。今のもそれはそれで良いんだけど、昔の、この世のものとは思えないような美声は惜しい! このタイミングでベスト盤ちっくなものを出されると、「解散」の二文字がちらちら見えて、ファンとしてはどきどきです。早いとこニューアルバムが出ないかなー。
She Came Home For Christmas/Mew
今年の前半で散々話題になったデンマークの新人ロックバンド。買おうと思いつつ買いそびれていたけど、このシングルが出たタイミングでやっと手に入れましたよ。そしてびっくり。ほんとに良いよ、このバンド。マンサンやMUSE以来の大型新人ですね。素晴らしい。曲の良さとボーカルのクリアボイスがあいまってもの凄く良い感じです。
Frengers/Mew
ということで買いました、Mewのデビューアルバム。捨て曲無しの超濃密な一枚です。これで新人?久しぶりにがっつりやられました。私としてはもうちょっとクセというか、強烈なオリジナリティーが出てくると良いなと思うのですが、欲張り過ぎってもんかな。今後に期待大です。
Always Music Sixty/AM60
ドリカムの主催するレーベルが紹介したアーティスト。良い味出してるギターポップです。でもそれだけって感じが否めない。もっとオリジナリティーが欲しいすね。
YESTERDAY WAS DRAMATIC - TODAY IS OK/mum
ムームの旧譜。双子姉妹のウィスパーボイスがあまりフィーチャーされてないのが残念だけど、繊細な音作りはやはりさすが。気持ちいいです。
Stina Nordenstam/Stina Nordenstam
前から興味のあったスティーナ ノーデンスタムの代表作。これも女性ウィスパー系だけど、音的にはやや前衛的というか、実験的な感触です。声もいい感じ。途中2曲ほど男性ボーカルがゲスト参加しているのですが、クレジットを見てびっくり。suedeのブレット アンダーソンじゃないですか! そういわれてみればそんな声に聞こえなくもないから不思議だ。あまり声をひっくり返してないけど、やはり良い感じだ。
And She Closed Her Eyes/Stina Nordenstam
スティーナをもう一枚。でも、こちらはおとなしい曲ばかりで少々もの足りない感じです。

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