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今年買ったCD。古いのも混ざってます。
- FELT MOUNTAIN/goldfrapp
- なんか変わったバンドないかなあとCD屋を物色していて見つけた。基本はロックだけど、冷たくて鋭利な電子音が曲の至る所で響いてきて、ボーカルの女性の声も痛切。とても不思議な音空間を創りだしています。
- OUR TIME IS COMING/MASTERS AT WORK
- ニューヨリカンソウル名義の方が有名でしょうか。最近はMasters At Workという名前も縮めて、自分達の事をMAW(モウ)と呼んでいるとか。まあ名前はどうでもいいとして、この人たちの創る音楽はほんとに気持ちがいいものばかり。シングルカットされたbutterflyもいいし、他の曲もみんな良い。特に、以前出たリミックスミニアルバムにしか入っていなかったPIENSO EN TIが入っているのも嬉しい限り。この曲はほんとにほんとにもの凄く好きな曲です。
- SMALL CIRCLE OF FRIENDS/THE MAXWELL IMPLOSION
- 日本のバンドにSMALL CIRCLE OF FRIENDSというのがある(あるいはあった)けど、こちらはアルバムタイトルで、何の関係も無いです。これはハウスなんだけど、なんだかリゾートの雰囲気がしています。なので、とても聞き心地が良いですがちょっと飽きるかもしれない。
- KAOS/ADAM F
- ドラムンベースアーティストとしてのアダムFはもの凄く好きだけど、今作はヒップホップ作品です。ヒップホップアーティストとしてはまあまあといったところだけど、所々に彼らしいセンスの良さが出ていていい感じです。
- PSYENCE FICTION/UNKLE
- これは結構前に出たアルバムなんだけど、DJ SHADOWとジェイムス ラベルが組んだという、そっちの方面ではほんとに夢のユニットとして騒がれていたものです。そのデビューアルバムということでゲストアーティストも超豪華。トム ヨーク、リチャード アシュクロフト、マイクDなどなど、今考えても恐ろしい面子です。これだけの強烈な個性を集めつつ、一枚のアルバムとしてまとまりを持たせ、かつ彼ららしさをも出し切った所だけでも信じ難い事ですが、UNKLE自身のセンスの良さもいかんなく発揮して、奇跡的な傑作となっています。
- SOULRIDER/GLEN SCOTT
- ハイブリッドソウル。前作のwithout virtigoは今聞いても傑作だと思いますが、このアルバムは更にその上をいっていると思います。heavenのような飛び抜けた曲はないけれど、どの曲もいい曲で、アルバムとしての完成度が高いです。
- INSTANT VINTAGE/RAPHAEL SAADIQ
- トニートニートニー、ルーシーパールといえばこのラファエル サディークが中心となって素晴らしい音楽を世に出してきたグループです。そのラファエルがとうとうソロ作を発表しました。彼の曲はほんとに素晴らしい。そしてあまり話題にならないけど、自身の歌声がまた最高に良いです。ソウル系のアーティストではやっぱりこの人が一番好きだな。
- The Private Press/DJ SHADOW
- 前述のUNKLEの片割れでもあるDJ SHADOWの新作です。この人は実は私の大好きなトリップホップの創始者とも言われています。だからと言うわけでもないけど、私好みのセンスが良くて歯切れの良い曲を作ります。このアルバムもかなりかなり素晴らしくてびっくりしました。いろいろな実験的な試みをふんだんに盛り込んでいるにも関わらず、恐ろしいほど完成された音構成で、その驚異的なバランス感覚にはほんと脱帽です。この人も天才だ。ちなみにREDSNAPPERが解散してしまった今、あのレベルの音楽を作り出せるのはこの人ぐらいしかいないと密かに注目している。
- FURTHER REMINDERS/TWO LONE SWORDSMEN
- SABRES OF PARADISEのアンディ ウェザオールが中心となって結成されたTWO LONE SWORDSMENのアルバムを様々なアーティストがリミックスしたもの。ウェザオール絡みとあってちょっとひねくれてる感覚がよい感じ。でもかなり地味目で、ミニマルな音なのであまり印象に残らないのが残念。
- VERSUS/THE SABRES OF PARADISE
- そのウェザオールがやっていたセイバーズ オブ パラダイスのリミックス集。リミキサーにはケミカルブラザーズも名を連ねています。でも、オリジナルの方がやはり良いと思います。聴き所はやっぱり名曲wilmot。
- between the senses/haven
- 今年デビューの新人ロックバンド、ヘイブンのデビュー作。先行シングルで衝撃を与えた「let it live」やラジオでも良く流れてた「say something」など、これはと思う曲がある反面、大した事ない曲も結構混じっていてアルバムとしてはそこそこといったところ。ボーカルはとてもいい声してます。今後に期待。
- ACOUSTIC SOUL/india arie
- モータウンレーベルの起死回生を担うといわれているR&B女性シンガーindia arie。今年2枚目が出ましたがまずはデビュー作を購入。ここ最近とてもいい動きを見せているR&B界の中でもRESらに匹敵するようなセンスあるアーティストだと思います。歌声も乾いた感じで心地良い。いい曲に恵まれればかなり化けるのではないでしょうか。2作目も結構よかったのでそのうち買います。
- INTERNAL WRANGLER/CLINIC
- サイケでへんてこなロックバンドCLINICのデビュー作。ビジュアル面でもかなりへんてこで、覆面かぶったあやしい集団という出で立ちです。ただし、音楽的にはかなり高い評価を受けていて、レディオヘッドのオープニングアクトにも抜擢されていました。このアルバムも一筋縄で行かないようなひねくれ感覚の凝ったつくりでなかなか楽しめます。
- 2000BLACK PRESENTS THE GOOD GOOD/V.A.
- 4HEROのディーゴがプロデュースしている2000BLACKのコンピ盤。彼らしく完成度の高いクールな楽曲が連なって、とても心地良いアルバムです。4HEROのブレイクビーツが好きだ、という方にはほんとお勧めのアルバムです。
- np3/nils petter molvaer
- トランペット ミーツ クラブミュージックなニルス ペッター モルヴェルの3rdアルバム。相変わらず哀愁漂うトランペットの音色と硬質なデジタルビートとが絶妙に絡んで凄くいい感じ。この音は他のどのアーティストも表現していない独特の世界観を持っていると思う。やはりお気に入りのアーティストだ。
- The Singles/the bluetones
- 私の大好きなバンド、ブルートーンズがベスト盤を出しました。新曲がいくつか入っていたり、ボーナスCDがついていたりと、収録曲の殆どを既に所有しているにも関わらず購買欲が掻き立てられてしまい結局購入。でもやはり買ってよかった。やっぱブルトンはいいよね、と思える一枚です。新曲からは新たな方向性も感じられ、早くも次回作が楽しみです。
- LIKE SWIMMING/MORPHINE
- モーフィーンの旧作。はっきり言って他のアルバムと同じ事を繰り返している彼らなのだけど、それでも熟聴せずにはいられない魅力を持ったバンドです。このアルバムもだらだらと聴きながらまったりとした雰囲気になれるディープな一枚です。
- EVERY DAY/THE CINEMATIC ORCHESTRA
- フューチャージャズのシネマティックオーケストラの新作。このアーティストはシネマティックと言うだけあって実に広がりのある空間的な音楽を作ります。前作に比べるとより軽やかになった印象で、だいぶ聴きやすい感じになっています。ウッドベースのブンブンいってる音も気持ちいい。
- it's all good/redsnapper
- 解散したはずのredsnapperが新作を?と一瞬驚いてしまった。これは彼らの編集によるコンピ盤でした。彼らの曲も2曲収録されています。さすがredsnapperのおめがねにかなっただけあって相当秀逸な楽曲がたくさん入っています。ただその中でもredsnapper自身の曲は俄然際立っていて、本当に惜しいバンドが解散してしまったんだなあと再確認させられるという悲痛なアルバムでもあるのでした。
- Charango/Morcheeba
- ひっそりと新作出してました。このアルバムはモーチーバのアルバムの中でも前作のフラグメンツ オブ フリーダムの系統のアルバムで、ヒップホップとディスコテイストが色濃く反映されたポップな仕上がりです。スカイ エドワードの乾いたボーカルも相変わらず素晴らしい。
- in between/JAZZANOVA
- ドイツ出身のフューチャージャズアーティスト、ジャザノヴァの新作です。彼らのアルバムを買うのはこれが初めてなのですが、これが期待をはるかに超えた大傑作でかなりかなりびっくりしました。こんなに良かったんですねJAZZANOVA。音が無茶苦茶凝ってて、でも抜群のバランス感覚でまとまりのあるアルバムになっています。こういうことが出来るのはほんと天才としか言いようがないです。たまげました。
- a new morning/suede
- 大好きなスエードの新作。最初聞いたときは「えっ」と思いました。曲の雰囲気ががらっと変わったのもそうですが、何よりもブレッドの歌い方が今までとはかなり違っていたのです。今までは声に張りと伸びがあって、それはそれは毒々しくも美しい歌声だったのですが、今作では声をわざとにごらせてややハスキーな感じにしている箇所がいくつもあり、最初聞いたときは思わずがっかりしました。しかし、聴いていくうちになぜか慣れてしまって、そのうち普通に愛聴盤になってしまいました。このあたりはやはりさすがスエードという事なのでしょうか。ちなみに今作から脱退したメンバーに代わってこれまた私の好きなバンドstrangeloveのアレックス リーが加わっています。
- WE ARE SCIENCE/DOT ALLISON
- 乾いていて浮遊感のある声が非常に気に入っているドット アリソンのソロ2作目。のっけから甘ったるい吐息で始まってなかなか妖しい雰囲気です。聴いていくと80年代のピコピコテクノサウンドが随所に現れて、それでも不思議と古めかしくないという独特な音作りになっています。その上にこのクールな歌声が乗ってとても心地良いです。こういう雰囲気の音楽はほんとに大好きです。何故にこんなに無名なのか不思議でならない。
- beautiful garbage/garbage
- ガービッジの新作。といっても発売されたのはかなり以前。ずっと買いそびれていたのを中古屋で購入しました。ガービッジといえばブッチ ヴィグの影響が強く、ニルヴァーナを彷彿とさせるようなダークなロックがもち味だったのですが、今作ではがらりと雰囲気を変えてR&Bに近づいた感じでした。そのため最初はピンとこなかったのですが、聴いていくうちにこれはやはりガービッジサウンドだなあと思うようになりました。シャーリー マンソンの歌も相変わらずクールです。
- HATE/the delgados
- デルガドスの最新作です。このバンドはあまり知られていないけれど、ヨラテンゴとベルセバの良い所を併せ持った、非常に素晴らしいセンスを持ったバンドです。私は前作のTHE GREAT EASTERNで始めて聴いて以来すっかり気に入ってしまったのですが、今作でも前作同様繊細でちょっとひねくれた感覚がなんとも言えずいい感じです。特に男女二人のボーカルが透明感のある柔らかい歌声を存分に披露してくれていて、かなり惹かれてしまいます。やはり、とても好きなバンドです。
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