5月30日(日) おかまはすきですか? きのう 地下鉄の切符を買おうとしていたら 前の女性のたくましい背中が気になった 手元をみていたら 手袋を脱いで 小銭を探しているようだった バスガイドさんなの? と 手袋に気をとられていたら その女性が 「どうぞ お先に」と言う風情で やさしく 私を 促した 「あ すみませ〜ん」と 何事もなかったかのように 先に 切符をかわせてもらったが 彼女は たぶん 男性だった。 「お母さん おかまタレント けっこう 好きやねんなあ」 と 息子Aにいわれたことがある 「そういえば そうやね なんでかな」 「おかまの人に 男尊女卑の人いないもんな」 息子Aの解説は けっこうあたっている 5月26日(水) カンパニュラ ![]() 去年の6月 我が家の庭で かわいい花をつけ Yさんの畑にもこっそり植えたカンパニュラ 収穫の終わったYさんの畑になぜか 枯れたカンパニュラがいつまでも残っていた Yさんは そのカンパニュラから種をとり たくさんの 苗を育てて 私に下さった 我が家の庭のカンパニュラは 一代限りだったのに Yさんのおかげで カンパニュラの子供が咲いている Yさんの新天地にも咲いているそうだ 5月23日(日) EVERYTHING きのうは 姪の結婚式だった 披露宴の会場は 花嫁の祖父 つまり 私の父がよく利用していた レストランだった 父はうれしいことがあると 何かにつけて「 ひと 」を 呼び集める人だった デザートのコーヒーが配られたころ 花嫁にむけて 二人の姪によるピアノとサックスの演奏がはじまった 姪達がちいさかったころのこと 兄が義姉とであったころのこと 小さいころの兄との思い出 そのまた父や母のことが 次々によみがえった 目の前でピアノをひいているもうひとりの姪も 4年前に ウェディングドレス姿でトランペットを吹いたのだった 車椅子で参列した父は 「ブラボー!」と言って 立ち上がり 満面の笑みをうかべていた 半年後の 父の葬儀の日 姪は トランペットで 父を送ってくれた 「君といつまでも」 涙がとまらなかった そして 今 この良き日 父と母は 思い出の中にいて うれしそうに 孫娘の結婚を祝っているにちがいない 二人の姪が花嫁に送る曲 それは 「 EVERYTHING 」 5月20日(木) 情報の世界 米兵のイラク人虐待 映像の一部は 偽物だったという 日本人の人質が脅されていた映像 大げさに演技をさせられていたという 北朝鮮の映像 外国向けに演出された部分があるという でも 実は 本当だったりして ところが やっぱり 嘘だったりして と 思ったら やっぱり 本当だったりして 情報は 飽きるほど入ってくるけれど 本物をみわけるのは 不可能に近い 破壊された イラクの映像 これも 実は つくりもの で あればいいのに。 5月17日(月) テレビがこわれた 夫専用のテレビがこわれた 余分なテレビを探してみると なんと 我が家には 使っていないものも 含めると 8台のテレビがあった 3人に8台! とはいっても 常時使っているのは そのうち4台だけなのだ 我が家に はじめてきたテレビは 父の友人が作ったという 9インチのテレビだった 相撲中継の時間になると たった1台の小さなテレビの前に 近所の子供達が集まった 母が 作ってくれたかきもちを おやつにして 拍手喝さいしながら みることもあった 兄の友達の家には 大阪でも 数台の 21インチのテレビがあって 野球中継のときには 「3塁まで ぜ〜んぶ 映る」 と 言っていた テレビとともに大きくなった世代 余分なテレビがあるにはあったが 帯に短し 襷に長し で けっきょく もう1台 小さなテレビを 買ってしまった。 5月14日(金) 村のお葬式 村の最長老が亡くなられた 笑顔が印象的な方だった 隣組の人達が お通夜やお葬式の準備をする そのまた 隣組が手伝うこともある そして 故人と親しかった人や 遺族と親しい人にも いろいろな 役割が与えられる ほとんどの家が お葬式に参列する村 最長老を送った日 大きな星が 静かに 消えていくように思えた 5月9日(日) あたりまえのこと あたりまえのことを あたりまえと 感じることのむつかしさ おかしいことを おかしいと思うことの むつかしさ 虐待は 大統領があやまらなくては ならないほどの 恥ずべきことなのに 大量殺人は 正義のままになっている 国民年金なんて みんな どうなっているか わからなかったのに 誰もきかなかった ボランティアなんて 私生活にすぎないのに まるで いいことをしているように 思っている人がいる きょうは 母の日 ![]() 息子1が花束をかかえて 帰ってきた 息子2「ごめん 今お金ないわ」 SAKKOからも 母の日お祝い?の電話があったことを ここに記す 5月3日(月) 秋山さんのカミングアウト 長島愛生園の秋山さんから 呼び出されて 服部緑地公園に行ってきた 春一番というコンサートで 江州音頭を唄うということだった 春一番がどんなものか 全くわからず会場へ 昔ヒッピーみたいな人達が 野外音楽堂に集まっていた いよいよ出番だ 「ハンセン病療養所長島愛生園から やってきました。 江州音頭 長島エレジーをうたいます」 ハンセン病。。のところで 会場が一瞬 静まった ハンセン病啓発講座や ハンセン病ボランティアの集まり では なく 歌詞カードを 何度も落としながらも 普通の人達の前で 見事に唄いきった秋山さん こういうのを カミングアウト と いうのだろう。 見なおしたよ 秋山さん 5月2日(日) 屋根の落ち葉 きのうは 兄夫婦と徳島へ きょうは SAKKOのブラス仲間のコンサートへ 息子Aは 農業組合の溝掃除へ 夫は 庭木の刈り込みや 屋根に積もった落ち葉の掃除をしていた 若い頃は 義経のように 屋根を 飛び回っていた(?)という夫も すっかりバランスがとれなくなっている ときどき 箒を落としたといっては 呼び出され はしごをのぼって やりなげのように 箒をなげる 今年もまた 萌えるような 若葉の季節がきた 緑も深き若葉の里 |