戦争を正しく知る事が平和を守る道。
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2024/02/16 23:03
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地域の図書室から借りて来た本を紹介します。
弓狩匡純(ゆがりまさずみ)著 平和のバトン くもん出版
これは広島の原爆被害者と基町(もとまち)高校の美術部の生徒が協力して行って来た証言及び絵画化事
業を紹介する本です。2006年に広島平和記念資料館から「次世代と描く原爆の絵」事業の提案を受け基
町高校において翌年から始まった事業です。
私は昨年二回東京でその展示会を見ました。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/Archives%20of%20war%20materials%20for%20peace.htm
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/War%20kills%20the%20weak.htm
証言者とその証言に基づき絵を仕上げた高校生の作品を見、両者の感想を読んで感銘を受けたのですが、
今回その事業を紹介する本書を読んでその意義の大きさに感じ入りました。良くぞやって呉れた。太平
洋戦争の証言者は殆ど消え去ろうとしている今、その正確なそして個人的な記録を残す事は極めて意義
ある事です。私はこの本を読みながら原爆の恐ろしさを心底痛感しました。また言葉と絵による真実の
表現力に感じ入りました。この事業のすべての証言と画集の出版を企画して頂きたいと思います。
東京空襲元原告の会
これは2009に最高裁にて敗訴となった太平洋戦争孤児の皆様の会です。敗訴の内容については
国が行った戦争の最大の被害者は戦争孤児ですが、日本国はその救済の義務を果たしませんでした。戦
争政策の遂行において「子供は天皇の赤子」と宣伝していた日本国の罪は道徳的にも許されるものでは
ありません。
私はこの問題を知ったのは2006年頃墨田区図書館で金田茉莉著「戦争孤児と太平洋戦争」を借りて読ん
だのが切っ掛けでした。当時既に大半の戦争孤児は後期高齢者に入っており、今は大半の方が既に鬼籍
に入っておられます。金田茉莉さんも昨年亡くなりました。
それでも生き残っている方々は運動を続けておられます。上記敗訴の理由の一つとして戦災者救済のた
めの法律が無い事、即ち立法の怠慢が指摘されました。そこで
(1) 空襲被害者等救済法実現のための請願署名
今月末一時集約予定で展開中です。ご協力できる方はお知らせ下さい。
(2) 3/3(日) 東京空襲犠牲者の名前読み上げ、心に刻む集い
時 10:00 - 17;00
場所 東京大空襲・戦災資料センター
一人20名程度の読み上げだそうです。協力できる方は下記申込み下さい。
電話 03-5857-5631
(3) 東京大空襲を語り継ぐ集い
時 3/9(土) 13.30-16.20
所 江東区深川江戸資料館 2階小劇場
事前申し込みが必要 東京大空襲・戦災資料センタ
tel 03-5857-5631
私はこちらに参加予定です。
1945年3月10日の夜東京大空襲で一晩に10万人が焼け死にました。今のウクライナやガザに比べて遥
かに甚大な被害です。日本の家は木と紙でできているので爆撃で広汎な地域が猛火に包まれてその中を
逃げ惑う人々の姿は正にこの世の地獄でしたね。
あれから76年、戦争は前世紀で終わりかと思いきや、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルのガザ破壊
と殺戮、その他にも世界では戦争が続いている所もあります。ロシアと言えば我国の直ぐ近くの隣国で
す。平和を守るために何をなすべきか一人一人がよく考えるへきではないでしょうか。
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+ 市吉 修
+ 二十一世紀を楽しく生きよう会
+ HP ; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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