差出人: OsI
[osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2015年3月31日火曜日 18:47
宛先: 'OsI';
件名: 超高齢化社会; 問題と可能性
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超高齢化社会とは
Wikipediaによると
日本は、65歳以上の老齢人口が国勢調査の結果では1970年(昭和45年)調査(7.1%)で高齢化社会、1995年(平成7年)調査(14.5%)で高齢社会になったことがわかった[6]。また、人口推計の結果では、2007年(平成19年)(21.5%)に超高齢社会となった[7]。
問題
超高齢化社会においては年金と医療費の増大を生産人口(15-64歳)がどこまで支えられるかが問題です。また介護では施設も人手も不足が深刻です。人口の大都市への集中と地方の過疎高齢化、GDPの2倍もの財政赤字など問題山積です。
高齢化で世界の先端を走る日本の将来は色々な筋書きが想定されますが、最も希望の持てる筋書きを先ず考えましょう。例えば人間が高齢になってもより健康に生きられれば多くの問題が解決するでしょう。即ち医療費や介護費用の増大が抑えられしかも人がより快適にかつ充実した人生を送る事ができる社会です。それを可能にするのは
[1] 行き過ぎた専門化を是正して人間の自然治癒力を活かす医学の進歩と実践
[2] 人が住んでいる地域社会の再生と発展
[3] 人が生涯現役で働ける産業社会の発展
[1]に関しては福田-安保理論の普及と実践に期待が持てます。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/On%20Super%20Aging%20Society.htm
これによって医療費が削減でき、かつ人々がより健康に生きられる可能性があります。
[2]に関しては
インターネットの活用;
ホームページとeメールによってどんな僻地でも世界と直接交信する事ができます。村人が自分達でHPやeMailを運用すれば村と世界が一体化して故郷が再生されると思います。先週eMailについての簡単な解説を「故郷のHP」に載せておきましたのでご興味があればご覧下さい。 http://www.geocities.jp/ofsuarmu/
人が集まる場所と移動手段;
地域社会では村の店や集会所のように人が自然に集まる場所が必要です。また日本の村では山や谷間に人家が分散していますので老人でも安全に使える移動手段が必要ではないでしょうか。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/Aging%20Society%20Problems%20;%20living.htm
十分に大きな車輪にすれば階段でも乗り降りできる超小型車が出来るのではないかという気がします。僻地でも都会でも汎用に使える移動手段が可能だと考えています。
毎日住人が顔を見せる場所があればインターネットの活用や独居老人の孤独死の防止、地域社会の再生に有用だと思います。
[3]についてはインターネットを活用する21世紀産業に大きな可能性があると考えています。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/Home%20Land%20Development%20Plan.htm
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/Home%20Land%20Revival%20Project.htm
現実と可能性
現実には大都市への人口の集中と地方の過疎高齢化が進んでいますがそれは何故でしょうか。それは地域の住人がばらばらになって地域社会が崩壊しているからでしょう。現在では当の大都市自体にも少子高齢化、地域社会の崩壊、例えば独居老人の孤独死などの問題が深刻化しています。地方だけでなく大都市において故郷振興と地域再生に私達の将来がかかっていると思います。その一つの鍵は昨日のTV東京「主治医が見つかる診療所」にあると感じました。 http://www.tv-tokyo.co.jp/shujii/backnumber/150330/index.html
番組のテーマは現在日本が長寿世界一とは言っても実は健康寿命は男女とも10年程度短い、即ち多くの人が生涯の最後の10年間は、痴呆や寝たきりなど悲惨な人生を送っている問題の解決法を探る事でした。その結果見つかったのは沖縄、佐賀関(大分)、倉敷、・高知県大豊町などの何れも遠隔地域の伝統的食品でした。それらの地域では90歳の老人でも元気に畑を耕しておられます。何より表情が明るい。食べ物にも増してその人々の健康寿命を延ばしているのは大地を耕してのんびり生きる地産地消と近所の住民が支えあう地域社会そのものだと思います。
大都市への人口の集中と地域社会の崩壊は日本の高度経済成長時代に生じました。それは当時の問題の一つの解決だったわけです。その解決が時の推移と共に現在の問題を生じています。即ち一つの解は転じて新たな問題となる。その問題の中にこそ新たな可能性があるのではないでしょうか。
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
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