中距離路線車

譲受車・・・いすゞ(1980年代)

80年代に入ってからの中長距離路線車は、主にはとバスや国際興業からの転入によって増備されました。
ここでは、それ以外の会社から譲受した例を掲載します。1986年に前所有者の異なる3両が相次いで転入したのが特徴的でした。

いすゞBU20KP
岩22か1634
岩22か1634

撮影:県営運動公園(1987.7.5)

1981年の登録ですが、元の所属はわかりません。国際興業からの譲受車とは、扉の窓や屋根の形状が異なります。
釜石営業所に配属され乗合登録ですが、どのように使用されていたのかは確認していません。この写真は、貸切で盛岡市まで来ていたところを撮影したものです。

いすゞCRA580(1978年式)
岩22か2314
岩22か2314

撮影:都南営業所(1987.11.7)

岩22か2314
岩22か2314

撮影:河南営業所(1986.7.29)

元ヤサカ観光。1986年に1両だけ転入しました。外観に特徴のあるパノラマデッカーで、車体は富士重工製です。
「パノラマジェット」という切文字や、扉側の後部のスキー用の扉が特徴です。スキー扉と非常口とを比べると、形が違うのが分かります。
河南営業所に配属され、「竜泉号」(盛岡−岩泉)に使用されたほか、冬には雫石スキー場行きにも使用されました。1987年撮影の前側の写真を見ると、切り文字の後に大きめの行き先板入れがあるので、花巻空港特急にも使用された可能性があります。
なお、残っていたメモによると撮影場所が「都南車庫」から「都南営業所」に変わっていますが、河南営業所の廃止により、1987年に営業所に昇格した記憶があります。

いすゞCRA650(1978年式)
岩22か2331
岩22か2331

撮影:南大通車庫(1986.11.23)

元都観光。1986年に1両だけ転入し、釜石営業所に配属されて、盛岡−釜石間の特急バスに使用されました。
ロングボディで、最前部の窓が1段下がっている独特のスタイルをしています。

いすゞCRA580(1978年式)
岩22か2377
岩22か2377

撮影:滝沢営業所(1987.5.27)

元秩父鉄道。1986年には1両だけ転入した特急用車両が多く、興味は尽きませんでした。これは富士重工製ボディを持つ標準床車。前所有者は、目を凝らして見たところ、東日本急行などと共通する塗り分け線の跡が見えたことで判明しました。
釜石営業所に配属され、盛岡−釜石間の特急バスに使用されていました。この時は、ふだん待機する南大通の車庫が改修中なので、釜石特急は滝沢営業所に引き上げてきていました。

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80s岩手県のバス“その頃”