廃車体は生きている

河川敷の練習場

河川敷でバスの廃車体を見る機会が多いことに気付きましたので、それをまとめてみました。恐らく占用許可の関係で、建物を建てるのが難しいことから、移動可能なバスを使用しているというような事情は想像できます。
練習場と言うのは、自動車教習所やゴルフ練習場などが主な事例です。

自動車練習場の受付
MK115H

撮影:旅男K様(岡山市 2012.5.12)

両備バス 三菱MK115H

河川敷にある自動車練習場に置かれた両備バス。「岡山駅」を表示した方向幕もそのままです。
屋根が取り付けられていますが、風に飛ばされたのか今では骨組みのみ。
オーナーが軽自動車で乗りつけ、暑いのでドアを開け放った状態。ここで受付を済ませてから、自分の車で練習する仕組みのようです。

教習所の休憩所
LV314L

撮影:朝霞台様(さいたま市 2006.2.25)

東武バス いすゞP-LV314L

東武バスに数多く見られた富士重工5Eボディの前後ドア車が、4台まとめて自動車学校の敷地内で休憩所となっていました。
車体裾のほうに見覚えのあるカラーが見えていますが、腰周りはそれぞれ違う色になっているため、カラフルなオブジェとして一般の人には東武バスには見えないかもしれません。
まず2006年の写真で、コースに出る前の控え室となっている2台のバス。腰周りが緑色のバスと黄色のバスは互い違いに隣り合っていました。

教習所の休憩所
LV314L

撮影:さいたま市(2012.3.18)

東武バス いすゞP-LV314L

こちらは2012年の写真。上写真とは逆の側から腰周りが黄色のバスを見たところです。
2012年3月現在で反対側の緑色のバスは撤去されていました。

教習所の休憩所

こちらは腰周りが赤の「自動二輪待合バス」と青の「特定待合バス」です。
下の写真と同じ方向からの撮影で、前にいる青いバスも入っていますが、電柱との位置関係を見ると、2006年よりちょっと動いているようです。

東武バス いすゞP-LV314L
LV314L

撮影:さいたま市(2012.3.18)

教習所の休憩所

2006年に撮影した待合バス。このバスの後ろには、腰周りの赤いバスもありましたが、ここでは画像は省略します。

東武バス いすゞP-LV314L
LV314L

撮影:朝霞台様(さいたま市 2006.2.25)

自動車学校の待合室
LR312J

撮影:足利市(2012.12.1)

いすゞP-LR312J

自動車学校の敷地内のコース脇に置かれた中型バス。元々は送迎バスとして使用されていたのでしょうか。
前後引き戸という路線バスのような仕様ですが、カタログカラーに塗られているため、元々が自家用であると想像します。

(注)ノンちゃん様から、側面エンジンルーバーの位置からP-であるとの指摘を頂きました。・・・忘れてました。その通りです。

自動車学校の待合室
LR332J

撮影:足利市(2012.12.1)

いすゞU-LR332J

同じ構内に置かれたもう1台の待合バスは、自家用マスクの前ドア車。
ノンちゃん様によると、前世代の教習車だったとのこと。車幅を大型車と合わせるために、車体裾、フェンダ部分に部材を取り付けています。これは上の車両も同様です。

テニスコートの休憩所
MP218K

撮影:さいたま市(2012.3.18)

三菱U-MP218K

スポーツクラブのテニスコートなどがある河川敷に、真っ赤に塗られたバスが置かれています。ここの送迎バスと同色に塗られていますが、送迎バスを転用したのかどうかは不明。
前ドアから入り、車内で休憩したり食事をしたり出来るようになっています。

ゴルフ練習場の事務所
BU20KP

撮影:東京都(2008.12.31)

東京都交通局 いすゞBU20KP

河川敷でゴルフ練習場の事務所になっている廃車体です。窓は鉄板でふさがれ、異様な出で立ちになっています。情報提供者によると、元東京都交通局の車両で、正面の3つのフックの痕跡からスクールバスとして使用されていた車両ではないかとのことです。
手前の青い枠の看板は料金表、バスの屋根にはスピーカーが付けられています。型式は推定です。
情報提供:ちょご姉様
(2012年3月に撤去を確認)

ゴルフ練習場の倉庫
ローザ

撮影:東京都(2008.12.31)

自家用 三菱ローザ

上の都営バスのすぐ近くで、窓に格子のつけられた三菱ローザがありました。
「幼児バス」の三角マークとゴルフ練習場の文字がミスマッチですが、幼児バスを流用し、倉庫か何かになっているようです。1986年にエアロバスのイメージにモデルチェンジした最初のモデルで、短尺、スタンダードルーフ、後面非常ドア付の幼児バス仕様です。
(2012年3月に撤去を確認)

ゴルフ練習場の休憩室               広島交通 日産デUA30N(1978年式)
UA30N

撮影:旅男K様(広島市 2012.3.4)

河川敷にあるゴルフ練習場の休憩室になっている西日本車体の通称「カマボコ」。メトロ窓になっているので、このボディスタイルでは最終年式と思われます。
緑色1色に塗られ、テントの屋根が付けられていますが、ホイールに赤い色が残ります。
前側にいるのは、下写真の78MCタイプ。

ゴルフ練習場の受付
UA30N

撮影:旅男K様(広島市 2012.3.4)

広島交通 日産デUA30N(1979年式)

こちらはボディが78MCにモデルチェンジした後のもの。「カマボコ」ほどの個性はなくなりました。
正面には方向幕の両脇に経由地幕と種別幕がつく独特の配置。メトロ窓、サブエンジン式冷房、ハイバックシートというグレードの高さは、広島の土地柄か民間3社が競い合うロケーションからか、バス文化の高い西日本を象徴する仕様です。

ゴルフ練習場の休憩室
UA32N

撮影:旅男K様(広島市 2012.3.4)

UA32N

撮影:旅男K様(広島市 2012.3.4)

広島交通 日産デP-UA32N(1986年式)

モノコックボディ2台の対岸には4台のバスが活用されています。こちらの方が設置が遅かったようで、2005年頃に廃車になった車両が置いてあります。
西日本車体の58MCと呼ばれるスケルトンタイプのボディで、日産ディーゼルの長尺車であることは、対岸の2台と同様。
こちらの2両は同形ですが、上写真は屋根が取り付けられており、下写真は屋根なしで「お客様休憩室」の文字が書かれています。

ゴルフ練習場の倉庫
UA32N

撮影:旅男K様(広島市 2012.3.4)

広島交通 日産デP-UA32N(1986年式)

恐らく同じときに同じ車両を3両購入したのでしょう。この1両はちょっと離れた所にあり、何も書いていないので目的はよく分かりません。
側面は前中引き戸で、大型方向幕を持つ広島交通の標準的な仕様です。

ゴルフ練習場の受付・売店
MP118M

撮影:旅男K様(広島市 2012.3.4)

中国JRバス 三菱P-MP118M(1984年式)
MP118M

撮影:旅男K様(広島市 2012.3.4)

このゴルフ練習場にある6台中、なぜか1台だけのJRバス。それもモノコックボディ。
前中折り戸の国鉄バスらしい仕様の車両で、正面方向幕は系統幕つきの小型幕。側面の方向幕は腰板にあります。
この車両は、車体に書かれている通り、受付に使用されているほか、売店にもなっているようです。

教習所の事務所
MP117M

撮影:旅男K様(福山市 2010.1.10)

岡山電気軌道 三菱MP117M
MP117M

撮影:旅男K様(福山市 2010.1.10)

河原にある自動車学校の事務所に使われているバス。前ドアが受付、後ろドアが休憩所になっているようです。
車両は西日本車体の「カマボコ」と呼ばれたスタイル。前後の方向幕部分が切妻状になっているのが特徴です。現役時代のカラーが残るほか、正面には「後のり」の丸い看板も健在です。
(撤去済み)

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」と言う趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
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80s岩手県のバス“その頃”