バス廃車体全国版

栃木県2(国鉄バス)

栃木県内にある国鉄バスの廃車体です。西那須野や宇都宮など複数の拠点がありますが、那須塩原周辺にはそれなりの数の廃車体がありました。

廃車体
RE100

撮影:菅沼天虎様(栃木県 2018.6.5)

日本国有鉄道 日野RE100
RE100

撮影:栃木県(2006.5.13)

国鉄バスの旧塗装車。RE100の年式で旧塗装で残ったと言うのは珍しい例です。倉庫の敷地内にあるため損傷も少ないようです。
私が撮影したのは2006年のことでしたが、2018年時点で配置を変えながら、生き延びていました。

廃車体
RC320T

撮影:那須塩原市(2006.5.13)

日本国有鉄道 日野RC320T(1972年式)

長尺・高出力車の廃車体。側面の方向幕が2ヶ所あるのが特徴です。西那須野には同じタイプの前ドア車がいたようなので、それに中ドアを増設したものと想像します。中ドア前位の方向幕や車掌台はその際に取り付けられたものでしょう。
車番は537-2028です。
(木村様によると、2011年9月現在撤去済みです)

廃車体
RC300

撮影:那須塩原市(2006.5.13)

日本国有鉄道 日野RC300(1973年式)

前中折り戸の標準尺車ですが、やはり側面方向幕が前ドア次位にありました。
山電様からの情報により、車番が527-3102であることと、型式が判明しました。

廃車体
BU04

撮影:栃木県(2006.5.13)

日本国有鉄道 いすゞBU04(1974年式)

バス窓の帝国ボディのいすゞ車。ドア側は見えませんが中ドアツーマン車です。フォグランプがありませんが、西那須野配置車両であれば必須のものなので、バンパーにつけられていたものが廃車後にはずされたと推察します。
バスの廃車体というのはたいてい雑然とした場所とか荒涼とした場所にあるものですが、これはそうでもない場所にあり、ちょっと面食らいました。車番は531-4038です。
なお、山電様の調査によると、1985年まで現役だったようです。
(注1)

廃車体(栃22あ851)
BU20K

撮影:栃木県(2007.3.10)

JRバス関東 いすゞBU20K(1976年式)
BU20K

撮影:栃木県(2007.3.10)

バス窓最終期の車両で長尺車。窓配置も独特です。窓柱の太い部分に冷房のダクトがあり、サブエンジン冷房車であることが分かります。
また、この車両には「JRバス関東」の文字があることから1988年まで現役だったことが分かります。
車番は531-6404です。

廃車体(栃22あ1339)
BU04V

撮影:ノンちゃん様(さくら市 2019.1)

JRバス関東 いすゞBU04V(1977年式)
BU04V

撮影:ノンちゃん様(さくら市 2019.1)

富士重工製ボディのいすゞ車。非冷房の前中折り戸車です。
撮影者によると、烏山支店に3両いた栃22あ1338〜1340のうちの1両。この登録番号は1982年なので、他支店からの転属車であるとのこと。
車番は521-7010です。
(撮影者によると、2022年4月現在、撤去済み)

廃車体
BU20K

撮影:栃木県(2006.5.13)

日本国有鉄道 いすゞBU20K(1977年式)

観光路線対応の前ドア車で、高出力・サブエンジン冷房付です。日野ボディですがいすゞ車です。この辺の年式になると日野車も後面のエンジングリルがなくなるので見分けはしにくいですが、側面後部の車体裾が水平なのがいすゞ車です。日野車の場合は後部に向けて斜めに上がる形になります。
車番は531-7411です。
(注2)

廃車体(栃22あ1266)
RE101

撮影:栃木県(2007.3.10)

東日本旅客鉄道 日野RE101(1978年式)

側面後部に「JR東日本」の文字があり、また「国鉄」の文字とツバメマークを消した跡が残ります。JR東日本の時期に廃車になったとすれば、1987年度中の廃車と言うことで、年式から言ってちょっと早い気がしますがどうでしょう。
正面にはフリー乗降区間が書いたシールが貼ってありました。
車番は537-8017です。現役時代の登録番号はノンちゃん様によります。烏山支店配属車両だったそうです。

廃車体
RL320

撮影:菅沼天虎様(那須町 2019.3.7)

日本国有鉄道 日野RL320

前中折り戸の中型バスの廃車体。
フォグランプは取り付け式だったため。バンパーとともに失われ、痕跡はありません。

廃車体(栃22あ1084)
BU10K

撮影:栃木県(2013.8.25)

JRバス関東 いすゞBU10K(1979年式)

国鉄バスの観光路線といえば必ずと言っていいほど見ることができた富士重工R13ボディのメトロ窓車。これは西那須野に配置されていた高出力・サブエンジン冷房車。年式的には路線バスは3Eスタイルになっていましたが、観光路線車はかたくなにこの傾斜窓を守り続けたのが国鉄です。
JRに引き継がれ、高速バスカラーに塗り替えられた後に廃車となりました。
車番は531-9403です。現役時代の登録番号はノンちゃん様によります。西那須野支店配属車両だったそうです。

廃車体(栃22あ1192)
CLM500

撮影:ノンちゃん様(栃木県 2013.2)

JRバス関東 いすゞK-CLM500(1980年式)

ゲートボール場に置かれたJRバスの廃車体。元国鉄バスです。
車番はM521-80203で、リアウィンドウに「馬頭院前〜来目木」の自由乗降区間のステッカーがあります。撮影者によると、現役時代は烏山支店だったとのことです。登録番号も撮影者によります。

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」と言う趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
(注1) 山電様(掲示板2008.2.22)によると、車検シールの有効期限が1985(昭和60年)4月だったとのことから、1984年の車検を受けていることが分かります。
(注2) ハミングバード様より、この車両は新製配置が長野原営業所(登録番号群22あ993)であったとのご教示をいただきました。4両配置されていましたが、1983年頃に転属になったようです。
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80s岩手県のバス“その頃”