バス廃車体全国版

北海道(道央)1(北海道中央バス)

北海道中央バスの廃車体です。
北海道中央バスと言えば、1980年頃に岩手県交通と十和田観光電鉄にいすゞBU10Dの中古車が流れてきたことを真っ先に連想してしまいます。驚いたことに、それとほぼ同型の廃車体が札幌近郊にかなり残存しているとのこと。ただし、年式の違いはもちろんのこと、天井に採光窓があるなどの違いがあるということが分かりました。
ここではそんな廃車体を中心にご紹介します。

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU10D

北海道中央バスのBU10D。かつて岩手県交通や十和田観光電鉄に移籍した車両を思い出させます。もっとも、この廃車体はテールライトの形が違うので、1969年式くらい。屋根上には採光窓があるようです。

廃車体

北海道中央バスのBU10Dの天井にある採光窓を車内から撮影した画像です。通常はベンチレーターがある天井に、採光窓が見えます。
撮影者によると、この採光窓は1969〜1971年式のBU10Dに採用されていたとのこと。1971年式後期の20両のうち10両(空知車)には天窓がなかったそうです。

北海道中央バス いすゞBU10D車内
BU10D

撮影:kuri様(北海道 2007)

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU10D

屋根上の採光窓が最もよく分かる写真です。中央部分に3ヶ所の採光窓があるようです。北国のバスにどうしてこのような採光窓を設けたのか、興味のあるところです。
(ストリートビューによると、2011年には存在しましたが、2018年時点で撤去済み)

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU10D

後ろからの屋根上の採光窓が見える写真。この付近には、この類似車両の廃車体が大量にあるようです。
(ストリートビューによると、2011年には存在しましたが、2018年時点で撤去済み)

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU10D

上と同じくらいの年式の同型車。
屋根上のベンチレーターが見えないので、やはり採光窓のある車両のようです。
(ストリートビューによると、2011年9月時点で撤去済み)

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.25)

北海道中央バス いすゞBU10D(1971年式)

こちらは岩手県交通に移籍したのと同じ年式でありながら採光窓のある車両。側面最後部の雨樋縦管が直角で交わっているので1971年式。
方向幕がなくて3連テールライトを持つこの後ろ姿。岩手県交通の滝沢営業所の車両をカッコいいなあ、と眺めていた当時が懐かしく思い出されます。

廃車体
BU20

撮影:旅男K様(札幌市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU20

中央バスのワンマンカーには長尺車が多くあり、それはいすゞ車も同様です。
これは、このスタイルでは最終期の1971〜72年式のようです。

廃車体
BU20D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU20D

川崎ボディのモデルチェンジ後の長尺車。川重車体の場合、リアの窓ガラスは方向幕がない場合はメーカー標準で大型ガラスになります。3連テールライトと相まって、観光バスのような豪華なイメージになります。
(ストリートビューによると、2011年10月時点で撤去済み)

廃車体
BU20D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU20D

上と同形車で、石狩川河口にたたずみます。
北海道中央バスには、同時期にBU10Dも導入しており、引き続き岩手県交通に転入してこないかなあ、などと当時期待したものですが、叶いませんでした。

廃車体
BU20D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU20D

石狩川の河口にたたずむ廃車体。北海道らしい光景です。
青く塗られていますが、北海道中央バスで、リアのエンジン通気孔がないため、上のものより新しいことが分かります。
(ストリートビューによると、2011年9月時点で撤去済み)

廃車体
RC320

撮影:旅男K様(長沼町 2005.9.24)

北海道中央バス 日野RC320

日野のワンマンカーで、1976〜77年式と思われます。リアの窓は、観光バスのようにルーフラインまでガラスのある大型窓になっているのが、北海道中央バスの特徴。

廃車体
5RA110

撮影:旅男K様(早来町 2005.9.24)

北海道中央バス 日産デ5RA110

かなり熟成した感じですが、屋根の肩部分のローマ字表記から中央バスであることが分かります。
富士重工製ボディの観光バスで、側面最後部の窓が扇形なのは前モデルを引き継ぐ特徴でした。型式は長さから推測しました。
なお、この隣にもっと熟成した日野RBと思しきバス窓の廃車体があるのが気になります。

廃車体
RC300P

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス 日野RC300P(1973年式)

金産ボディの観光タイプで、前面と側面に方向幕を増設した格下げ車です。金産ボディは、屋根の丸さや側面最後部の小型窓などが特徴で、同年式の帝国ボディよりもかなり古く見えます。
(ストリートビューによると、2011年9月時点で撤去済み)

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