バス廃車体全国版

三重県2(三岐鉄道)

三重県の三岐鉄道の廃車体です。
三岐鉄道は、藤原地域の石灰石を輸送するための産業鉄道ですが、戦後にバス事業にも進出し、三重県北部の北勢地域をエリアとしています。三岐鉄道の社名は、三重と岐阜を結ぶ構想があったことに由来します。
近鉄や名鉄など大手資本の多い中で、交通系とは独立した資本下にあります。バス車両は日野車が主体です。

廃車体(三22か77)

三岐鉄道の旧カラーの廃車体。金産ボディのワンマンカーです。車番は9
この廃車体は、2016年時点でも同じ敷地内に置いてあるとのことです。

三岐鉄道 日野RE100(1970年式)
RE100

撮影:ルージュバレルンガ様(いなべ市 1996.9.10)

廃車体
RV

撮影:畦道ノスタルジィ様(三重県 2020.5.5)

三岐鉄道 日野RV

民家の敷地内に置かれた観光バス。
屋根上のダクトの位置から、縦置きエンジンのRVだと思われます。

廃車体(三22か1192)

自動車学校脇の廃車体のうちの1両。
こちらは三岐鉄道の旧カラー。フェンダに縁のない初期車。冷房装置はありません。車番は23
(注1)
(Kj様によると、2020年7月現在、撤去済み)

元三岐鉄道 日野K-RJ172AA(1981年式)
RJ172A

撮影:Kj様(鈴鹿市 2015.12.25)

廃車体(三22か1275,三22か1431)
RJ172A

撮影:Kj様(鈴鹿市 2015.12.25)

元三岐鉄道 日野K-RJ172AA(1982・1983年式)

自動車学校脇の廃車体のうちの同形車2両。
このカラーデザインは三岐鉄道。初期の中型スケルトンバスを教習用に譲受したのでしょうか。RJとしては初期車で、冷房車の場合大きなエバポレーターが前の方に付くため、小型方向幕でも大型枠になります。
ルージュバレルンガ様によると、は三岐鉄道最初の冷房車で、車番は24。新塗装化は1992年で2番目の施工だったそうです。廃車は1997年。
一方、は車番27で、1991年に最初に新塗装化された車両だそうです。廃車は1999年。
(注1)
(Kj様によると、2020年7月現在、撤去済み)

教習車(三22か1495)
RJ172B

撮影:ルージュバレルンガ様(鈴鹿市 2004.1)

元三岐鉄道 日野P-RJ172BA(1984年式)
RJ172B

撮影:ルージュバレルンガ様(鈴鹿市 2004.6.14)

自動車学校で現在も現役の教習車として置かれている1両。登録番号はなく、場内専用のようです。
三岐鉄道時代の車番は29で、新塗装化は4番目とのこと。廃車体になっているRJと比べると、大型方向幕の屋根部分に段差がないことや、フェンダに縁があることなどの違いがあります。
なお、撮影者によると、ホイールが大型バスのものに換装されているとのこと。本来9mサイズ大型車を使用する教習に中型バスを使用するための対策でしょうか。
(Kj様によると、2020年7月現在、撤去済み)

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」と言う趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
(注1) 年式、現役時代の登録番号、現役時代の車番等は、ルージュバレルンガ様からのご教示によります。
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80s岩手県のバス“その頃”