バス廃車体全国版

北海道(道東)8(その他)

道東地区は北海道の東部エリアで、網走市、北見市、釧路市、帯広市などを含むエリアです。

廃車体
B25

撮影:北海道(2018.7.22)

三菱B25

原形をとどめているボンネットバスの廃車体としては、最も古い部類に入る有名物件。
1950年代初めの新三菱ボディで、丸みのある2段窓が並ぶ側面スタイルが長いボディに似合います。ボンネット部分は失われていますが、この長さであれば三菱シャーシで間違いありません。
側面に赤系の斜めラインが見えます。旭川電気軌道の旧カラーにも似ていますが、前歴は不明。

廃車体
BXD30E

撮影:北海道(2022.6.10)

自家用 いすゞBXD30E
BXD30E

撮影:北海道(2022.6.10)

後面に非常口のある帝国ボディですが、前面にエンジングリルがあるので、キャブオーバーエンジン車。いすゞのエンブレムがあります。1962〜64年式。
北紋バスとよく似たカラーリングですが、細かい部分は異なるので、自家用バスだと思います。

廃車体
R470

撮影:北海道(2022.6.10)

網走バス 三菱R470
R470

撮影:北海道(2022.6.10)

名鉄カラーの三菱車。方向幕の両脇にスピーカーがある元貸切車。車番のNO.110が残ります。
非常口の窓は、横引き窓でもHゴム固定でもなく、普通の窓と同じ上昇式のサッシ。その代わり、側面最後部の窓は通常の横引きではなく固定窓です。

廃車体
MR470

撮影:北海道(2018.7.23)

三菱MR470

呉羽ボディの丸形ボディの長尺車。前中引き戸のワンマンカーで、ありがちなカラーデザインですが、この辺の路線バスではないようなので、自家用バスでしょうか。

廃車体
MR520

撮影:北海道(2018.7.22)

元佐呂間町営バス 三菱MR520
MR520

撮影:北海道(2018.7.22)

羽後交通カラーの廃車体。秋田県からやってきたのかと思いましたが、どうやらかつての佐呂間町営バスがこのカラーリングだったようです。
側面に施設名の文字が入っていますので、町営バスから地元の送迎バスに転用された後に廃車になったものと想像できます。

廃車体
B805N

撮影:北海道(2016.6.12)

自家用 三菱B805N

農場の敷地内に置かれた観光タイプ。現役時代はホテルの送迎バスだった模様です。
型式は推定。

廃車体
BA05N

撮影:北海道(2016.6.12)

自家用 いすゞBA05N

広い農場の中にある短尺ナロー車。京成カラーのように見えますが、自家用バスで各地で見られますので、カタログカラーです。
いすゞのエンブレムの形状から、1975年式以降であることが分かります。1975〜78年式。

廃車体
BU04

撮影:北海道(2021.6.5)

自家用 いすゞBU04

京成バスのようなカラーの自家用バス。カタログカラーが発生源のようで、各地で見られます。
いすゞのエンブレムの形状と、前ドア窓が小さいことから、1975〜77年式。

廃車体
4R82

撮影:北海道(2018.7.22)

自家用 日産デ4R82

この手の4R82が高い割合で存在するようです。これは丸瀬布営林署の自家用バスだった車両で、側面には4-71という番号が残ります。

廃車体
4R82

撮影:音更町(2016.6.12)

自家用 日産デ4R82

遠目に見て、東邦交通(現くしろバス)の旧カラーのようなデザインに見えましたが、建設会社の社名が入っており、企業送迎の自家用バスでした。日産ディーゼルのカタログカラーのようです。
1970〜73年式。

廃車体
RD100

撮影:北海道(2018.7.22)

自家用 日野RD100

地元自治体の自家用バス。バンパーはなくなっていますが、状態は良好です。
このカラーは、三菱の中型バスのカタログカラーです。

廃車体
RE140P

撮影:北海道(2016.6.12)

自家用 日野RE140P(1971年式)
RE140P

撮影:北海道(2016.6.12)

シンプルなカラーデザインはどこかの路線バスにも見えますが、自家用(なぜか左側面も右書きで「用家自」)と書かれていました。
正面窓は2枚ガラスで、後面も2枚ガラスという仕様は、1クラス上の車両に見られたもの。前ドアの中の銘板を覗きこむと、エアサスを示すRE140Pの文字が見えました。後面の通気孔はターボ車のように2枚開いていますが、なぜでしょう。

廃車体
RD300

撮影:北海道(2016.6.12)

自家用 日野RD300(1978年式)

Web上で見かけた覚えのある廃車体がありました。
建設会社の休憩所か事務所でしょうか。アンテナが立ち、電気が引かれています。車体には、災害防止の標語や文言がたくさん貼られていました。
元々はこの会社で従業員送迎に使用されていたと思われる9mサイズ大型車。

廃車体
RD300

撮影:ぽんたか様(北海道 2017.6.25)

自家用 日野RD300

自家用表記が残る日野の9m車。正面方向幕に「産業」の文字が見えますので、どこかの企業で使用されていたものと思われます。
正面のヒサシが浅くなっていますので、1978年式以降で、前輪フェンダ脇の側面ウィンカーがないのでK-RD301にはなる前の車両でしょう。日野RD300のカタログに使われていたカラーです。

廃車体
RC320P

撮影:北海道(2022.6.10)

網走交通 日野RC320P(1972年式)
RC320P

撮影:北海道(2022.6.10)

ブルーリボンカラーの網走交通は、東急グループでした。
観光タイプの前ドア車ですが、側面に方向幕のある路線バスで、後面は路線バスタイプなのが特徴。色は褪せていますが、側面のブルーリボンマークも残ります。
道東エリアには、同じカラーリングの北見バスの廃車体が多数ありますが、網走交通はほかには見かけませんでした。

廃車体
RE100P

撮影:北海道(2021.6.5)

自家用 日野RE100P(1973年式)

端正な日野の前ドア車。屋根上にラジオアンテナもついています。
企業の送迎バスだったようです。

廃車体
MR620

撮影:北海道(2016.6.12)

自家用 三菱MR620

中型バスの草分けの一つで、前後同一プレスでスタンディウィンドウ付のメトロ窓が斬新な車両。1964〜68年式。
整備工場内に置かれていて、状態は良好です。

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