バス廃車体全国版

北海道(道東)8(その他バス事業者)

北海道の東部エリアである道東地区の、その他のバス事業者の廃車体です。
出自が分からないものの、バス会社に所属していたと思われるものもここに掲載します。

斜里バス
廃車体
斜里バス

撮影:北海道(2024.6.8)

斜里バス 三菱R480(1964年式)
斜里バス

撮影:北海道(2024.6.8)

ピンストライプカラーの前ドア車。この地区に多い北見バスかと思いましたが、窓下の太線は青色ながら腰板の細線が赤色であること、前ドア次位にNO.35の車番があることから、斜里バスと判断しました。
斜里バスは1964年に東急グループ入りしており、それとほぼ同時期に導入された車両だと思われます。
(注1)

網走バス
廃車体
R470

撮影:北海道(2022.6.10)

網走バス 三菱R470
R470

撮影:北海道(2022.6.10)

名鉄カラーの三菱車。方向幕の両脇にスピーカーがある元貸切車。車番のNO.110が残ります。
非常口の窓は、横引き窓でもHゴム固定でもなく、普通の窓と同じ上昇式のサッシ。その代わり、側面最後部の窓は通常の横引きではなく固定窓です。

網走交通
廃車体
RC320P

撮影:北海道(2022.6.10)

網走交通 日野RC320P(1972年式)
RC320P

撮影:北海道(2022.6.10)

ブルーリボンカラーの網走交通は、東急グループでした。
観光タイプの前ドア車ですが、側面に方向幕のある路線バスで、後面は路線バスタイプなのが特徴。色は褪せていますが、側面のブルーリボンマークも残ります。
道東エリアには、同じカラーリングの北見バスの廃車体が多数ありますが、網走交通はほかには見かけませんでした。

佐呂間町営バス
廃車体
MR520

撮影:北海道(2018.7.22)

元佐呂間町営バス 三菱MR520
MR520

撮影:北海道(2018.7.22)

羽後交通カラーの廃車体。秋田県からやってきたのかと思いましたが、どうやらかつての佐呂間町営バスがこのカラーリングだったようです。
側面に施設名の文字が入っていますので、町営バスから地元の送迎バスに転用された後に廃車になったものと想像できます。

廃車体
佐呂間町営バス

撮影:北海道(2022.6.10)

佐呂間町営バス 日野RE101

秋田県の羽後交通と同じカラーの前ドア車。置かれた場所からして元佐呂間町営バスで間違いないでしょう。
羽後交通にも似たような日野車があったので、一瞬見間違えます。

その他
廃車体
B25

撮影:北海道(2018.7.22)

三菱B25

原形をとどめているボンネットバスの廃車体としては、最も古い部類に入る有名物件。
1950年代初めの新三菱ボディで、丸みのある2段窓が並ぶ側面スタイルが長いボディに似合います。ボンネット部分は失われていますが、この長さであれば三菱シャーシで間違いありません。
側面に赤系の斜めラインが見えます。旭川電気軌道の旧カラーにも似ていますが、前歴は不明。

廃車体
MR470

撮影:北海道(2018.7.23)

三菱MR470

呉羽ボディの丸形ボディの長尺車。前中引き戸のワンマンカーで、ありがちなカラーデザインですが、この辺の路線バスではないようなので、自家用バスでしょうか。

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」という趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
(注1)
当サイト内1960年代のスケッチブック>北海道に掲載の斜里バスの塗装再現図から、腰板の細線が赤いのは斜里バスのデザインであることを判断。
次に東急100年史(3-4-3-1 各地方における交通事業を中心とした展開)に、東急グループ入り当時の斜里バスの写真が掲載されており、この廃車体と同型でNO.36の車番があるのを確認した。
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80s岩手県のバス“その頃”