バス廃車体全国版

北海道(道東)4(北紋バス)

北紋バスは、紋別市に本社を置くバス会社で、戦後に設立されています。北紋と言うのは、北見と紋別の頭文字を取ったこの地域の別称。
札幌市のじょうてつとの資本関係により東急グループに入りましたが、2001年に離脱して、今は独立資本です。過去には東急からの譲渡車もあり、東急カラーをまとった車両もありました。

廃車体
AR480

撮影:北海道(2018.7.22)

北紋バス 三菱AR480(1961年式)
AR480

撮影:北海道(2018.7.22)

天窓付の観光バス。昭和30年代の全国的な傾向ではありますが、北海道には特に天窓付観光バスの記録が多いように思います。
後面は2枚窓で、ルーバー状のエンジン通気孔を持つ車両。正面窓も2枚分割窓。正面下部にいかついウィンチがついていますが、これは廃車後につけたものでしょうか。この周辺で、何かに引っ張られて活用されていたんでしょうか。

廃車体
R480

撮影:北海道(2018.7.22)

北紋バス 三菱R480
R480

撮影:北海道(2018.7.22)

北紋バスの前ドア車。後面が2枚窓なので1963年頃までの車両ですが、正面窓が連続窓なのか分割窓なのかがよく分かりません。運転台横の窓の形状から、正面分割窓の時期だと思います。
後面のエンジン通気孔は、丸みのある形状で、呉羽ボディにはこの形状が多かったように思います。

廃車体
MR510

撮影:北海道(2022.6.10)

北紋バス 三菱MR510

手入れの行き届いた土地の真ん中に置かれた北紋バス。
呉羽ボディの短尺車で、前中折り戸。

廃車体
MR470

撮影:北海道(2018.7.22)

北紋バス 三菱MR470

北紋バスの前中折り戸のワンマンカー。正面ヒサシ付の呉羽ボディなので、1973〜75年式くらい。
東急カラーの観光バスとともに農家の敷地内に置かれていました。

廃車体
MP518M

撮影:北海道(2022.6.10)

北紋バス 三菱MP518M

メトロ窓の三菱車。ドア側は見えませんが、前ドア車だと思われます。

廃車体
B905N

撮影:北海道(2022.6.10)

北紋バス 三菱B905N

東急の観光バスカラーに塗られた北紋バス。東急からの移籍車でしょうか。

廃車体
RV550P

撮影:北海道(2018.7.22)

北紋バス 日野RV550P(1976年式)

東京急行から来た長尺の観光バス。側面最前部の窓が段落ちした当時のデラックス仕様で、赤とゴールドの東急貸切カラーのまま使用されています。
このカラーの譲渡車は東急グループ各社にありましたが、今ある場所と、一緒に置かれている路線バス廃車体から、北紋バスと推察しました。

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80s岩手県のバス“その頃”