バス廃車体全国版
近畿地方1(近鉄)
近畿日本鉄道とそのグループの廃車体です。本拠地は大阪府ですが、営業エリアが広いため、廃車体も中京地区などに多いようです。
廃車体

撮影:畦道ノスタルヂィ様(愛知県 2025.4.28)
日本高速自動車 日野RA100P(1964年式)

撮影:畦道ノスタルヂィ様(愛知県 2025.4.28)
名古屋〜大阪間の高速バスを運行していた日本高速自動車の高速バス専用車。
流線形で、サブエンジン冷房付の固定窓で、前面マスクは近畿車輌製との共通スタイルが見てとれますが、これは金産ボディ。前部の屋根に段差がありますが、これはセミデッカーのように車両を大きく見せるためなのか、この年次の車両のみの特徴のようです。
ちなみに、日本高速自動車は、近鉄を主体に南海、阪神の共同出資会社でしたが、後に近鉄系の名阪近鉄バスになった会社です。
廃車体

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2020.11.1)
近畿日本鉄道 日野RC100P

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2020.11.1)
高校の送迎バスになっていたという車両ですが、デラックスな観光仕様。おまけに側面に流雲形の塗り分けが見えるように、元近鉄のようです。前面のバンパーも独特で、近畿車輌製の高速バスを思わせる形状が見て取れます。
廃車体

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2022.4.3)
日野RC100P
民家の敷地内で輪切りになった廃車体。後ろ側が残っており、丸みのあるスタイルは、昭和40年前後の高速バスタイプ。川崎ボディの“オバQ”が有名ですが、これは側面のメトロ窓が斜めになっていないので“オバQ”ではなく、帝国ボディ。
型式は窓配置からの推定。近鉄には同型車がありました。
廃車体

撮影:畦道ノスタルヂィ様(本巣市 2012.11.18)
近畿日本鉄道 日野RC320P
金産ボディの観光タイプで、これも近鉄風の塗り分け線が見える気がします。
と書いていたところ、撮影者から、過去に近鉄の文字があったとの情報で、近鉄で確定です。
(撮影者によると撤去済み)
廃車体

撮影:山梨県(2021.4.24)
近鉄バス 日野KL-HU2PREA
国道脇に置かれたブルーリボンシティ。折り戸に元カラーが見えたので、近鉄と分かりました。
自動車販売店で何らかの目的で使われていたようですが、今はただ置かれています。