バス廃車体全国版

香川県2(小豆島)

四国は香川県、小豆島へ行ったときに見かけた廃車体です。
離れ島というと、謎の物体がゴロゴロしているのではという淡い期待がありましたが、実際は常識的な範囲内の物が、ごく普通にあるだけでした。
なお、型式・年式推定などには、OKMR crossingOKMRさんにご教示を頂きました。

廃車体
RC320P

撮影:内海町(2005.9.3)

小豆島バス 日野RC320P

金産車体の前ドア車。正面2枚ガラスで方向幕両脇にグリルのある独特の面構え。金産車体独特の深い屋根を相まって、よき時代の島内観光輸送を彷彿とさせます。
車体には「貸切」の文字がありますが、兼用車だったのか、方向幕には「寒霞渓」の文字が残ります。

廃車体
RC320P

撮影:土庄町(2005.9.3)

小豆島バス 日野RC320P(1973年式)

上の車両と同型車と思われる金産車体の貸切車。やはり兼用車と思われ、側面にも方向幕付。
リクライニングシートを車内に向かい合わせて会議ができるようになっていますが、最近ではあまり使われていない感じです。

廃車体
RC320P

撮影:土庄町(2005.9.3)

小豆島バス 日野RC320P(1972年式)

やはり金産車体のメトロ窓車ですが、非常口の幅が狭かったので、旧型のようです。
ライトベゼルが外れるなど、状態はほかのものに比べると良くありません。
なお、OKMRさんによるとこの方向幕両脇のグリルはスピーカーだそうです。出発案内やお客様の呼び出しをしていたそうで、面白いアイデアです。

廃車体
RE101P

撮影:内海町(2005.9.3)

小豆島バス 日野K-RE101P(1980年式)

大型方向幕のツーマン車という小豆島ならではの仕様。冷房はなく、側面の方向幕は腰板につきます。 この後小豆島バスは中型ワンマンカーによる代替を進めていくわけです。
香22か633である可能性が強いようです。
隣は下の写真の前後ドア車。

廃車体
RE101P

撮影:内海町(2005.9.3)

小豆島バス 日野K-RE101P(1980年式)

こちらはワンマンカーで、前後ドアで新造された車両。サブエンジン冷房がつき、エアサスになるなど、観光島の輸送に適した仕様に改善されています。
後ろにいるのも同じタイプと思われます。こんな風に似たような車両が整然と並べられていると、廃車になったばかりの留置に見えますが、もうだいぶ経っているはずです。
香22か629・658である可能性が強いようです。

廃車体
B806L

撮影:内海町(2005.9.3)

コトデンバス 三菱B806L

青い帯なので、高松バス引継ぎ車と思われるコトデンバス廃車体。ボディにカタカナ文字を消した跡があるので、小豆島では自家用バスとして使用されていたのかもしれません。
側窓の縦寸法が拡大された後の呉羽ボディなので、1975年式くらいでしょう。

廃車体
MR450

撮影:内海町(2005.9.3)

自家用 三菱MR450

土庄町のスクールバスの廃車体。ヒサシ付の呉羽車体で1973年式くらいでしょうか。フロントオーバーハングの長い最終形態のMRですが、まだバス窓です。
なお、型式は推定です。

廃車体
MP118M

撮影:土庄町(2005.9.3)

両備バス K-MP118M

ゲートボール場の休憩室になっていた廃車体ですが、本州の岡山からわざわざ運んできたもの。ちょうど欲しいときに地元で廃車が出なかったということでしょうか。

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80s岩手県のバス“その頃”