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灯火類

ボディ 自動車には複数の灯火類、つまりライトがついています。ライトは、前、横、後ろの複数個所に取り付けられ、照らしたり、運転者の意思を示したり、自らの存在を相手に示したり、様々な用途に使われます。これらには、法的に設置が義務づけられているもの(義務灯)と、設置しなくてもよいもの(任意灯)とがあります。また、形状や個数、色などについても様々ですが、その詳細が法律で定められていたり、定められていなかったりします。
また、メーカーやユーザーごとに、その有無や形状には違いがあり、導入時期によっても異なります。その理由は、事業者の考え方であったり、法律による規定であったりするわけです。そのため、その全容を理解することは困難を極めます。その反面、その車両の年式や生い立ちを知る手掛かりになる場合もあります。
ここでは、そんな灯火類の一例を並べてみます。
(注1) 


前部の灯火類

@標識灯
A車高灯(前部上側端灯)
Bウィンカー(方向指示器)・ハザードランプ(非常点滅表示灯)・パーキングランプ(駐車灯)・ポジションランプ(車幅灯)
腕木式
灯火式(矢形)
丸形
角形
五角形
角形取り付け式
車体工業会標準タイプ
Cヘッドランプ(前照灯)
前照灯はヘッドランプ、ヘッドライトなどと呼ばれるもので、進行方向を照射するための照明灯火です。
前面に左右対称の位置に2個(4灯式を含む)の設置が義務づけられています。走行用前照灯(いわゆるハイビーム)と擦れ違い用前照灯(いわゆるロービーム)の両方が必要です。

2灯
4灯
オーバル型ライト
縦型4灯
角型2灯
角型4灯
Dフォグランプ(前部霧灯)
フォグランプは、霧等により視界が制限されている場合、前方を照らす照度を増加させる灯火。白色か淡黄色です。
以前は、法的には補助前照灯というカテゴリーに含まれていました。補助前照灯には、フォグランプのほか、スポットランプ、補助ロービームランプなどが含まれていたようです。
Eコーナーリングランプ(側方照射灯)

側面の灯火類

@側面ウィンカー(補助方向指示器)
A路肩灯
B出入口照射灯
C(参考掲載)サイドリフレクター(側方反射器)

後部の灯火類

@標識灯
A車高灯(後部上側端灯)
Cテールランプ(尾灯)・ブレーキランプ(制動灯)・ウィンカー(方向指示器)・ハザードランプ(非常点滅表示灯)
後部には、夜間に後方に向けて車両の存在と幅を示すための尾灯、ブレーキ操作をしていることを後方の交通に示すための制動灯、そして方向指示器を、いずれも後面の両側に備えることが義務づけられています。これらを一体化したものが、リア・コンビネーション・ランプと呼ばれます。
その位置については時代により異なり、2016年時点では、尾灯の最外縁が車両の最外側から400mm以下とされています。

バス協テール
1969年以降
1990年代以降
三連式
Dバックランプ(後退灯)
Eリフレクター(後部反射器)
Fナンバー灯(番号灯)
(注1)
灯火類については、「道路運送車両法の保安基準」において名称と位置などが定められ、「保安基準の細目を定める告示」において色や個数などが定められています。
(注2)
以前は、道路運送車両法の保安基準の第48条の3に、「前面ガラス上方には、青紫色の灯火は設置できない。(一般乗合旅客自動車は除く)」という規定がありました。
(注3)
フォグランプとカーブランプが一体となったランプは、富士光器製作所の商品だったようです。ポンコツ屋赤木様によると、「カーブランプ・フォグランプ切り替え」スイッチにより、両ランプの同時点灯はできないようになっていたとのことです。

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