その後の廃車体

仙台市交通局

宮城県の仙台市交通局の廃車体です。

廃車体
TS0D

撮影:宮城県(2019.9.14)

仙台市交通局 いすゞTSD40(1966年式)
TS0D

撮影:宮城県(2019.9.14)

茂みの中に置かれたボンネットバスの廃車体です。物置代わりですが、意外に状態はいいようです。
車体は富士重工で、かつて岩手県北バスに譲渡された車両とよく似ています。
物置として払い下げられたときは、ボンネット部分が無駄なスペースなので、箱型バスに比べると「はずれ物件」だったとのこと。そのはずれ物件がよく生き残っていたものです。
(情報提供:伏見正浩様)

廃車体
R470

撮影:岩手県交通ファン様(仙台市 2016.4.18)

仙台市交通局 三菱R470
R470

撮影:岩手県交通ファン様(仙台市 2016.4.18)

山奥に置かれたツーマン車の廃車体。呉羽ボディで、正面が連続窓、後面が2枚窓なので1963〜64年式です。
窓下の帯は三方シートのツーマンカーを示す白色だったようですが、よく見るとその下から古いカラーが見えて来ています。車体裾には赤い波形が、正面には曲線の金太郎腹掛け塗り分けが、そして地色には黄色っぽい色が見えます。これは、神奈川中央交通のカラーデザインです。
前面の向かって右脇に51という番号が見えますが、これも神奈川中央交通時代の車番のようです。仙台市交通局が、1960年代末期に中古車を導入していたということが分かる1台です。

廃車体
BD35

撮影:菅原義人様(柴田郡 2005.4.23)

仙台市交通局 日野BD35
BD35

撮影:菅原義人様(柴田郡 2005.4.23)

日野のセンターアンダーフロアエンジン車。ツーマン専用シャーシながら車長の長いBDで、正面が連続窓になっているので1960〜63年式。BD34の可能性もありますが、中引き戸なので新らし目のBD35と推察しておきます。
ツーマン車でありながら中引き戸と言うのは、仙台市営にはその後も増備されていますが、これは中でも初期のものと思われます。

廃車体
BT51

撮影:海さん様(刈田郡 2006.5.14)

仙台市交通局 日野BT51
BT51

撮影:海さん様(刈田郡 2006.5.14)

仙台市交通局に多数在籍したセンターアンダーフロアエンジン車。後面から見るとエンジン通気孔がないため、リアエンジンバスでないことが分かります。また非常口も側面最後部にあります。
なお、ドア側は前中引き戸です。

廃車体(宮22か53)
R490

撮影:海さん様(黒川郡 2005.11.5)

仙台市交通局 三菱R490
R490

撮影:海さん様(黒川郡 2006.3.4)

呉羽車体の三菱車ですが、正面連続窓で後面2枚窓。1962〜64年頃の過渡期スタイル。
型式は、フレーム付だとR490、フレームレスだとMR490になります。
正面には方向幕の左に系統幕があり、中ドアが引き戸のワンマンカー。車内は赤色の一人掛けの前向き座席が並んでいます。よく見ると、側面の出入口表示窓が横長だったり、側面方向幕の位置が戸袋前だったりと、特徴があります。裾に赤色が見えますので、元神奈川中央交通だと思われます。
撮影者の調査により、当時の登録番号は宮22か53であることが分かりました。

廃車体
MR510

撮影:海さん様(白石市 2005.10.9)

仙台市交通局 三菱MR510
MR510

撮影:海さん様(白石市 2005.10.9)

仙台市交通局によくあった短尺のワンマンカー。後面も丸い呉羽ボディのMR510です。初期のワンマンカーは赤帯でした。

廃車体
MR520

撮影:一関市民様(石巻市 2010.1.1)

仙台市交通局 三菱MR520

短尺のワンマンカーで、後面が丸型から傾斜型に変わった頃の車両。このボディスタイルの変化と型式がMR510からMR520に変わったのが同時だったので、型式の見分けは容易です。

廃車体
HU235B

撮影:左党89号様(松島町 2008.10.5)

仙台市交通局 日野P-HU235B

真っ白に塗られていますが、元仙台市交通局の車両。白く塗られているにもかかわらず、ライトベゼルや窓周りの黒い部分はそのまま黒く残されています。

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