その後の廃車体

宮城交通6(観光タイプ)

宮城県仙台市に本社を置く宮城交通の廃車体です。宮城県にあるもの、岩手県にあるもの、及びその他の県にあるものをまとめて取り上げます。
ここでは、1970年に3社合併により宮城交通が成立してから購入された観光タイプの車両の廃車体をまとめます。譲受車もあります。

廃車体update
RC300P

撮影:幹アキいーろく様(宮城県 2024.4.6)

宮城交通 日野RC300P(1970年式)
RC300P

撮影:幹アキいーろく様(宮城県 2024.4.6)

RC300P

撮影:幹アキいーろく様(宮城県 2024.4.6)

貸切バスに引き戸の中ドアを増設し、路線バスに格下げをした車両。宮城交通ならではの改造車です。
この時代の宮城交通では、複数のシャーシに富士重工ボディを架装していましたが、これは日野車。前面のウィングマークやリアのバッジも残されています。
少年野球の倉庫として使用されていたため、一部のガラスが割れています。

廃車体update
CSA650

撮影:畦道ノスタルヂィ様(福島県 2022.8.12)

宮城交通 いすゞK-CSA650

宮城交通では珍しい青色系カラーの貸切バス。
ハイデッカーⅠ型で、側面が固定窓なので補助席のないハイグレード車のようです。
ヤギと仲良く暮らしていました。
型式は推定です。

廃車体(宮22か1404)
BH20P

撮影:岩手県交通ファン様(村田町 2017.1.3)

宮城交通 いすゞBH20P(1970年式)
BH20P

撮影:岩手県交通ファン様(村田町 2017.1.3)

集会所として使われている「オバQ」の廃車体ですが、使用されているだけあって好コンディション。オバQ好きにはたまらない1台です。
赤色に塗られた形跡がありますので、恐らく元宮城交通。ただし、宮城交通のオリジナルのオバQは、元宮城バスの日野車のみですので、この車両は譲受車と思われます。登録番号から、1979年頃に宮城ナンバーで登録されたものと思われます。
型式、年式は、撮影者の実地調査によります。登録番号は山本様からご教示いただきました。

廃車体(宮22か965)
B805L

撮影:岩手県交通ファン様(村田町 2017.1.3)

宮城交通 三菱B805L(1976年式)
B805L

撮影:岩手県交通ファン様(村田町 2017.1.3)

宮城交通の観光バスの廃車体。ガラスが1枚割れているほかは非常にきれいな状態です。
側面には「宮城交通観光」と書かれ、正面の社名表示窓にも「宮城交通」と書かれているので、貸切バスのまま廃車になった模様です。
登録番号は撮影者の調査によります。型式・年式は山本様からご教示いただきました。

廃車体
B906N

撮影:海さん様(栗原市 2006.1.14)

宮城交通 三菱B906N
B906N

撮影:海さん様(栗原市 2006.1.14)

三菱ボディの貸切車で、型式は推定です。
車体には貸切の表示があり、最後まで貸切車として使用されていたようです。

廃車体
4RA105

撮影:海さん様(蔵王町 2005.10.9)

宮城交通 日産デ4RA105(1971年式)

宮城交通のメトロ窓車ですが、路線バス格下げの際に引き戸を新設しています。

廃車体
BU20KP

撮影:teru様(大崎市 2014.6.6)

宮城交通 いすゞBU20KP(1977年式)

公園の鉄棒やブランコの後ろに置かれている宮城交通。
観光タイプのボディですが、エンジン通気孔の形状から路線シャーシであることが分かります。観光バスならCRAになっている時代ですが、路線バスシャーシだとBUになります。
山本様によると、元日立電鉄だそうです(注1)

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」と言う趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
(注1) 山本様によると、この車両は元日立電鉄で、宮城交通では古川営業所に配置されていたそうです。日立電鉄からは、4台(宮22か2004,2005,2134,2153)が登録され、後半2両が高速バスに改造され、前半2両は貸切のまま残ったとのこと。この廃車体は貸切のまま廃車になっていますので、2004,2005のどちらかとのことです。
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80s岩手県のバス“その頃”