その後の廃車体
宮城交通2(元宮城バス)
宮城県仙台市に本社を置く宮城交通の廃車体です。宮城県にあるもの、岩手県にあるもの、及びその他の県にあるものをまとめて取り上げます。ここでは宮城交通の前身3社のうち宮城バスの所属車両だったと思われるものをまとめます。宮城バスは1964年に仙北鉄道が旧宮城バスを合併した会社で、1970年に宮城交通に合併されました。
廃車体
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撮影:一関市民様(花泉町 2004.9.4)
宮城交通 日野RB10
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撮影:一関市民様(花泉町 2004.9.4)
元宮城バスのツーマン車の廃車体。側面に「交通」の文字がうっすらと見えますので,宮城交通に引き継がれてからの廃車です。
帝国ボディのRB10の中では初期の後部が丸いスタイルです。1961〜63年式です。
以前は公民館として使用されていたようですが,いまではガラスが外れるなど,いつ処分されてもおかしくない状態です。
廃車体
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撮影:海さん様(仙台市 2006.6.18)
宮城交通 日野RB10
元宮城バス。金産ボディ丸型で、前ドアは増設でしょうか。側面方向幕は中ドア次位にあります。
廃車体(宮2く2369)
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撮影:一関市民様(前沢町 2003.10.25)
宮城交通 日野RM100
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撮影:一関市民様(前沢町 2003.10.25)
元宮城バスの廃車体。中型バスの草分けである日野RM100です。この型式の製造期間は1963〜70年。宮城交通に引き継がれてから廃車になったものと思われます。
RM100には前ドアタイプが多いのですが,この車両は中ドア車。また,正面窓上にアンダーミラーがあるのが珍しい仕様です
廃車体
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撮影:海さん様(栗原市 2005.11.14)
宮城交通 日野RE100(1969年式)
元宮城バス。金産ボディの前ドア増設車です。増設された前ドアの丈が少し低いように見えますが、窓の形などはオリジナルの金産ボディとよく似ています。
廃車体
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撮影:海さん様(利府町 2005.9.22)
宮城交通 日産デ4R110
元宮城バスのカラーで残る中ドア引き戸の長尺ツーマン車。宮城バスにはこのような長尺車があり、ツーマン時代から輸送量が旺盛だったことが分かります。一連のこのシリーズには中ドア4枚折り戸車もありました。
廃車体
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撮影:海さん様(栗原市 2005.8.14)
宮城交通 いすゞBU05P
元宮城バスの廃車体。下の車両と同タイプの中ドア増設車ですが、こちらのほうがコンディションがよさそうです。正面の宮城バスの社紋や「ワンマン」看板が残っています。
中ドア横の方向幕部分のでっぱりが、改造車であることを物語ります。
廃車体
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撮影:一関市民様(築館町 2004.9.5)
宮城交通 いすゞBU05P(1967年式)
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撮影:一関市民様(築館町 2004.9.5)
元宮城バスの廃車体。元々はエアサスの前ドア車でしたが,中ドアを増設してワンマンカーになったようです。側面方向幕は前ドアと中ドアの2か所にあります。
テールランプは元々は下の方にあったものを移設していますが,もとの痕跡がよく残っています。
(撮影者によると、2009年12月現在撤去済み)
廃車体
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撮影:終点横川目様(大崎市 2008.6.21)
宮城交通 いすゞBU05(1969年式)
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撮影:終点横川目様(大崎市 2008.6.21)
やはり宮城バスカラーの廃車体。スクラップ工場に運ばれてきたところだという事です。多分、どこかで長い間放置されていたものでしょう。これから解体されてしまいます。
宮城バスによくある中ドア増設車で、方向幕の移設痕もあります。
今までどこにあったのかは分かりませんが、このようにバス廃車体は日々数を減らしています。
廃車体
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撮影:海さん様(白石市 2005.10.9)
宮城交通 三菱R480
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撮影:海さん様(白石市 2005.10.9)
運転席横の窓の形から、1960年代前半の呉羽ボディと思われます。多分正面窓は2枚分割窓。側面の窓の数からR480だと推察します。
全体が黄色に塗られてしまっていますが、窓周辺に赤色が残ることから、元宮城バスだと思います。
廃車体
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撮影:左党89号様(津谷営業所 2006.12.3)
宮城交通 日野RB10P
金産ボディの観光タイプ。登場当時はデラックスな貸切バスだったと思われます。譲受車なのか前身会社からの引継ぎ車なのかは分かりませんが、前面にメーカーエンブレムがない点が気になります。とりあえず元宮城バスのところにまとめます。
自社営業所内(現在宮交気仙沼バス)にあるため、状態も悪くありません。
(撮影者によると、2008年10月現在撤去済み)
廃車体
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撮影:菅原義人様(仙台市 2005.4.23)
塩竈交通 トヨタBM(1948年式)
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撮影:菅原義人様(仙台市 2005.4.23)
富士重工T5型ボディのキャブオーバー車。東武博物館保存車とよく似ていますが、非常口は後面にあります。廃車体としてもここまで完全な形を保っているのは奇跡です。
どうやらこの車両、1948年にボンネットバスとして新造された後、1953年に富士重工(当時富士自動車工業)でキャブオーバーボディに更新された模様です。
(2005年8月、保存のため撤去されました)
(注1)
廃車体
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撮影:むっく様(宮城県 2007.7.22)
宮城バス 三菱R23(1955年式)
かなり貴重な廃車体です。三菱が送り出した縦置きエンジンのリアエンジンバスで、R2シリーズと呼ばれます。最後部窓がルーバー状になっていますが、ここがエンジンルームです。
ボディはこれに合わせて製造された新三菱のK2型と呼ばれるもの。流線形で、Rのある側窓、3本のリブ、方向幕を含んだ横長の明かり窓など、優雅なボディです。
車内の表記から元は宮城バスとのこと。年式から考えて、宮城バスの前身の会社が購入した車両だと思われます。
(2008年3月、保存のため撤去されました)