その後の廃車体(青森県)

国鉄バス

青森県にある国鉄バスの廃車体です。
青森県は、岩手県と同じ東北自動車部に所属し、日野車といすゞ車が中心でした。青森営業所には十和田北線があり、観光タイプが多く配置されていたのも特徴です。

廃車体
BR351

撮影:左党89号様(青森県 2006.5.4)

日本国有鉄道 いすゞBR351(1962年式)
BR351

撮影:左党89号様(青森県 2006.5.4)

国鉄バス旧塗装の廃車体で、富士重工R11ボディ。車番は421-2020と言うことなので1962年製。
後のBA30と同じサイズですが、年式から言ってこの型式だと思います。側面最後部の窓が大きいのはいすゞ車ではこの長さの車両くらいで珍しい存在です。

廃車体
BU10

撮影:左党89号様(青森県 2006.5.4)

日本国有鉄道 いすゞBU10(1967年式)

富士重工R13ボディのツーマン車。部分的に見えている正面方向幕の位置から、系統幕付であることがわかります。側面の方向幕は車掌台窓の下にあります。
いすゞBU10は、このボディの場合中ドア後ろの側窓の間に窓柱があるので型式が分かります。
車番は531-7029

廃車体
BU10

撮影:左党89号様(青森県 2006.5.3)

日本国有鉄道 いすゞBU10

川崎ボディの前中折り戸の路線車です。1973〜77年式と思われます。撮影者によると、「むつ市」の記載のある広告看板が残されていたので最終配置は大湊であろうとのことです。

廃車体
BU10

撮影:九舟様(青森県 2014)

日本国有鉄道 いすゞBU10(1973年式)
BU10

撮影:九舟様(青森県 2014)

国鉄の表記が残る廃車体で、場所柄大湊営業所に配置されていた車両だと思われます。
前中折り戸のワンマンカーで、国鉄バスにはよくあった帝国ボディのいすゞ車。車番は531-3002です。最初から青森県内に配置された車両です。
倉庫として現役のようです。

廃車体
HT235BA

撮影:左党89号様(青森県 2004.4.18)

JRバス東北 日野P-HT235BA(1986年式)

JRバス東北が1997年に神奈川中央交通より譲受した長尺車の廃車体。正面の表示小窓をふさいでいるので、一見すると譲受車には見えません。私が知っている国鉄バス→JRバスには譲受車はいなかったので、そのせいだけかも知れませんが。
撮影者によると車番は527-6401R7527-6402R7のどちらかだそうです。末尾のR7はリニューアルの年度(つまり譲受した年)を示すそうです。
(注1)

廃車体
RC721P

撮影:左党89号様(青森市 2006.5.3)

JRバス東北 日野K-RC721P(1981年式)

日野の高出力路線車の廃車体。車番が647-1902と言うことですので、特急「白樺号」用に投入された冷房、ビデオTV付のデラックスタイプです。
JRになってから高速バスカラーに塗り替えられましたが、モノコックボディなので窓周りが黒く塗られて体裁を整えていました。この塗り方は車両によって違いがあったものです。
撮影者によると、最終配置は青森支店だったそうです。

注意事項
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(注1)
「廃バス探索隊」(閉鎖)には、この廃車体と同じと思われるものが527-6401R7であると書かれています。
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