1970年代奥の細道

宮城交通8(元仙南交通・・・いすゞ)

板橋不二男様から頂いた1970年代撮影の宮城交通の写真を掲載します。
ここでは、元仙南交通のいすゞ車を紹介します。
仙南交通は宮城県南部を営業エリアとする事業者でした。1959(昭和34)年に仙南交通自動車と秋保電気鉄道が合併して成立した会社です。秋保電気鉄道から引き継いだ鉄道事業は1961年に廃止しています。
仙南交通は青系のカラーデザインで、3桁の登録番号が与えられています。この時期には、宮2く300〜500番台が存在していました。

宮2く407
宮2く407

撮影:板橋不二男様(丸森営業所 1977)

宮城交通 いすゞBA741(1966年式)

古めのツーマン車ですが、宮城交通カラーに塗り替えられています。この辺の塗り替え基準は何だったのでしょう。
方向幕は「高木経由水沼」。

宮2く437
宮2く437

撮影:板橋不二男様(南仙台営業所 1977.5.7)

宮城交通 いすゞBA20(1967年式)

仙南交通カラーの短尺ワンマンカー。
腰板の赤と黄色のラインが、ワンマンカーを示すそうです。
向かって右側のバックミラーの後ろ側がトラ柄の警戒塗装になっています。

宮2く439
宮2く439

撮影:板橋不二男様(南仙台営業所 1977.5.7)

宮城交通 いすゞBA20(1967年式)

同型車。
南仙台営業所は、丸森営業所とともに、元々仙南交通の営業所でした。
正面の行き先表示は「滝沢寺」。

宮2く443
宮2く443

撮影:板橋不二男様(南仙台営業所 1977.5.7)

宮城交通 いすゞBA20(1967年式)

同型車。側面に仙南交通の社紋が残ります。
側面には、前ドア次位の窓の中と、中ドア上の2ヵ所に方向幕があり、前乗り、中乗りどちらにも対応できる仕様で作られたようです。この時点ではツーマンとして使用しています。
方向幕は「長町ターミナル」、営業所シールは「南」となっています。

宮2く462
宮2く462

撮影:板橋不二男様(丸森営業所 1977)

宮城交通 いすゞBU10P(1968年式)

宮城交通カラーの貸切車。この時は乗合に格下げされています。
下の車両と比べてみて、正面の標識灯が撤去されているのが相違点です。

宮2く463
宮2く463

撮影:板橋不二男様(丸森営業所 1977)

宮城交通 いすゞBU10P(1968年式)

同型車。
仙南交通のいすゞ車は、純正ボディといえる川崎ボディだったようです。

宮2く464
宮2く464

撮影:板橋不二男様(丸森営業所 1977)

宮城交通 いすゞBU10P(1968年式)

続き番号ながら仙南交通カラー。「宮城交通」の社名は、旧社名の上にシールで貼られているようです。
車内にはセパレートのハイバックシートが並んでいます。
方向幕は「梁川」。

宮2く504
宮2く504

撮影:板橋不二男様(南仙台営業所 1977.5.7)

宮城交通 いすゞBA20(1969年式)

1969年式のワンマンカーは、前ドア次位の方向幕がHゴム支持に変わりましたが、依然中ドア上にも方向幕があるワンツーマン兼用仕様です。
車内には、ローバックの1人掛けシートが見えます。
方向幕は「ひより台太白台地経由山田自由ヶ丘」。

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80s岩手県のバス“その頃”