−− 2011.10.24 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2011.11.03 改訂
<11.10.21−05:35|大阪市>下は馭者座の五角星です。馭者座の撮影は非常に草臥れます。何故かと言えば馭者座は中天、つまり頭上の真上に見える星座なので三脚に設置したカメラを真上に向けるのは当たり前の話ですが、このカメラのファインダーを覗く為には暗い夜空の下で三脚の間に入り込みカメラの下から頸を真上に向けねば為らず、足と首が痛く成るからです。
まぁ、真面目に撮影しようとすれば大変ですが、カメラを正確に真上に向けた事を正面と左右から確認すれば星座全体は広角(←私のデジカメでは27mm相当)で撮るのでファインダーを覗かくてもシャッターを押せば撮れます。
<11.10.21−05:37|大阪市>左下は首星カペラ(Capella)とその周辺の星です。
左の写真の中央上部の菱形の星の拡大が右上の写真です。ご覧の様に綺麗な色をして居ます。
<11.10.21−05:40|大阪市>下もカペラですが、今度は更にカペラを最大倍率18倍で撮影。前述の様に馭者座全体はカメラを真上に向ければ撮れますが、首星カペラをズームで撮るには本当に真下からファインダーを覗き乍らカメラの角度を微調整しピントを合わせる必要が有りますので、非常に大変な作業です。下の写真は首を痛くした成果です。
カペラの右側に小さな柄杓形の星の並び(=北斗七星形の並び)が見えて居ますが、これがカペラ近傍の特徴点です。
下は上の写真のカペラの拡大(原寸大)です。カペラは伴星を伴う連星ですが、実視では識別出来ない分光連星との事です。
<11.11.01−03:54|大阪市>下は馭者座と周辺の星座です。これを見ると馭者座の馭者は牡牛座の牛を御してるんですね、つまり牛車(ぎっしゃ)という訳です。
他に周辺にはペルセウス座やオリオン座や双子座が在ります。
(1)基本データ
●馭者座(ぎょしゃざ、Auriga[ラ])は、冬に天頂付近に見える星座。牡牛座の角(つの)の左上に在る。1等星カペラを始め5つの星で五角形を作る。午後8時の子午線通過(南中)は2月中旬。五角星。五つ星。略符Aur。
●カペラ(Capella[ラ])は、(ラテン語で「雌ヤギ」の意)馭者座のα星。黄色の1等星で、距離40光年。周期約104日の分光連星である。能登星。
●関連リンク
@参照ページ(Reference-Page):星や星座の専門用語集▼
資料−天文用語集(Glossary of Astronomy)
@補完ページ(Complementary):馭者座に御される牡牛座▼
写真−牡牛座(PHOTO - Taurus, Japan)
オリオン座▼
写真−オリオン座(PHOTO - Orion constellation, Japan)
双子座▼
写真−双子座(PHOTO - Gemini, Japan)