絞り値のこと。レンズ焦点距離をその有効口径で割った数値であり、口径比の逆数となる。レンズの明るさはF値の二乗に反比例することになる。カタログにあるレンズのF値は開放絞り値を表し、数値が小さいほど明るいレンズである。レンズに表示してあるFナンバーの系列は、1を基準に√2を公比とした等比数列であり、明るいほうから、1.0、1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16、22、32。写真のデータでの「F値」は実際に撮影したときの絞りの値であり、小文字の「f」で表示されることもある。