そのレンズが持っている最小のF値(最大の明るさ)のこと。「F2.8」または「1:2.8」のように表記する。同じ焦点距離のレンズなら、前面レンズの口径が大きいほど光がたくさん入るので、その分明るいということになる(F値の数字は小さくなる)。F値が小さいと被写界深度を浅くできるので、バックを大きくぼかし主要被写体を浮き上がらすことが可能であり、また暗い場所でも比較的速いシャッタースピードを使える。なお、「F2.8-4」というように表記されている場合は、ズームレンズによる焦点距離移動によって、開放絞り値がF2.8からF4までに変化するという意味。