いろんな処ぶらりんこ  七夕編


 この話は「幕末ぶらりんこ・歳三最期の地の五稜郭」の続きです。                 幕末ぶらりんこ・七夕編へ


 函館・小樽 (散策日 7月10・11日)

五稜郭タワーからタクシーで創業明治12年、天皇陛下も立ち寄られたという函館の老舗「五島軒本店」へ行きました。 五島軒は作家船山馨氏の小説「蘆火野」の舞台にもなったお店です。店内は船山氏に関する資料を資料館として展示していました。 フライやカレーなど昔から名物になっているメニューがセットになったものを注文、さすがにカレーは全国的に有名な五島軒の「看板メニュー」、美味しかったです。 あと、気がついたことなのですがロビーに彫刻家舟越保武・桂親子の彫像がやたらとたくさん置いてあって、「どうして?」と思ったんですが、マネージャーの方に聞いてみると保武夫人と五島軒会長夫人が姉妹でいらっしゃるんだそうです。「ああ、それで・・。」と納得。 それにしても「ロビーに置いたある舟越作品だけで1000万はするんじゃないか・・。」などと自分とはまったく関係ないのにそろばんをはじく私でありました。(哀れ・・)


函館・五島軒本店 五島軒ロビー



昼食後外へ出ると、すっごい雨・・。 市電の走る道に出ました。五島軒のある場所は高台の中腹という感じの場所。とにかく函館は坂が多いんです。そして目指すは弁天台場跡。市電に乗りたくても市電は来ない。タクシーをさがせどタクシーも来ない。(涙) しかたなしに雨の降りしきる中、弁天台場跡地である函館どっくまで歩いて行きました。その途中、市立函館博物館郷土資料館である旧金森洋品店の建物を外から見学。もう雨でビチョビチョ。中に入って見学しようという考えはどういうわけだかまったく浮かびませんでした。(今思えば見学すればよかった〜。後悔) この後、「幕末ぶらりんこ」関係の史跡をまわります。あまりに雨がひどいので歩く事を放棄。タクシーに乗り、最後函館駅まで連れて行ってもらうことにしました。途中旧函館区公会堂(重要文化財)を見学。 天気がよければこの元町に点在する異国情緒たっぷりの建物すべてを見学したかったです。ああ、台風が憎い。(涙)


旧金森洋品店(現・函館市博物館郷土資料館) 旧函館区公会堂



 話は「幕末ぶらりんこ・弁天台場から碧血碑まで」へと続きます。                  幕末ぶらりんこ・七夕編